Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ 2022年グリッタ前期 第3節 UNAM 1-0 Necaxa

 

PUMASはクルブ・ネカクサを倒して、2022年メキシコサッカー1部リーグ前期ステージの初勝利を飾る

 

 

PUMASはオリンピック・スタジアムにおいてクルブ・ネカクサを負かすのに、アドリアン・アルドレテによる1得点だけで十分であった

 

 

3度目の正直だ。PUMASは、今シーズン初勝利を獲得した。アドリアン・アルドレテによるゴラッソで、クルブ・ネカクサを1-0で制した。初の勝ち点3を得て総合順位表の上位へジャンプアップ、それを出来るための要素を持っているから今シーズンは真剣にリーグ優勝を目指す。

 

 

PUMASはこの試合でストーリーにおいて一番重要なポジションにいるためにピッチへ繰り出し、ホームゲームでは力強くなければならず、リギージャ(プレーオフ)進出のためにはオリンピック・スタジアムにおいてそれを示す必要があった。少しずつピッチでボールを循環させ、攻撃陣同士のコンタクトは一定でありそれはまたゴールを目指す回数と同様であった。エドゥアルド・サルビオとグスタボ・デル・プレテは、メキシコサッカー1部リーグへの順応を言い訳にしない。この2人はチームに対してとても高いクオリティー、そして攻撃的な試合をする際の明晰さと明確さを与えた。一方でホルヘ・ルバルカバはエンジン全開で、若手下部組織出身選手として自信を持ってプレーをしている。

 

 

PUMASは試合の序盤からボールを奪いに行き、ボールを縦に動かすことで少しでも早くルイス・マラゴンが守る相手ゴールを目指した。一方クルブ・ネカクサは、それに対して自分たちのサッカーをしようと努力し、左サイドを崩したエドガル・メンデスとブライアン・ガルシアらは自信を持ったように見えた。前半19分、アドリアン・アルドレテが左サイドを駆け上がって待ち構えていたフォワード陣へセンタリングを供給しようとした時、アレクシス・ペーニャが素晴らしいカバーリングでコーナーキックへと逃れた。

 

 

この後レオネル・ロペスがコーナーキックを珍しくペナルティーエリアの外へ蹴ったボールを、ノーマークだったアドリアン・アルドレテが左足のダイレクトボレーでシュート。ルイス・マラゴンが守るゴールの右隅へ、ボールは吸い込まれて行った。2022年メキシコサッカー1部リーグ前期ステージの補強選手:アドリアン・アルドレテはこうしてPUMASとしての初得点を決めたのであった。このゴールでオリンピック・スタジアムの雰囲気は最高潮に。PUMASはこの得点の後、ピッチにおいてより自信を持ってプレーが可能となり、実際に前半終了間際に幾つかの得点チャンスを作った。

 

 

これで自信を持ったPUMASは、グスタボ・デル・プレテとエドゥアルド・サルビオが主導しながらカウンターアタックを狙ったが、ラストパスの精度に欠き得点には繋がらなかった。ただ試合の主導権を握り、攻守の切り替えを素早くした。その意図は明確であり、ラストプレーは常にシュートで終わるというものであった。リードを拡げるチャンスを何度か作り、前半43分ファン・ディネンノが放ったシュートは惜しくもゴール脇をすり抜けて行った。

 

 

守備面においてはほとんど相手のチャンスの芽を事前に摘み、緊張感を持って対処した。ゴールキーパー:フリオ・ゴンザレスの出る幕はほとんどなかった。それでもなお試合の行方は分からず、後半はより効果的にディフェンスをせざるを得なかった。クルブ・ネカクサは何とか同点に追い付こうとして、PUMASがチャンスを掴むたびに生じるスペースを利用した。後半9分、ゴールキーパー:ルイス・マラゴンはファン・ディネンノによるシュートをペナルティーエリア内で止めた。ミルトン・ヒメネスによるヘディングで逸らしたボールは、惜しくもゴールを逸れていった。

 

 

クルブ・ネカクサが後半は主導権を握り返して、エドゥアルド・サルビオとグスタボ・デル・プレテは少々ガス切れを感じさせた。そこで前者は後半20分にサンティアゴ・トリゴスと交代、後半25分には同点に追い付くチャンスを得たが、ファクンド・バティスタがシュートを試みたもののボールはバーを越えていった。アンドレス・リリーニ監督は後半30分、攻撃陣をリフレッシュさせるべくマルコ・ガルシアとセサル・ウエルタをピッチへ送り出した。試合は後半の終盤で少し複雑なものとなったが、最終的にPUMASが勝ち点3を挙げ無敗を維持した。何よりも総合順位表の上位へポジショニングするためであった。