メキシコリーグ2019年前期第1節以来のサンルイスポトシ遠征に行って来ました。今回は平日のナイター開催だったので、会社を終わってから直接スタジアムへ。車で2時間ぐらいで移動をして、キックオフ1時間前には到着。メキシコシティに住んでいるマリーおばさんの長男アルトゥーロの息子がアトレティコ・サンルイスのオフィシャルジャージが欲しいとかねてより言っていたので、オフィシャルショップで購入。
前回はホームチームのサポーターが陣取るスタンドから「危険だから移動するように」と警備員から言われてホームチームベンチ側のコーナー側でしたが、今回は両チームベンチ正面のスタンドでした。地元に住む、PUMASファンの知り合いに事前に前売り券を依頼。1時間前に待ち合わせて、そのまま彼と一緒に観戦しました。
アグアスカリエンテスから移動する道のりで気が付いたのは、サンルイスポトシ市の急速な発展でした。おそらくケレタロ市と同じ規模くらいで進んでおり、聞いた話ではメキシコ合衆国で第6位もしくは第7位くらいの規模になっているそうです。ケレタロ市も自分が一番最初に訪れた四半世紀前とは様相が大きく異なっておりますが、グアナファト州のように自動車産業の発展に伴い工業団地が成長し、それによって人口が増加したり彼らの住宅や生活必要品を購入するデパートなどが乱立するスピードには、目を見張るものがあります。
さて、話をサッカーへと戻します。アトレティコ・サンルイスは第1節で対戦した、今シーズン2部リーグから昇格したばかりのチームです。9月までは2部リーグにいた時から指揮を執っていたアルフォンソ・ソーサ監督が率いていましたが、チーム内クーデター(サンルイスのサポーターが言うには、犯人は背番号10番のリカルド・セントゥリオンだそうです。よって今回の試合で彼にボールが渡るたびに、応援しているチームにもかかわらずブーイングが飛んでいました)によって、更迭。
第9節から以前にクラブ・レオンでリーグ連覇を成し遂げた、グスタボ・マトサス監督が就任。アウェイゲームだった対プエブラFC戦は見事に勝利を収めましたが、その後3連敗。試合中も「ソーサを戻せ!マトサスはクビだ!」という罵声が飛んでいました。
そのせいであるかどうかは別にしても、アトレティコ・サンルイスのサッカーは以前に見たものと様相がだいぶ違っていました。両サイドからスピーディーにクロスを入れてくる印象があったのが、今回は中央からしきりに単調な攻撃を繰り返すばかり。それでは相手チームの選手たちの目も慣れてしまいます。
逆にPUMASの攻撃はリーグ戦ではあまりお目にかかれないような右サイドから、ブライアン・フィゲロアとマルティン・ロドリゲスによる巧みなワンツーパスから抜け出し、先制点を含め見応えのある攻防を繰り広げていました。心配されるのは後半途中に相手チームのスライディングタックルで、負傷退場を余儀なくされたマルティン・ロドリゲスがどの程度の怪我だったのか?という点です。
さて今週はカップ戦とリーグ戦が同じ週に行われ、PUMASはそれぞれアウェイゲームで戦います。土曜日にはCDグアダラハラとアクロン・スタジアム(旧名:オムニライフ・スタジアム)という、個人的に見てメキシコサッカー1部リーグの全スタジアムの中で一番素晴らしいスタジアムで行われます。
最近竣工したモンテレイにあるBBVAスタジアムも素晴らしいスタジアムですが、2階スタンドの傾斜がキツイのが玉に瑕だと思います。アグアスカリエンテスから約3時間くらいの場所にあるので、引き続きライブ観戦をしに行く予定です。