もうお得意先である時期は、終わった!PUMASがUANLティグレスを倒し、リギージャ(プレーオフ)準決勝進出
PUMASが2015年前期ステージ以来、3年ぶりにリギージャ(プレーオフ)準決勝進出を決める
リギージャ(プレーオフ)準々決勝(2016年前期プレーオフ)と決勝戦(2015年前期プレーオフ)の2度に渡る対UANLティグレス戦に敗れた後、ついにPUMASはをオリンピック・スタジアムにおいて3-1(スコア合計4-3)で破ることでリベンジを果たし、2018年前期ステージ・リギージャ(プレーオフ)準決勝へ進出した。こうしてPUMASは2015年前期ステージ以来のUANLティグレスに敗れたリーグ優勝を争う決勝戦以来、3年後になってようやく再びリギージャ(プレーオフ)決勝戦へのステップに戻ることになった。
今シーズンPUMASは36年ぶりにグアダラハラにおける未勝利という悪循環をリーグ戦とカップ戦で断ち切り、またUANLティグレスに対しても長い間お得意先として君臨し1977年シーズン(以前は1シーズン制)や2015年前期ステージの決勝戦、更には2016年前期ステージと2016年北中米カリブ海地域のクラブチャンピオンズリーグの準々決勝でそれぞれ敗れていたが、ようやく一矢を報いた。
勝利が義務付けられていたPUMASは、前半において重要であった先制点のチャンスにアラン・メンドーサに代わって左サイドバックとしてスタメン出場したヴィクトル・マルコラがペナルティーエリアにフリーで侵入しシュートを放ったものの、相手ゴールキーパー:ナウエル・グスマンに阻まれた。
UANLティグレスも、エドゥアルド・バルガスとアンドレ・ピエール・ジニャクがペナルティーエリア付近におけるシュートで2度の明らかなチャンスがあった。後半に入って試合は進み、6分間に3得点が入るほど急展開を見せた。
1点目は後半7分、フリーキックからヴィクトル・マルコラが素晴らしいセンタリングを送り、チーム得点王:カルロス・ゴンザレスがヘディングシュートを決めホームチームが先制した。
オリンピック・スタジアムのテンションは最高潮に達したが、たった2分後にはまるでジェットコースターのように急降下。1stレグの先制点を挙げたハビエル・アキーノの時(ペナルティーエリア付近から放ったミドルシュートが、PUMASディフェンダー:アラン・モソの背中に当たってコースが変わった)同様にUANLティグレスに幸運の女神が微笑んで、ラファエウ・カリオカが放ったロングシュートがゴールバー直撃し、リバウンドがPUMASゴールキーパー:アルフレッド・サルディヴァルの背中に当たり、そのままゴールに入った。
しかしそれにもかかわらず、今度はPUMASが運命を偶然の産物にはしなかった。後半14分、ヴィクトル・マルコラの偉大なセンタリングをフェリペ・モラがヘディングで合わせ、逆転した。この瞬間から状況は一変し、今度はUANLティグレスが1点を挙げなければならなくなった。そしてダヴィッド・パティ―ニョ監督はフェリペ・モラを下げてアラン・メンドーサを、そしてダヴィッド・カブレラを下げてマティアス・アルスティサをそれぞれ攻撃陣に投入した。
リカルド・フェレッティ監督はこの状況を打開するために、エネル・バレンシアとビクトル・イスマエル・ソサをそれぞれ投入したが、不十分だった。逆にロスタイム、UANLティグレスが前掛かりになっているところをカウンターアタックから、カルロス・ゴンザレスが相手ゴールキーパー:ナウエル・グスマンを交わし、マティアス・アルスティサへ流し込んでがら空きになったゴールへダメ押し弾を決めた。
PUMASは準決勝でクラブ・アメリカと対戦することで首都ダービーとなり、クルス・アスルはCFモンテレイとそれぞれ対戦する。