Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

2023年リーグスカップ ラウンド32 UNAM 0-1 Querétaro

 

アントニオ・モハメド監督率いるPUMASが、ケレタロFCにリーグスカップ敗退させられ失敗に終わる
 
PUMASは対ケレタロFC戦で0−1で敗れ、リーグスカップ ラウンド32で敗退させられる
 

 
PUMASのリーグスカップ参戦は、失敗に終わった。アントニオ・モハメド監督は、PUMASの監督として初めての大きな挫折を経験し、ワシントンDCのアウディ・フィールドで行われた今大会のラウンド32における対ケレタロFC戦を0−1で敗れた。ワシントンDCのアウディ・フィールドには数千人のプーマスサポーターが集まり、PUMASを応援した。主審によるキックオフの笛と同時に、PUMASはリーグスカップのラウンド16進出を目指して前に出たが、ケレタロFCは防御の壁を築いた。PUMASの攻撃のたびにケレタロFCの守備陣が守りに徹して、パスをカットしたり、フィジカル面で激しく当たったり、ピッチの各セクターにフリーキックを単純に分配したりすることでプレーを予測していたため、それは突破できないように見えた。
 

 
 
セサール・ウェルタは右サイドから何度も相手ディフェンダーを追い越すドリブルを仕掛け、ペナルティエリア内にクロスを大量に送り込んだが、ガブリエル・フェルナンデスが頭で合わせることができず、シュートはゴール横に外れるか、ボールは相手ゴールキーパー:フェルナンド・タピアにセーブされた。ネイサン・シルバはセットプレーで攻撃に参加したが、先制点を挙げることができなかった。ケレタロFCは後方でじっとしながら守備に専念しつつ、相手ゴールキーパー:ヒル・アルカラが守るゴールに近づくためにPUMASのミスを待っていたため、数度のカウンター攻撃でゴールにシュートを放つチャンスがあったが、カミロ・サンヴェッゾはシュートを決めることができなかった。
 


前半PUMASはボール保持、シュートチャンス、パスの成功率という部分でケレタロFCよりも優れていたが、最も重要なことはPUMASが致命傷を負わせることができなかったため、スコアレスドローのままロッカールームに戻った。ケレタロFCがカウンター攻撃でのみプレーし、自陣で固く守っていることを悟ったアントニオ・モハメド監督率いるチームは、スペースを空けるために、一方のサイドからもう一方のサイドに何度もボールに触れることに決めた。それは彼らがオスカー・マンサナレスやフェデリコ・レルトラといったディフェンダーともにこの試合の勝利の立役者となったゴールキーパー:フェルナンド・タピアが鉄壁の守備を見せていたからだ。


PUMASは反撃に転じ、ケレタロFCのゴールに集中するために試合の手綱を取り戻したが、グスタボ・デル・プレテが先制する決定的なチャンスを何度か無駄にし、この状況がアントニオ・モハメド監督に苛立ちと絶望を生んだ。ケレタロFCが試合を決定づけるのに必要なチャンスはたった一度だけだったが、それを無駄にすることはなかった。 ペナルティエリア端におけるファウルの後、パブロ・バレラがエリア中央にクロスを送ると、これは相手ディフェンダー弾かれたものの、そのリバウンドをアンヘル・セプルベダが放ち、相手ゴールキーパー:ヒル・アルカラを制し、アウディ・フィールドを沈黙させた。
 

 
その後主審はフェデリコ・レルトラのハンドによりPUMASに有利なペナルティを与えたが、相手ゴールキーパー:フェルナンド・タピアがチームメイトのミスを洗い流し、エドゥアルド・サルビオが非力なシュートをしっかりとセービングしつつ、ボールをコーナーキックに逸らして、チームがもたらした勝利を決定づけることで再び注目を集めた。PUMASは数日中にメキシコシティに戻り、メキシコサッカー1部リーグに集中する予定で、現在のところ1勝2分の勝ち点5で総合順位表の第4位となっている。