Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ 2022年グリッタ後期 第17節 UNAM 2-0 Pachuca

 

PUMASはCFパチューカを破り、2022年後期ステージのレペチャヘ(敗者復活戦)へ進出する

 

 

PUMASは手も足も出ないレギュラーシーズン首位のCFパチューカを倒し、来週水曜日に再び相まみえるシアトル・サウンダーズFC戦について考え始める

 

 

メキシコサッカー1部リーグのリギージャ(プレーオフ)へ向けて、全てが整った。PUMASはレギュラーシーズン首位のCFパチューカを倒し、レペチャヘ進出の最後の切符を獲得した。こうして、2022年後期ステージの王者を目指して、総合順位表上位12チームが出揃った。

 

 

CONCACAFチャンピオンズリーグの得点王(9ゴール)であるファン・イグナシオ・ディネンノによる2得点(後半20分、25分)で、勝ち点22を挙げレペチャヘ進出。その対戦相手は、CDグアダラハラと決まった。この勝利によって来週水曜日に行われるCONCACAFチャンピオンズリーグ決勝戦2ndレグへ向けて、クラブワールドカップ出場を決めるべく士気は最高潮となった。

 

 

アンドレス・リリーニ監督がオリンピック・スタジアムへ送ったスターティングラインアップは、メキシコサッカー1部リーグは諦めてCONCACAFチャンピオンズリーグを優先したかのように見えたが、監督の戦略は異なりキープレイヤーに休息を与えたのみで両方のトーナメントで勝利を目指すものだった。

 

 

PUMASがレペチャヘ進出するという希望は、チーム守備陣の乱れに乗じてロベルト・デ・ラ・ロサがボールを押し込むだけというプレーを線審がオフサイドの判定を下すことで繋がった。試合は中盤におけるボールの奪い合いとなったが、両チーム守備陣がそのスルーパスをカットして、膠着状態となった。

 

 

前半終了間際にPUMASが先制点を挙げるチャンスを得たのは、この試合でメキシコサッカー1部リーグデビューを果たしたホセ・カイセドがファーサイドを狙ってヘディングで逸らしたボールを、走り込んだワシントン・コロソが押し込み損ねた時であった。後半に入ってPUMASはさらに得点チャンスに近付いた。イゴール・メリタオに対するファールの後、マルコ・ガルシアが完全にフリーだったジョゼ・ロジェーリオへ向かってフリーキックを蹴ったが、これは相手ゴールキーパー:オスカル・ウスタリによって阻まれた。

 

 

PUMASはレペチャヘ進出に向けて闘志を剝き出しにして、オスカル・ウスタリの守るゴールへ殺到。アンドレス・リリーニ監督による選手交代起用に応えるべく、まずはレオネル・ロペスがペナルティーエリア傍でファールを得た後、ホセ・カイセドの頭ピタリと合わせたセンタリングを供給。これは相手ゴールキーパーのスーパーセーブに遭い、コーナーキックへと逃れた。再びレオネル・ロペスは右サイドからのコーナーキックを蹴り、これをエリア中央で待っていたファン・ディネンノがヘディングシュートで先制。

 

 

CFパチューカは追い付くために反撃を試みたが、PUMASはこれを巧みに利用してカウンターアタック。これが追加点に繋がった。中盤でファン・ディネンノが奪ったボールを、ジオゴ・デ・オリヴェイラへパス。そしてディネンノがフリーになるまで我慢して、スルーパスを供給。最後はゴールキーパーと1対1となり、強烈なシュートでPUMASのレペチャヘ進出を確定させたのであった。