現在第11週(三分の二)を消化して、あと残り6節。首位はCFモンテレイで7勝2敗3分の勝ち点24。これに対して我がPUMASは、1勝4敗6分の勝ち点9で第17位。
ここで昨シーズンの後期ステージを振り返ってみると、17節のレギュラーシーズンを終わって首位はCFパチューカで、12勝3敗2分の勝ち点38。
ここからレペチャ(敗者復活戦=第5位から第12位までが上位4チームのホームゲーム1試合でサドンデス)からリギージャ(プレーオフ=第4位までがレペチャヘを勝ち上がったチームと、ホームアンドアウェーで対戦)する訳ですが、レペチャヘ進出圏内(第9位から第12位までを争う)は勝ち点23から19の間であったことが分かります。
要するにレペチャヘ進出へのボーダーラインは、勝ち点21。そう考えると今シーズンのPUMASは残り6試合で4試合(勝ち点12)勝てば、この圏内へ突入可能ということになります。
まずは首位のCFモンテレイは、前節アウェーゲームの対クラブ・ティファナ戦もしっかり勝って、確かにあまり隙が無いように見えます。
続いて第2位のクラブ・アメリカは、首都ダービー(対PUMAS戦)に勝ってから4連勝で一躍ランクアップ。勢いだけなら、一番魅力的に見えます。
そして第3位のサントス・ラグーナは、これまた対PUMAS戦(第10節)に大勝してから3連勝。特にホームゲーム(5勝1分無敗)に滅法強いのが特徴です。
ここで強調しておきたいのが、第4位のCFパチューカ。勝利数こそ上位3チームの7勝に対して6勝ですが、前節のデポルティーボ・トルーカ戦(アウェーゲーム)で、どのチームも週2試合でローテーションをしており、この試合スタメンがほとんどベンチメンバー中心でありながら、4対1と圧勝したのです。さすがは昨シーズンのレギュラーシーズン首位、かつリギージャ決勝まで行って準優勝したチーム。
第5位のUANLティグレスはこれまで首位を走っておりましたが、先日のオリンピック・スタジアムにおける試合で、確かにアウェーゲームではありましたが、通常の日曜日正午キックオフという炎天下でもなく、比較的プレーしやすい状況にもかかわらず、らしさを発揮できなかったことは、個人的に逆に意外な印象でした。
最後に第6位のデポルティーボ・トルーカですが、こちらは今シーズン大幅に選手補強をして、どこからでも点が取れるチームに生まれ変わったのですが、上記の対CFパチューカ戦において主要得点源であるレオナルド・フェルナンデスが前半早々に負傷退場したのは事実ですが、にしてもらしさを発揮できず今後に不安を残した印象です。
当然のことながら、これ以下の順位にポジショニングしているチームにも十分チャンスはあるとは思いますが、ここまでのレギュラーシーズンにおける戦い方を見る限り、一番リーグ優勝の可能性が高いのはCFパチューカでしょう。何よりも決め手は以前はCDグアダラハラの中心選手であった、ハビエル・エドゥアルド・ロペスがメジャーリーグサッカーから再びメキシコサッカー1部リーグへ復帰。チームへの加入までの準備期間として、1日2セッションの体力強化をギジェルモ・アルマダ監督が直々に要請して、フィジカル面を一度リセットしてからチームに合流させた辺り、確実に昨シーズンの悔しさを晴らしたいのが明確に分かります。
そしてここからは、我がPUMASの残り6試合の対戦相手について。
第12節(9月3日土曜日アウェーゲーム)対CFアトラス戦(現在第16位)
第13節(9月7日水曜日ホームゲーム)対ケレタロFC戦(現在第18位)
第14節(9月10日土曜日アウェーゲーム)対デポルティーボ・トルーカ戦(現在第6位)
第15節(9月18日日曜日ホームゲーム)対クルス・アスル戦(現在第15位)
第7節順延分(9月27日火曜日アウェーゲーム)対プエブラFC戦(現在第8位)
第17節(9月30日金曜日アウェーゲーム)対FCファレス戦(現在第12位)
ほぼ下位チーム相手。逆に言えば、レペチャヘ進出争いをしている同士とも言えます。まずはホームゲームを全勝し、さらに4試合あるアウェーゲームの2試合に勝てば、可能性は0ではありません。