メキシコサッカー1部リーグの会長は、2部リーグの2020年後期ステージが終了し、リーグ王者は誕生しないことを報告
メキシコサッカー1部リーグのエンリケ・ボニージャ会長は、近年成長が停滞している経済危機を踏まえると、2部リーグを統合するために、今後5年間は1部リーグ昇格と2部リーグ降格が抑制されることを明らかに。
「メキシコサッカー2部リーグのチームを救済するための会議が召集され、そのために目標とするスケジュールを定めたプロジェクトに携わる人々が参加する受け皿を作成することに合意した。」と、ボニージャはビデオ会議で述べた 。
各クラブの財政難が鍵となった
さらにボニージャは、メキシコサッカー2部リーグにおける大半のクラブが財政難を抱えていることを説明。当カテゴリーの2020年後期ステージトーナメントは完全に中止することが決定されたため、リーグ王者は存在しなくなった。
「リーグ王者なしで2019-2020年シーズンを終了することが決定された」と、エンリケ・ボニージャ会長は述べた。さらに明らかにしたことは、当カテゴリーに属する計12のクラブは、すべてのチームの要求に応じて分配される緊急時資金6000万ペソ(約2億7300万円)の経済的報酬を受け取ることで統合されるということである。
またメキシコサッカー1部リーグのオーナー会議では、次の部門に残るすべてのクラブに年間2,000万ペソ(約9100万円)の資金を提供し、開発を続けて財政を強化することが決定された。
自身の新型コロナウィルス感染から回復
エンリケ・ボニージャ会長は同時に1週間前に発覚した自身のコロナウイルス感染より、完全に回復したことを報告する機会を得た。このため彼はメキシコ国民に、政府がウイルスと対峙するために与えた指示に従うように呼び掛けた。