Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2018年前期 第4節 裏話

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この第4節の対CFパチューカ戦は、長い間サポーターとしてオリンピック・スタジアムへ応援に来ている仲間ですら、日曜日の午後4時にキックオフする試合など記憶にないというくらい、極めて稀なケースでした。

 

加えて現在時期的に雨季であり、午後から夜間にかけてほぼ毎日のように雨が降り、時には少しの間で止む日もあれば、今回のようにキックオフ1時間前から試合終了後まで降り続ける場合もあります。

 

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2時頃からいつも屯している駐車場に仲間たちとおりましたが、どうも雲行きが怪しいので3時頃にはすでにスタジアムに入って様子を見ておりました。すると入場した瞬間くらいから降り始め、スタジアム外周からスタンドへ抜けるトンネルに退避。すると途端に土砂降りの雨に変わりました。

 

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この日ウォーミングアップ中に先発でスタメン出場する予定であったアレハンドロ・アリバスが怪我をした(雨宿りをしていたので、実際にその場面を目の当たりには出来ませんでしたが、ダヴィッド・パティーニョ監督によると古傷の再発)ということで、急遽センターバックのポジションに下部組織出身のパブロ・ハケスが代打出場。カップ戦同様アラン・メンドーサとコンビを組み、両サイドバックにアラン・モソとロサリオ・コタがそれぞれ出場という場内アナウンスを聞きました。

 

この時点で早くもこの日の苦戦は免れないなと覚悟はしておりましたが、自慢の補強選手陣(フェリペ・モラ、カルロス・ゴンザレス、マルティン・ロドリゲスら)のコンビネーションプレーもこの降雨で鳴りを潜め、頼みの綱であったサイドからのアラン・モソによる上がりもちょうどハーフウェーライン右が一番水溜りが酷いこともあり、ほとんど仕掛けられない状態でした。

 

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ルイス・キンターナが出場しなかった(ダヴィッド・パティーニョ監督によると、金曜日のトレーニング中に怪我がやや再発したとのこと)のは意外でしたが、いずれにしてもCFパチューカのような開幕して勝ち点が1点も挙げられていないチームが相手であったから良かったようなものの、これが順位表で首位を争っているようなチームであればと考えるとゾッとします。それだけ彼ら下部組織出身の若手選手たちは、TOPチームでバリバリの選手たちのスピードに付いていくのがやっとであるレベルなのです。まぁ唯一の救いは開幕から怪我(右膝前十字靭帯損傷)で出場することが出来ていなかったファン・マヌエル・イトゥルベが、漸くTOPチームの試合前に午前中クラブアカデミーで行われたアンダー20による試合でフル出場したことでしょうか。

 

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土曜日にクラブ・アメリカ相手にアステカ・スタジアムをアウェイで訪れて大敗したCFモンテレイがPUMASにとって次節の相手であり、それまで同じく3戦3勝で並んでいたクルス・アスルは日曜日にアウェイでクラブ・ティファナ相手に警告退場処分で10人の相手に後半30分先制され、辛くもロスタイムに同点として勝ち点1を挙げ、現在得失点差でPUMASと首位の座を争っている状態です。この2週間後にダブルヘッダー週となり、その後半に因縁のライバルであるクラブ・アメリカとの首都ダービーが控えており、ここ2戦(カップ戦と日曜日)の内容を見ているとスタメン出場するであろう選手たちこそ違え、やや心配になる今日このごろです。

 

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