Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ 2023年後期・半分を消化して

 

ここまでの今シーズンにおけるPUMASの成績については、主力選手たちによる負傷や試合中のレフェリング(累積警告など)、それら要素によるサブメンバーらが出場した際の守備面エラーなどが理由として挙げられます。

 

具体的に挙げれば、エドゥワルド・サルビオ(約4週間)やニコラス・フレイレ(約1週間)の負傷やリカルド・ガリンド、イゴール・メリタオらの累積警告による退場処分(1試合出場停止)、さらにはダニエウ・アウヴェスの不祥事による退団などで生じたレギュラー選手が出場出来ず、その穴をサブメンバーが埋めたことによってチーム本来のパフォーマンスを発揮出来なかったものです。

 

 

ここ数節(3試合を2週間で消化)では、中3~4で試合を行うため完全に疲労が抜けず、同じく本来のパフォーマンスを発揮出来なかった(特にファン・ディネンノやジオゴ・デ・オリベイラら攻撃陣)ケースもありました。

 

例えば第6節アウェーゲームの対UANLティグレス戦。舞台はホームチームへのサポーターによる応援が最も熱狂的なため、メキシコサッカー1部リーグで最も難しいと言われるウニベルシタリオ・スタジアム。スコア上は最終的に2-4でしたが、オウンゴールや守備陣による乱れを利用した2得点を考えると、互角以上の試合をしたのではないか?とも見て取れます。

 

続く第7節は近況の試合内容が著しく悪かった、対クルブ・ネカクサ戦。同じくアウェーゲームであったとはいえ、前節の対強力なライバルチーム相手に繰り広げた試合内容からすれば、十分勝算が立つ1戦でしたが、前半5分間で2失点。加えて攻撃陣によるパフォーマンスが本来のものでなかったのは、おそらく強行日程による疲れが残っていたのではないか?と思われます。

 

直近のホームゲーム対CDグアダラハラ戦もまた、前半の早い時間帯における失点で相変わらずビハインドからのゲームを強いられ、確かに運に恵まれなかった部分も一部ありましたが、常日頃書いているようにホームゲームは全勝するつもりで挑まないと、リギージャ(プレーオフ)へ進出するために必要な勝ち点を積み上げることが不可能になるのに加え、そうでなくても昨年の4月からアウェーゲームで勝ち星を上げることが出来ていないため、落としてはならない試合でした。

 

 

この現状を鑑みて、首脳陣は早くも次期監督候補の選定作業に入りました。今シーズンが開幕する前に候補として上がっていたリカルド・フェレッティ監督+ギジェルモ・バスケス助監督というプランは、同じく今シーズン不振にあえぐメキシコシティのビッグクラブ:クルス・アスルが契約を果たしたため、同じ時期にオプションとして存在したハイメ・ロサーノ監督もしくは昨年FIFAワールドカップ・カタール大会南米予選で敗退したウルグアイ代表前監督:ディエゴ・アロンソ監督の2名が候補として上がっています。

 

いずれにしても、次節第9節における現在最下位である対マサトランFC戦(アウェーゲーム)の試合結果によっては、彼らが新監督として指名される見通しとなっています。