Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ 2023年前期ステージ 第11節 UNAM 4-0 Querétaro

 

PUMASがオリンピック・スタジアムにおける対ケレタロFC戦で大量得点、メキシコシティダービー敗戦で受けた衝撃から回復

 

 

ファン・ディネンノによる2得点で、PUMASは総合順位表の第4位へ上昇

 

 

PUMASが前節のメキシコシティダービー敗戦から巻き返し、逆にケレタロFCはオリンピック・スタジアムにおけるアウェーゲームで散々な目にあい、セサール・ウェルタとホセ・カイセドの欠場にもかかわらず、4―0の大量得点による敗戦を喫した。次節のメキシコシティダービー(今度はアステカ・スタジアムにおける対クルス・アスル戦)に準備万端であるPUMASの得点者はファン・ディネンノ(前半41分、後半22分)とネイサン・シルバ(後半4分)、そしてマヌエル・グラルテによるオウンゴールであった。この力強い勝利の結果、PUMASは勝ち点18で総合順位表の第4位へ浮上、対するケレタロFCは暫定で第12位となった。

 

 

セサール・ウェルタは間違いなく、PUMASの中心選手である。セサール・ウェルタの欠場は、サイドにおける奥深い攻撃やアイデアを持ったプレーが無いことで、PUMASの攻撃における依存度と欠陥を示した。しかしながら、ケレタロFCのミスにより先制点を挙げるチャンスを得た。

 

 

前半25分までにPUMASが放った枠内シュートは、たった1本のみ。よって、この先制点はサプライズであった。アドリアン・アルドレッテによる左サイドからのセンタリングは、相手ゴールキーパー:ギジェルモ・アリソンの手に直接収まったかのように見えたが、マヌエル・グラルテの足がボールの軌道を変え、直接自陣のゴールへ吸い込まれた。

 

 

時間が経過してもPUMASは敵陣において存在感を示さない状況が続いたため、このまま1-0でハーフタイムを迎えると思われたが、オマール・メンドーサがPUMASに追加点を与えるチャンスを創出した。 ディフェンダーはガブリエル・フェルナンデスのシュートを避けるために手を差し込んだ。 主審はVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)でプレーを確認しペナルティキックを宣告し、これをファン・ディネンノが冷静に押し込んだ。

 

 

PUMASは後半開始から得点差を広げることを狙って、4分その報酬を得ることに成功した。ペナルティーエリアの端でファウルを受けたアドリアン・アルドレッテが、フリーキックを獲得。ペナルティーエリア内へ蹴り込んだボールは、簡単に相手ゴールキーパー:ギジェルモ・アリソンの手に届くかに見えたが、ネイサン・シルバがその前に出て、ヘディングでゴールへボールを流し込んだ。

 

 

この夜はPUMASにとっても、そして後半22分に2得点目を決めたファン・ディネンノにとっても素晴らしい夜となり、このゴールで大量得点とチームの勝利を決定づけた。