6.ケヴィン・エスカミージャ(ボランチ)
身長:180cm 体重:72kg
1994年2月21日生まれ(24歳)
デビュー:2012年7月25日
タイトル:なし
下部組織出身。2011年に17歳以下メキシコW杯やアンダー23のトゥーロン国際大会に出場、2015年にはトロントで行なわれたパンアメリカン競技大会で銀メダルを獲得している。3シーズン前からスタメンで起用される試合も増え、ファン・フランシスコ・パレンシア監督が賭ける期待も高かった。この世代ではTOPの実力者であると個人的にも思うし飛躍して欲しい選手であったが、期待通りの活躍が出来ないままベンチを暖めている。しかしながらミッチェル監督の賭ける期待は大きく、今シーズン辺りが真の正念場になるであろう。
7.ダヴィッド・カブレラ(インサイドハーフ)
身長:179cm 体重:76kg
1989年9月7日生まれ(27歳)
デビュー:2008年8月24日
2008~2016年PUMAS、2016~2017年モナルカス・モレリア(レンタル移籍・14試合出場1得点)
タイトル:2009年後期・2011年後期
下部組織出身。左サイドからのコーナーキッカーで、ミドルシュートも得意。2013年シーズンに1年間を棒に振る大怪我をしてしまい、翌年半ばから漸くチームへ復帰。3シーズン前のメキシコ杯対タパチュラ戦で肋骨を骨折し休養を余儀なくされたが、シーズン後半には無事復帰。一昨シーズンはレンタル移籍でモナルカス・モレリアでプレーをし、昨シーズンに再び復帰し、そのキャリアの集大成をそろそろ見せてほしいところだが、不要なファールで簡単にイエローカードをもらったりする面は要改善すべき。
8.パブロ・バレーラ(右サイドハーフ)
身長:178cm 体重:73.7kg
1987年6月21日生まれ(30歳)
デビュー:2005年
タイトル:2009年後期ステージ(PUMAS)2013年後期メキシコ杯(クルス・アスル)2013-14年CONCACAFチャンピオンズリーグ(クルス・アスル)
ニックネーム:ダイナマイト
下部組織出身で、2005年にTOPチームデビュー。足の速さを活かした突破や質の高いクロスが持ち味で、2008年7月に左ひざを負傷して半年間を棒に振ったものの、2009年1月初めに復帰し、クルブ・ネカクサ戦では早くもゴールを決め、決勝のCFパチューカ戦では後半ロスタイムに決勝ゴールを決め、後期ステージ優勝の立役者の一人となった。2010年7月にプレミアリーグのウェストハム・ユナイテッドFCに移籍した後、メキシコへ帰国。クルス・アスル(49試合で4ゴール)、CFモンテレイへ移籍(38試合で4ゴール)した後にスタメンでのプレー機会を求めて再びPUMASへ。一昨シーズンに再び足の手術を行い一シーズン棒に振り、昨シーズンから復帰。往年のレベルにはまだまだ程遠いものの、時折見せるプレーにはやはり流石と思わせるし、要所での得点も多い。
10.アンドレス・イニエストラ(インサイドハーフ)
身長:175cm 体重:80kg
1996年3月11日生まれ(22歳)
デビュー:2015年8月5日
タイトル:なし
2017~2018年ヴェナードスFC(ユカタン州メリダ市・2部リーグ)、2018年~PUMAS
メキシコ2部リーグにて、1昨年デビュー。33試合で2得点を挙げた。ローン契約でヴェナードスFCでプレーをしていたが、1昨シーズンからPUMASで選手登録されている。ボランチからアンカーまでそつなくこなすばかりか、ここ一番の勝負どころで球際に強いプレーを見せる。各選手別評価で何度も最優秀のポイントを得ており、レギュラー陣で欠かさない存在になりつつある。
11.ファン・マヌエル・イトゥルベ(インサイドハーフ)
身長169cm・体重62kg
1999年5月28日生まれ(25歳)
デビュー:2009年6月28日
2009~2011年セロ・ポルテーニョ、2011~2012年FCポルト、2013年CAリーベル・プレート、FCポルト、2013~2014年エラス・ヴェローナFC、2014~2015年ASローマ、2016年AFCボーンマス、ASローマ、2017年トリノFC、2017~2018年クラブ・ティファナ、2018年~PUMAS
タイトル:2009年前期ステージ(セロ・ポルテーニョ・パラグアイ)2012、2013年(FCポルト・ポルトガル)
国籍:パラグアイ&アルゼンチン
ニックネーム:ターボ
2016年2月27日に行われた対ブラジル戦(2018年ロシアW杯南米予選)でパラグアイA代表デビュー。クラブ選手としても、2011年2月にアスンシオンで行われたリベルタドーレス杯・グループ予選で2得点、2014年9月にローマのオリンピック・スタジアムで行われたUEFAチャンピオンズリーグ・グループ予選で1得点を挙げている。基本的に右ウィングを主戦場とし、右サイドから中央に入り込んでからの繊細な左足のテクニックを駆使して決定機を演出するチャンスメーカータイプ。主にカップ戦を中心にリーグ戦では途中出場することが多いが、重要な得点源として今シーズンも引き続き活躍が期待される。
12.ビクトル・イグナシオ・マルコーラ(左サイドハーフ)※主将
身長170cm・体重:70kg
1987年7月24日生まれ(30歳)
デビュー:2008年
タイトル:CAウニオン(アルゼンチン2部リーグ)
国籍:アルゼンチン
アルゼンチン2部リーグでデビューした後、2015~2016年にCAウニオンで1部リーグ昇格。その後メキシコリーグ入りし、クラブ・ティファナで背番号10番を背負い2シーズンで88試合9ゴール6アシストをマーク。しかしながら、シーズン終盤の14~17節及びリギージャ(プレーオフ)には怪我のため活躍する場面が少なかったが、PUMASへ移籍してからは各ポジションを器用にこなすため、レギュラーに定着。今シーズンは、ゲームメーカーとしてこれまで以上の活躍が期待される。
14.ブライアン・フィゲロア・フローレス(右サイドハーフ)
身長176cm・体重72kg
1999年5月28日生まれ(19歳)
デビュー:2017年7月23日
リーグ準優勝をしたユースのアンダー17チームで9得点を挙げ、飛び級でTOPチームに昇格・登録されたセンターフォワード。計80試合の様々なカテゴリーで30得点以上を挙げた彼に目を付けた首脳陣は、以前にチームのエースだったニコラス・カスティージョに行ったような個別授業を受けさせたあと、正式にTOPチームへ編入した。1昨シーズンからのプレーであったが、さすがにいきなり通用とはいかなかった。昨シーズンも主にカップ戦での起用が多かったが、今シーズンこそはリーグ戦でもスタメン起用が予想されるため、改めてその持っているポテンシャルを発揮して欲しいところ。攻撃センスは抜群なものがあるが、ディフェンスに回った時のスピード不足を露呈する部分は要改善。
17.マルティン・ロドリゲス(右サイドハーフ)
身長:172cm 体重:78kg
1994年8月5日生まれ(23歳)
デビュー:2015年8月5日
タイトル:2012年チリ1部リーグ(CDウアチパト)、2015年チリ1部リーグ&チリ杯(CSDコロコロ)
国籍:チリ
2011~2015年CDウアチパト(61試合5得点)、2015~2016年CSDコロコロ(57試合13得点)、2017~2018年クルス・アスル(51試合6得点)、2018年~PUMAS
故郷のサッカースクールに入った10歳の時にサッカーのキャリアを始め、CDウアチパトのオーナーによって発掘されクラブ入り。16歳でプロデビューを飾り、クラブにとって39年ぶりの優勝に貢献。その後、名門CSDコロコロへ移籍。ここでもリーグ優勝とカップ戦優勝をし、2016年前期ステージでクルス・アスルへ。3シーズン前にPUMASへ移籍し、素晴らしい活躍を見せ昨シーズンに完全移籍。しかし昨シーズンにはそれまでの輝きを全く失ってしまい、主にカップ戦で起用されることが多かった。今シーズンは、もう一度移籍当初に見せたプレーを取り戻して欲しいところ。
22.ファン・パブロ・ビゴン(MF)
身長:168cm 体重:66kg
1991年7月20日生まれ(27歳)
デビュー:2012年・CFアトラス
2012年CFアトラス(49試合出場、無得点)、2014年CAサンルイス(31試合出場、6得点)、2016年ハグアレス・デ・チアパスFC(13試合出場、1得点)、2016年CFカフェタレロス・デ・チアパス(26試合出場、4得点)、2017~2019年CFアトラス(74試合出場、8得点)
攻撃的ミッドフィルダーで、ポジションもボランチからサイドハーフ、TOP下までくまなくこなすゲームメーカー。得意なプレーは、サイドでボールを受けてそのまま自身でゴール前まで持ち込んだり、そこで起点となってラストパスを供給したりして得点に絡むもの。年齢的にも、まだまだメキシコ代表を目指せる能力を持っている。現在のPUMASにおいて、最も欠けている重要なポジションであるゲームメーカーとして、ここ近年のPUMASが出来なかったリーグ優勝争いを演じて欲しいところ。