ルシア叔母さんは以前に自宅の食料品店を経営していた以外に、副業として(現在は、これが主収入源)夕方から仕込みを始めて日が暮れる頃から店頭でエスキーテスというスナックを売っています。これは茹でたまたは揚げたトウモロコシの穀粒ベースにしたメキシコ料理で、名前の由来はナワトル語でトーストしたトウモロコシを指します。
エスキーテスのレシピ(材料5人分)
トウモロコシ:6〜7本分の粒
玉ねぎ(中):4分の1 みじん切り
エパソテ(薬草:和名はアリタソウ):1握り
テスキーテ(天然ミネラル塩、調味料):1握り
バター:小さじ3杯
塩:大さじ1杯
まずは生のトウモロコシをまな板の上で縦にして、包丁で実を取り外します。次に玉ねぎとエパソテ(Epazote)をそれぞれみじん切りにします。
これらをバターで、黄金色になるまで炒めます。ここで注意したいのは、炒めている間は別々にすることです。
炒めたら、トウモロコシを投入。
さらに、お塩も入れていきます。そして、味の決め手とも言えるテスキーテ。
これをトウモロコシの実を取り外した残りを、水洗いしたものと一緒に投入。
この際に、余計なモノまで入らないように濾すことが重要です。
最後によく茹で終わったら、出来上がりです。
店頭ではカップに入れて、これにマヨネーズ、レモン汁、粉チーズ、トウガラシなどをお好みでトッピング。1杯15ペソ(日本円で約80円)。メキシコでは主に路上の屋台などで売られていますが、ルシア叔母さんのエスキーテスは絶品です。自分も7〜8年前に居候していた際には、夕食としてよくご馳走してもらっていました。今もなお当時と変わらない味で、買い求めに来る人々から愛されています。