Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ 2022年グリッタ後期 第15節 Atlético San Luis 2-0 UNAM

 

PUMASはアトレティコ・サン・ルイスに敗れ、レペチャヘ(敗者復活戦)進出が複雑に

 

 

PUMASは4試合連続で生きるか死ぬかの試合が待っているので、メキシコサッカー1部リーグとCONCACAFチャンピオンズリーグの2つの目標を達成することは不可能のように見える

 

 

PUMASは、アルフォンソ・ラストラス・スタジアムでアトレティコ・サン・ルイスに2-0で敗れた後、レペチャヘ進出切符獲得が厳しくなった。アトレティコ・サン・ルイスが勝ち点20で総合順位表の第9位へ上昇し、PUMASは勝ち点19のまま第10位。他の試合結果次第では、第12位にまで後退する可能性があるからである。

 

 

アトレティコ・サン・ルイスの得点は、前半13分サンティアゴ・トリゴスによるペナルティーエリア内におけるハンドの判定でヘルマン・ベルテラメがペナルティーキックで先制、さらには後半26分にルイス・フェルナンド・レオンがPUMAS守備陣の集中力不足に付け込んで、ヘディングシュートを決めた。

 

 

PUMASにとって、今シーズンの締め括りは複雑な見通しだ。この敗戦後、週末にはCDグアダラハラのアクロン・スタジアムをアウェーで訪れ、翌週の火曜日にはにはオリンピック・スタジアムでCONCACAFチャンピオンズリーグ決勝1stレグでシアトル・サウンダーズFCを迎え撃ち、週末にはホームゲームで最終節のCFパチューカ戦。最終的にはCONCACAFチャンピオンズリーグ決勝2ndレグを翌週の火曜日にシアトル・サウンダーズFCをアウェーで訪れる予定だからだ。

 

 

アトレティコ・サン・ルイスは、このままの順位ではレペチャヘ進出が厳しい状況であると分かっていたので、アルフォンソ・ラストラス・スタジアムにおいてPUMASを倒す準備万端で、ピッチへ繰り出した。よって前半早々から先制する気満々で、敵陣へ殺到。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のレビューによって、サンティアゴ・トリゴスのハンドでペナルティーキックを獲得。これを昨シーズンの得点王争いを演じた、ヘルマン・ベルテラメが冷静に決めて、1-0とした。

 

 

この得点の後PUMASは同点に追い付こうとしたが、アトレティコ・サン・ルイスのゴールキーパー:マルセロ・アルベルト・バロベロが、ファビオ・アルバレスのミドルシュートに反応、ゴールから掻き出した。守備陣もまた良く守り、ワシントン・コロソやジオゴ・デ・オリヴェイラのサイドからの攻撃に対して冷静に対応した。

 

 

後半開始からアラン・モソ、ジョゼ・ロジェーリオ、レオネル・ロペスらがベンチから途中出場したため、PUMASは攻撃に積極的になったが、マルセロ・バロベロの好守に阻まれた。アトレティコ・サン・ルイスもまた追加点のチャンスに恵まれたが、ヘルマン・ベルテラメが肝心なフィニッシュの精度を欠いた。

 

 

数分後にはアトレティコ・サン・ルイスがPUMASによるマンマークの甘さに付け込んで、追加点を挙げた。ルベンス・サンブエサによるコーナーキックから、ディフェンダーのルイス・フェルナンド・レオンがヘディングシュート。これにはゴールキーパー:フリオ・ゴンザレスも成す術が無かった。最後の数分でPUMASはとにかく同点にしようとしたが、彼らにはもう既に他の試合で見せたような闘志もスピリッツも無く、傷心のままメキシコシティへの帰途に着いた。