「首位取りに取り憑かれている?」ダヴィッド・パティーニョ監督が答える
勝ち点26を上げたPUMASはリギージャ(プレーオフ)進出決定間近で、首位まであと勝ち点2と迫った。
「首位取りにこだわってはいるが、取り憑かれている訳ではない。」
「間近だね。勝ち点2で首位、そして、まだその上位2チームと直接対決がある。その争いとトライに我々は興奮していて、再びこのチームが持っている物事を達成することへのハングリーさをトライする。」と、コメントした。
PUMASは現在、2018年前期ステージにおいて10試合連続負けなしを記録しており、これは正の連鎖であるがダヴィッド・パティーニョ監督の意見によれば、落ち着かなければならないということだ。
「我々は幸せだよ。試合前に話したけれど、選手たちはトレーニング中と試合とで見せるパフォーマンスが同じなんだ。本当にこれは大きな喜びであり、とても賞賛するに値する。」と、語った。
「まだ、3試合残っている。勝ち点を上積みしようと同時に、もちろん順位表のベストなポジションを目指してプレーをする。リーグ優勝を夢見ているが、1試合ずつやって行く。」と、締め括った。
ここ数節、監督がリーグ優勝という言葉を会見で語るようになりました。
自分はここ数年のPUMAS監督の中で選手時代とコーチ時代にリーグ優勝を経験しており、35年間クラブにずっと在籍していることから、PUMASというクラブはこうあるべきだという信念を持った監督の1人であると強く感じます。よってリーグが開幕してから今日に至るまで、その采配ぶりや選手起用そして指揮官としての立ち振舞を見て、疑問を感じたことはありません。
むしろ今季自ら首脳陣に依頼して補強した、
ファン・マヌエル・イトゥルベ(1ゴール1アシスト)
カルロス・ゴンザレス、フェリペ・モラ(共にここまで6ゴール)
マルティン・ロドリゲス(2ゴール)
らの活躍。
そして14節を終わって14戦7勝2敗5分け
(うちホームゲーム︰2勝1敗3分け、アウェイゲーム︰5勝1敗2分け)
の成績をよく吟味してみると、
第5、6節に1-0
前者はアウェイの対CFモンテレイ戦は序盤のセットプレーで早々と失点
後者はホームゲームで両センターバックのアレハンドロ・アリバスとルイス・キンターナの負傷欠場で同じく序盤に失点
で連敗した後はずっと無敗と、大きく崩れたことが無いのです。
(しかも、第7~12節はクラブ・アメリカ戦で負傷した不動のセンターバック︰アレハンドロ・アリバスを欠きながら)
加えて5引き分けの内容も、
第4、10節は直前からの降雨で両チームノーゴール
第7節の対クラブ・アメリカ戦は相手が2人退場処分で2-1とリードしていたロスタイムにセットプレーから、集中力不足で失点
第11節は序盤から2点リードしながら、追い付かれる失態
第13節は、先制するも追い付かれ逆転された後にしぶとく追い付くというドロー
いずれもあと1点取っていればという、もったいない試合ばかりでした。
以前に
最終節までの3連戦はいずれも強豪チームなので、この前までに出来れば達成しておきたい
と書きましたが、いみじくもそういう結果になった今、残る3試合(ホームゲームで順位表上位2チーム、アウェイゲームで昨シーズン準優勝チーム)これまでのようにはいかない強者揃いですが、リギージャ(プレーオフ)本番を見据えて、
まずはホームアドバンテージのある順位表第4位以内をキープ、そして相手にとって
「PUMASとリギージャ(プレーオフ)で対戦するのは、嫌だな」という印象を強く与えられるような試合をして欲しいものです。