Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

2022年7月13日開催 親善試合 UNAM 1-1 RC Celta de Vigo

 

PUMASがオリンピック・スタジアムにおいて行なわれた親善試合で、セルタ・デ・ビゴと引き分ける

 

 

PUMASは引き続きリードしている状況で試合をコントロールできず、セルタ・デ・ビゴが同点に追い付く

 

 

PUMASはまだ勝利を挙げられず、土砂降り雨のもとオリンピック・スタジアムにおいて行われた対セルタ・デ・ビゴ戦で3試合連続で引き分けた。PUMASの得点者はジオゴ・デ・オリヴェイラ、セルタ・デ・ビゴはイアゴ・アスパスが前半のアディショナルタイムに同点弾を決めた。

 

 

このドローで、PUMASは今週の日曜日に行なわれるメキシコサッカー1部リーグの前期第3節・対クルブ・ネカクサ戦に向けて準備は整い、セルタ・デ・ビゴは引き続き米国で行なわれるプレシーズンマッチを行なう。PUMASの新たなアイドル:ジオゴール(ジオゴ・デ・オリヴェイラ)は、その名に違わぬパフォーマンスで彼の高い身長を武器に、ゴール前の競り合いを容易に制し、相手ゴールキーパー:ルベン・ブランコ目掛けて強烈なヘディングシュートで先制した。

 

 

ボールがゴールネットに突き刺さってから、オリンピック・スタジアムは詰めかけた12,000人のサポーターから、「オーレオレオレオレー! ジオゴ、ジオゴ!(「ジオゴ、いいぞ!」「ジオゴ、いけ!」「ジオゴ、うまいぞ!」)」の大合唱となった。彼はその献身さとジャージに対する愛情とで、一躍ジオゴールという名のアイドルに変身したのであった。

 

 

チームはアンドレス・リリーニ監督の指示のもと、リードを拡げるべくゴール前へ殺到し、2度の得点チャンスを作った。ジオゴ・デ・オリヴェイラは、もう少しで2得点を決めるところだった。エドゥアルド・サルビオからのスルーパスを受け、ヘディングシュートを放ったが、ボールは惜しくもゴールポストへ直撃。その後、ルベン・ブランコが素晴らしいリアクションでパンチングで防いだ。PUMASは再び相手ゴールへ向かって押し掛けたが、相手ディフェンダーらがこれを阻止して、リバウンドの応酬の後で危険な状況から抜け出した。

 

 

欧州スペインからようやく試合前日の夜8時半にメキシコシティへ到着したセルタ・デ・ビゴは、長く複雑な旅程を終えた後に手ぶらで帰るつもりは無かった。チームの得点王であるイアゴ・アスパスは、オリンピック・スタジアムのような歴史的な場所で何とか同点弾を決めたことを誇りに思うだろう。試合の主審:フェルナンド・ゲレロが前半終了の笛を吹く数秒前に、ミゲル・バエサからファーポストへ素晴らしいクロスを、ゴールキーパー:フリオ・ゴンザレスが守るゴールへヘディングシュートで同点とした。

 

 

PUMASは3試合連続ドローだけは避けたいと考えていたが、前半はボールを支配したセルタ・デ・ビゴが、後半に入って長旅の疲れや標高の高いメキシコシティにおける試合でペースダウン。引いて守りに入った。エドゥアルド・サルビオやファン・ディネンノによる全てのセンタリングやシュートをことごとく阻止し、鋭いヘディングシュートはゴールポストへ直撃。天を仰いだのであった。

 

 

アンドレス・リリーニ監督はヒル・アルカラらのベンチメンバーを途中交代で起用して、この親善試合の場を有効に活用した。そして、その期待に違わぬパフォーマンスを各選手たちがピッチで見せた。試合の終盤になって、ファン・ディネンノは何度か勝ち越し弾を決めるチャンスを得たが、相手ゴールの後ろに配置されていた広告塔にぶつけるような、普段では見られないミスを犯したのであった。