Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ 2023年後期 第7節 裏話

 

今節のフォーメーションは、第4節以来の4−2−3−1。

セバスティアン・ソサ、ジョナタン・サンチェス、アルトゥーロ・オルティス(前半40分、レッドカード)、アドリアン・アルドレテ(後半31分、ホルヘ・ルバルカバ)、パブロ・モンロイ(後半31分、アレク・アルバレス)、サンティアゴ・トリゴス(後半15分エドゥアルド・サルビオ)、イゴール・メリタオ、グスタボ・デル・プレテ、ジオゴ・デ・オリヴェイラ、セサル・ウエルタ、ファン・ディネンノ。

 

 

ビクトリア・スタジアムへ行くのは、2019年後期ステージ(アグアスカリエンテスに住んで仕事をしていた当時、コロナ禍になる前)以来4年ぶりのことでした。当時以前に働いていた会社の同僚の義父が貴賓席を持っていたため、お誘いいただいて体験することが出来ましたが、今はそれを売却してしまったため通常の観客席にて観戦することに。加えてこの週はダブルヘッダー週(週2試合)であったため、平日のナイターであり翌日の仕事に多少影響がありました。それでもPUMASがビジターで訪れるのは通常1年に1回しかない(リギージャ=プレーオフなどを除いて)ので、行かない手はありません。

 

 

アグアスカリエンテスに住んでいるのであれば、いっそのことクルブ・ネカクサを応援すれば2週間に1度ホームゲームが見れるじゃないかという意見もあるでしょうが、応援しているチームを簡単に変えるというミーハーな考え方は、自分にとってはあり得ません。好きなチームがあるというのは様々な理由があるでしょうが、よくメキシコ人が使う言葉でそれは『宗教』に近いものであって、例えばクリスチャンの人が安易にプロテスタントに変えるものでしょうか?そうではありません。自分の場合、30年前にこの国へ初めて訪れた際には、当時インターネットも携帯電話もない時代でした。そういった環境の中で、海外サッカーには興味があったのでまずはスタジアムへ観戦しに行きました。

 

 

当時右も左も分からない中で、まずは強いチームそれもリーグ優勝をするようなチームを応援し始めて、まずは1992~1993年シーズンにリーグ優勝したアトランテFC(元メキシコ代表監督:ミゲル・エレーラや、元CFモンテレイ・スポーツディレクター:ルイス・ミゲル・サルバドールらが所属)を、その後1994~1995年シーズンにリーグ優勝したクルブ・ネカクサ(元エクアドル代表:アレックス・アギナガや、元チリ代表:イヴォ・バサイ、元PUMASでメキシコ代表のガルシア・アスペらが所属)を、また1993年のCONCACAFカップウィナーズカップ優勝したCFモンテレイ(元PUMASならびにメキシコ代表監督:メヒア・バロンが指揮を執った)といったクラブを、シーズンが変わるたびに応援するチームへと変えていました。そうした中で辿り着いたのが、現在約30年間応援し続けているPUMASという訳です。

 

 

またPUMASが前日入りして宿泊するホテルも分かっています(サポーター仲間たちはあえてそこまで行って選手たちと記念撮影などをよくするのです)が、そういったことにも自分は全く興味がありません。ファン・ディネンノやエドゥアルド・サルビオ、グスタボ・デル・プレテら元アルゼンチン1部リーグの10番を背負っていた選手たちと会って言葉を交わすのは確かに特別な体験だとは思いますが、自分はそんなことよりも1日も早くリーグ優勝してもらうことの方がよっぽど重要であるからです。彼らが本当にリーグ優勝を争えるようなチームになった時に初めて、7~8年前に当時アグアスカリエンテスに住みながらも毎週のように各地のスタジアムへ観戦しに行っていたようになる日が来ることを心から願っております。