Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

2023年リーグスカップ ラウンド32 レビュー

 

アントニオ・モハメド監督によるメジャーリーグサッカーへの「挑戦」「もしリーグスカップがホームアンドアウェー方式で開催されていたら、この結果は同じでは無かっただろう」
 
PUMASの監督は、今回の敗戦をきっかけにチームが成熟することを期待している
 
PUMASのアントニオ・モハメド監督は、対ケレタロFC戦で0−1で敗れ、リーグスカップ決勝トーナメントのラウンド32で敗退した後の記者会見で悪い結果に終わった大会での挫折がチームの心を傷つけたことを認めた。
「我々が次のラウンド16に前進できると思われた場面で我々が敗退したので、トーナメントは最終的に悪い結果となった。試合は得点を決めて勝つものであって、我々は17本のゴール枠内シュートを放ち、ペナルティキックも1本あったがそれら全てを外したのに対して、相手チームは枠内シュート1本しか無かったのにそれを決めて勝った。試合だから言い訳する必要はないし、ピッチ上でどうすればいいのか分からなかったことは我々が責任を負わなければならない。ウチは完全に相手チームより優れていたが、決めるべき得点を決めなかったのに対して、相手チームをそれを決めて勝った。」
 
 
一方で監督は敗北から学んでおり、これからコーチングスタッフ、選手、監督が成長することを期待していると指摘した。
「明日から、この状況にどう対処するかを考えるつもりだ。ラウンド16、準々決勝、準決勝、決勝と前進し続けるというこの目標を達成できなかったのは悲しいが、どんな敗北も学習する経験を残すし、それが彼らのそれになることを願っている。この敗北は我々全員(コーチングスタッフ、選手たち)を助けるだろうし、成長するということを教えている。うまくいけば、すぐに立ち上がるための衝撃となるだろう。」と述べた。
 

 
「このトーナメントでうまくやれた多くのことを引き続きやり続けなければならないし、このチームはまた8度目のリーグ優勝を考えているということ、そのためにはこういった種類の試合に勝たなければならないことも理解しなければならない。我々は多くの試合で敗退したことで目標を達成することを逃し、それをすぐに取り戻すために責任を負い、この敗北を最大限に活用するためにフィードバックを提供し、痛みが勇気を与えて状況を逆転させるのに役立つことを伝えなければいけない。良かった点は、試合が進むにつれてチームのレベルが上がったことだ。そういうものを持ち帰って、この敗退という衝撃でチームが成長して1つのチームになれるかどうか、そうでなければ、今までのレベルが続くだろう。我々はレベルアップしなければならないし、レベルアップするためにはこのような種類の試合に勝たなければならないが、今日はそれができなかった。」
 
 
さらに監督は、メキシコサッカー1部リーグのチームは本トーナメントの形式のせいでメジャーリーグサッカーのチームに対して参加チームにとって平等な環境でなければならないと切り出した。そしてメキシコサッカー1部リーグ戦がないこの休止期間中にチームが何をするのか、そしてまだチームへ加入する可能性のある新補強選手の話題について言及した。
「このようなことが起こるのは普通のことだ。ワールドカップのように20日間もホーム(自国)を離れるのは、ホーム(自国)にいるのと同じではないからだ。 それがホームアンドアウェー方式でなければ、それは同じだ。今日メジャーリーグサッカーは大きく成長し、これはフェアな対戦ではない。補強に関しては何が起こるか本当に分からないし、考えてもいなかった。明日からはまずトレーニングをせずに、今後は(ホルへ・ルバルカバが欧州へ移籍して、そのポジションの選手がいないことについて)どう対処するかを考える。ラウンド16に進出出来なかったので悲しい。 すべての敗戦は、学びとなる。」