PUMASは退場者を出しながらも、クルブ・ネカクサに対してドローを拾う
元PUMASのダビド・カブレラがフリーキックで先制するも、ファン・ディネンノが値千金のゴールを挙げ、勝ち点1を拾う
第10節まで無敗だったPUMASは、順位表の最下位チーム相手によもや2連敗をするかと思われた。クルブ・ネカクサ相手にダビド・カブレラがフリーキックで先制されたが、ファン・ディネンノが同点ゴールを決め、オリンピック・スタジアムにおいてPUMASが勝ち点1を拾った。
前半から優勢だったクルブ・ネカクサは3分、フェルナンド・アルセがファーサイドポストからヘディングシュートを放ったが、ゴールマウスの近くで失敗した。PUMASが窮地に陥ったのは前半14分、ペナルティーエリア付近でファビオ・アルバレスがクラウディオ・バエサを後ろからスライディングタックルで倒した瞬間であった。
主審:フェルナンド・ゲレロは迷いなくレッドカードを提示し、クルブ・ネカクサのフリーキックを宣告。ダビド・カブレラが左足で蹴ったボールは、ゴールの左上隅に押し込まれた。試合の流れはクルブ・ネカクサに傾き、PUMASは数的不利と同時に精神的にも追い込まれた。前半21分、アレハンドロ・センデハスがペナルティーエリアへセンタリングしたボールは、前節2枚のイエローカードで退場処分を受けたアルフレード・タラベラに代わって出場したフリオ・ゴンサレスが、これをよく抑えた。
前半35分、マルティン・バラガンが自陣から抜け出しあわやクルブ・ネカクサが追加点を挙げようかと思われたが、これはオフサイドの判定となった。PUMASは得点チャンスを作り試合の流れを変えようと試みたが、力強さに欠けゴールを挙げることなくハーフタイムを迎えた。後半に入ってホセ・グアダルーペ監督が最初の交代カードを切ったのは、前半にイエローカードを受けたフェルナンド・アルセを下げ、ラウール・サンドバルを投入した際であった。PUMASが反撃の狼煙を上げたのは後半10分、アレハンドロ・マヨルガが強烈なシュートを放ち相手ゴールキーパー:ルイス・マラゴンが辛くもコーナーキックへ逃れた。これに対して、クルブ・ネカクサはイデケル・ドミンゲスがあわや追加点というシュートで応戦した。
後半19分PUMASがそれまで必要であった力強さを取り戻しようやく同点に追いついたのは、リバウンドボールを利用して、今シーズン通算8得点目を挙げた瞬間であった。この得点が勇気を与え、さらに逆転を狙うきっかえとさえなった。残り10分には、再びファン・ディネンノがクルブ・ネカクサゴールを脅かすシュートを放ったが、これはルイス・マラゴンの守るゴールマウス上を超えていった。
この試合の結果、PUMASはこのドローで勝ち点23に到達。対するクルブ・ネカクサは、勝ち点9で引き続き最下位にとどまった。