Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ 2023年前期ステージ 第3節 Pachuca 1-1 UNAM

 

PUMASとCFパチューカは苦いドローと共に、リーグ戦にひと時の別れを告げる

 

 

PUMASはネイサン・シルバによるオウンゴールで勝ち点3を逃す


PUMASはイダルゴ・スタジアムのピッチで行われた、2度のゴール無効判定があった対CFパチューカ戦を1-1で引き分け、今シーズン無敗を維持している。得点者はグスタボ・デル・プレテ(前半21分)とネイサン・シルバ(前半44分、オウンゴール)。PUMASとCFパチューカはこのドローによりメキシコサッカー1部リーグにひと時の別れを告げ、PUMASは7月22日(土)に行われるリーグスカップグループリーグ予選対CFモントリオール戦、CFパチューカは7月23日(日)に行われる親善試合、対レアル・オビエドSAD=スペイン2部リーグ(1昨シーズンにメキシコサッカー1部リーグ優勝をしているためグループリーグ予選は免除、リーグスカップにはラウンド32=8月2~4日から参加する)にそれぞれ集中することになる。

 

 

 

イダルゴ・スタジアムを何度も震撼させたPUMASサポーターは、試合開始15分で沈黙した。 ルーカス・ディ・ヨリオがPUMASのゴールキーパー:フリオ・ゴンサレスが守る枠内にシュートを放ったが、ディ・ヨリオのファウルを告げる主審:オスカル・マシアスのホイッスルによって中断され、ディ・ヨリオのファールで無効になったことで、ギジェルモ・アルマダ監督とCFパチューカのサポーターに不快感を与えた。

 

 

PUMASはセサール・ウェルタのドリブル突破によって攻撃を試みたが、実を結ばず逆サイドから攻めざるを得なかった。エドゥワルド・サルビオがなんとかドリブル突破してクロスを上げると、これをグスタボ・デル・プレテが決めて先制した。

 

 

CFパチューカはこの失点にも関わらず、同点に向けて攻撃し続けた。敵陣ペナルティーエリア内における一連のリバウンドの後、ロベルト・デ・ラ・ロサがフリオ・ゴンサレスの至近距離からシュートを打って同点とし、イダルゴ・スタジアムを観衆の喜びを爆発させたが、 主審:オスカル・メヒアはVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)でプレーをレビュー、ロベルト・デ・ラ・ロサによるパブロ・ベネベンドに対するプッシングのファールを宣告し、ゴールを取り消した。

 

 

このままPUMAS有利で前半が終わるかと思われたが、ホセ・カイセドによるビルドアップミスの後、ロベルト・デ・ラ・ロサがフリオ・ゴンサレスとゴール前で1対1になってシュートを放ったのに対しネイサン・シルバがシュートを阻もうとしたものの、結局ゴール内に飛んでしまいオウンゴール。

 

 

後半に入ってCFパチューカは今シーズン初の勝ち点3を狙ってピッチに飛び込み、自陣で相手を追い詰めたが、ルーカス・ディ・ヨリオのシュートも入らず、またロベルト・デ・ラ・ロサのヘディングシュートはPUMAS守備陣による壁によって阻まれた。試合時間が経過するにつれ、PUMASはCFパチューカからのプレッシャーを振り払い始め、主審が試合終了の笛を吹くまで、ため息と激しい感情を生む危険なプレーの連続に試合を変えた。