Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ 2023年後期 第9節 プレビュー

 

PUMASはビッグクラブで、常に勝たなければならない:ファン・ディネンノ

 

チームは熱意をもって、状況を逆転させるために取り組んでいる

 

PUMASのフォワード:フアン・イグナシオ・ディネンノは、記者会見でチームの現在の状況について意見を述べた。

「フラストレーションや勝てないことによる悲しみはあるが、サッカーでは、何が起こったのか?よりも困難や脅威に直面している状況に対して、うまく適応できる能力をを持たなければならない。そこから学び、来るべきものに向けて取り組む。 それが、今週行なっていることだ。」

 

 

「我々は、熱意を失っていない。 このジャージを纏うことで、我々がいる場所のため、クラブのため、これまでの人生で行なってきた努力が報われるのを目の当たりにするためにという特権を持っていて、それを守り超越できるようになりたいと思っている。ウィルパワーやプライドは、フィーリングを良くするための非常に強力なエネルギー源だ。そして実現することへの希望は、我々を熱心にハードワークさせつつ満足させてくれる。金曜日には非常に重要な1戦が待っていて、勝つのは我々次第だ。」

 

同様にして、チームの機能面を強調した。

「対UANL戦を除いた直近3試合のうち2試合負けはしたものの、チームの組織としての機能や敵陣へ迫った回数、ボール支配率、パス回数、インターセプト、相手ゴールへのシュートなどは相手チームを上回っていた。危機状態であるのは、試合結果だ。PUMASは素晴らしいチームであり、常に勝たなければならない。その点は明確だが、実際にそうすることが出来ていない。」

 

 

そして、こう付け加えた。

「問題はある。非常に細かい部分でやっていることに対して、それに相応しい結果が出ていない。上手くできていることは沢山あると思う。スタッツには数字が反映するが、重要である結果に直結していない。それを達成するために、上手く出来ていることを止めるつもりだと言いたいわけではない。上手く行っていない部分を改善するだけだ。」

 

 

同じく、試合で犯したミスについて次のように述べた。

「ミスはあくまでも試合の一部であって、得点チャンスや守備面、もしくは取るに足らないと思われるようなパスであっても、誰もミスや失敗を犯したくない。それらと共に過ごすことが出来なくてはいけないし、それが試合結果に直結しないようにしなければならない。自分はミスと上手く付き合うようしていて、それが自身の持っている成長と経験の一部だ。」

 

 

プレッシャーについて、彼は次のように答えた。

「このクラブの歴史が物語るように、PUMASが抱えているプレッシャーはどんなピッチにおいても勝つことだ。一番重要なことは、総合順位表の上位でレギュラーシーズンを終えることだ。それがこの戦いで与えられるメリットであり、我々が目指しているものだ。ただ、目の前の1戦より先のことを考えることは出来ない。プレッシャーは、そこに掛かっている。勝つことが出来ると分かっているのに、それが出来ていないことだ。出来るためのモノを持っていて、負けた試合でさえそれを実際に示してきた。過去の出来事やサポーターは、我々次第のものではない。明らかにそれは存在するものの、自身に対するプレッシャーではなく、外部から掛けられるものだ。」

 

 

「我々は、心理療法を行なってきた。どんなプロフェッショナルにとっても、今は非常に困難な時期だ。我々は連敗に苦しんでいて、苦悩と欲求不満でいっぱいだ。人生においてどんな場面でもそうであるように、それは乗り越えなければならないものだ。明らかに、プレッシャーは全く別物だ。我々はメディア対応することがあって、そこからミスを犯すことに敏感になり、ベストを尽くそうとする。試合結果や個人的な状況における障害と直面し、それらを克服するのが困難な場合がある。それは日々の繰り返しであって、各人が持っているモチベーションのために克服しなければならない。」

 

 

今週金曜日に行われるアウェーゲームの対マサトランFC戦について、次のようにコメントした。

「どんな試合も、1つ1つが重要な試合だ。トーナメントにはターニングポイントやスイッチが入る瞬間があって、金曜日はまさにその1つとなり得るだろう。このクラブにとって、非常に悪い連敗街道から抜け出すために勝利する。アウェーゲームは、とても長い期間勝つことが出来ていない。連勝街道へ戻る、これまで勝てなかった多くの試合で勝利するのに相応しかったと思う。激しい試合になるだろう。メキシコサッカー1部リーグにはそういう1面があって、非常に競争が厳しいがゆえに、順位表の順位がそのチームの価値や実力を実際に示していない。それは両チーム共に言えることだろう。両者ともに負けたくないし、我々は勝つことが出来ると共にそのクオリティーを持っていると思うので、勝ちに行く。両チームともに、勝利を必要としている。重要な決め手は、細かい部分になるだろう。相手を圧倒するために、バランスを取る。勝つためには試合の序盤、つまり得点に繋がる状況を改善しなければならない。相手チームも、同じことを考えているに違いない。」

 

 

自身による1シーズン最多得点数(2020年後期ステージに達成した10点)を超えることについて、次のように強調した。

「それは自身が熱望していることではなく、プレーをしているうちに結果が出るものだと思う。チームとして良いサッカーをして、チームが攻撃し、明確な得点チャンスを掴み、トライをする一部だと思う。そうすることが、上手くプレーをしているという励みになる。個人的な目標や目的はあくまでも後からついてくるものであって、唯一重要であるのはチームのことのみだ。」

 

 

そういった意味で、このように付け加えた。

「サッカーは非常にダイナミックで、総合的なものだ。全てのアクションは選手たち全員次第であって、それは美しい反面複雑なものだ。ますます激しくなると同時に、全員がもっと積極的に参加しなければならない。チームとして、守備面をもっと改善しなくてならないと思う。それは明らかであって、ウチのチームは相手マークが全チーム中2番目に悪い。攻撃面では早い時間帯に先制されなければ、状況を解決するための安らぎを与えてくれる。」と、強調した。