Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ 2023年前期ステージ 第2節 UNAM 0-0 Mazatlán FC

 

PUMASはオリンピック・スタジアムにおけるマサトランFC戦をスコアレスドローとし、観衆を失望させる

 

 

PUMASの選手たちは観衆の前でホームゲーム初戦を勝ち星で飾れず、悔しそうにピッチから引き上げた

 


PUMASの今シーズンホームゲーム初戦は、予想されていた通りには行かなかった。選手たちは闘志、勇気や精神力を示したにも関わらず、マサトランFCを制するためのクリエイティビティやイマジネーションは無く、スコアレスドローに終わった。この勝ち点1により、PUMASは2023年前期ステージの開幕で勝ち点4に到達。暫定で第3位となり、マサトランFCは勝ち点2で第12位となった。PUMASの次節はアウェーゲームの対CFパチューカ戦で、マサトランFCはホームゲームでCFモンテレイを迎え撃つ。

 

 

PUMASのサポーターがオリンピック・スタジアムに駆け付けた時の期待と楽しみにしていた気持ちは、ピッチで繰り広げられた間怠っこしいサッカーと共に消え去った。PUMASはマサトランFCの失点をゼロに抑え、カウンターアタックで相手チームを脅かそうとする願望を持ってメキシコシティにやってきて、何度かそれを達成するところまで近づく餌食となった。ルイス・アマリージャは何度か先制のチャンスがあったが、フリオ・ゴンサレスが何とかゴールマウスを防いだ。前半31分、ルイス・アマリージャは完全にフリーでペナルティーエリア内に侵入し、フリオ・ゴンザレスがセーブしたシュートを放ったが、そのリバウンドは再びマサトランFCの選手たちの前に落ち、これを決めに行こうとしたところ、PUMASの守備陣がクリアした。

 


マサトランFCが試合を動かそうとしていたにも関わらず、PUMASはボールを支配し、ピッチの隅々まで動かして、ロングシュートで得点を狙ったり、右サイドからはエドゥワルド・サルビオが左サイドからはセサール・ウェルタがセンタリングを供給したが、マサトランFC守備陣は、ストイックに粘り強く守り、ゴールに近づくボールを遮断した。前半45分が終わった数秒後、PUMASは観衆を座っていた座席から総立ちにさせた。エドゥワルド・サルビオがペナルティーエリア中央へクロスを上げると、ファン・ディネンノが枠内へシュートを放ったが、相手ゴールキーパー:ウーゴ・ゴンザレスが辛うじてセービング。コーナーキックへと逃れた。

 

 

後半に入ってアントニオ・モハメド監督はあくまでも目標は勝利を挙げるんだという合図を送り、フォーメーションを4-2-4へ変更。より攻撃的なプレーを生み出したが、中盤から人数を外したことで、マサトランFCもまた攻撃的なプレーが出来るようになった。見事なボール回しとパスでPUMASを驚かせ、主審はマサトランFCに有利なペナルティーキックの判定をしたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)でプレーをレビューすることになり、その後ペナルティーキックの判定を撤回した。ルイス・アマリージャがペナルティーエリア内に飛び込みを仕掛けたが、フリオ・ゴンサレスはノーファウルだった。

 

PUMASはシュート、クロス、ヘディングでマサトランFCゴールを破るコンビネーションを模索し続けたが、相手チームは一歩も譲らなかったため、PUMAS選手たちのアプローチはオリンピック・スタジアムに集まった2万8440人の観衆に感情、絶望、フラストレーションを生み出し、それは頂点に達した。一部のサポーターでさえ、非常に早い段階で「アントニオ・モハメドは出て行け!」という叫び声で始まったが、その他多くの観衆がアントニオ・モハメドの仕事に満足しているため、その声は勢いを増さずに終わった。