激戦となった試合は、前半グスタボ・デル・プレーテのゴールで先制し、PUMASにとって良い試合となったが、後半終了間際にネイサン・シルバのオウンゴールで最終的な結果が決まった。
良かった点:チームが攻撃を開始すると、前線は危険で前線にいる選手たちが生み出す個人技は非常に優れており、守備はほとんどの場合堅実に見え、アントニオ・モハメド監督は試合の要求に応じて変化を起こす方法を知っている。
悪かった点:空中戦で苦戦を強いられ続けており、アドリアン・アルドレテのいる左サイドが通り道になっている、彼がいくつかの良いインターセプトをしたのは事実だが、ゴールはそのサイドから生まれた。エドゥワルド・サルビオも今日はあまり出来が良くなかった。非常に苦戦を強いられ、そのためにチームは一人選手が少ない状態でプレーをしているように見えた。
2023年前期ステージ第3節におけるPUMASの対戦相手は、CFパチューカでした。2022年前期ステージリーグ優勝を飾り、昨シーズンの2023年後期ステージ・レペチャヘ(敗者復活戦)に総合順位表第5位で進出、第13位であったサントス・ラグーナをホームで迎え撃ったが、90分間で決着が付かず、ペナルティーキック合戦で2-4と番狂わせ。続くCONCACAFチャンピオンズリーグ・ラウンド16では、対FCモタグア(ホンジュラス)にスコア合計1-1(アウェーゴール差)で敗れ、さらにはカンペオン・デ・カンペオーネス(2023年後期ステージ王者対前期ステージ王者決定戦)で対UANLティグレス戦を1-2で敗れるなど、完全にらしさを失っている印象。
加えて今シーズンは、開幕節アウェーゲームの対マサトランFC戦は1-1のドローであったが、前節同じくアウェーゲームの対クラブ・レオン戦では0-4と完敗を喫しています。その主な理由が昨シーズンの主力選手たち6名が移籍、新補強選手3名が加入したものの、当然ながら未だチームにフィットしていない点。さらには鉄壁を誇っていたディフェンスラインからメキシコ代表サイドバックやセンターバックが抜けてしまい、ガタガタになっている関係で失点が目立つことも挙げられます。
今回はアウェーゲームであるため、イダルゴ州パチューカにあるイダルゴ・スタジアムで試合が行われましたが、この後メキシコサッカー1部リーグは2023年CONCACAFリーグスカップ(LeaguesCup2023)開催のため、およそ1ヵ月間のリーグ中断となります。7月22日(土)対CFモントリオール戦(カナダ・ケベック州モントリオール市)や7月30日(日)対D.C.ユナイテッド戦(米国・ワシントンD.C.)への遠征を事前に検討しましたが、予想以上に飛行機代が高かった(季節要因=夏休みシーズン)ので、今回は見送ることにしました。