選手たちのプレーに満足している:ミッチェル監督
「チームはCDティブロネス・ロホス・デ・ベラクルスに対して、相手チームに対してリスペクトするつもりだった雰囲気の中で良いサッカーをした。後半に見られたように少し守備面で危ない場面もあったが、そういった場面も時にはあるものだ。全般的にこの試合、非常に満足している。他の試合では悪いサッカーをしたし、得てしてそういう瞬間に試合の行方は変わってしまうものだ。選手たちのプレーに満足している。」と、PUMASのホセ・ミゲル・ゴンザレス“ミッチェル”監督は、クラブ・アカデミー施設で行われた週定例の記者会見で語った。
今シーズンのディフェンス面で最も良かった2試合のうちの1試合で、5試合でたった2失点はチームとして良いパフォーマンスであったと認識した。
「(チームとして)共同作業は、不可欠だ。良い記録を得るのは、偶然の賜物ではない。我々のゴールに対して無失点で抑えた時は、勝てる可能性が非常に高い。これはそれらの作業がストライカーによって非常に効果的で、支援的であることを意味する。選手たちに繰り返し言っている言葉は、我々は攻撃をするために守備をしているんだというもので、その逆もまた然りだ。」
そして、こう付け加えた。
「ベストな守備が出来れば間違いなくリギージャ(プレーオフ)進出に近づけるので、素晴らしいことだ。それが、共同作業の目的なんだ。今シーズンの全試合半分を無失点で切り抜けたい。なぜならば、それが総合順位の第8位以内に入れることに繋がるからだ。」
一方でメディアからの質問は、ボランチのファン・マヌエル・イトゥルベのように、新たに今シーズンから加入した新補強選手たち2人に集中した。
「ニコラス・フレイレはエクアドルの首都:キトからやって来て、メキシコシティの標高に適応している。偉大なパーソナリティと良い個性、チームにとても良く迎え入れられていて、リーダーシップスキルを持っているので守備陣に加えられたんだ。共同作業をサポートしており、一緒にプレーして勝たなければならない。」と、説明した。
ファン・マヌエル・イトゥルベについては、こう述べた。
「イトゥルベは、フィジカル的にもっと良くなって欲しい。彼は他の選手たちよりも少し遅れて加入したが、ピッチに出るときに流れを変えたり良いプレーをして、明らかな違いを見せる。彼に対して、失望したことは今まで一度もない。70~80分続けてプレーを見てみたいので近いうちにスタメン起用すると思うが、今はフィジカル面で十分ではない。」
最後にジェイソン・アングロについて、こう語った。
「彼は、進化出来る選手であると見ている。非常に良いものを持っていて、素直で素晴らしい態度で学ぼうと思っている。そして、コーチ陣が何を望んでいるかを完全に理解している。それは偶然起きたことではなく、ハードワークをしてサッカー選手としての数字以外にフィジカル的にも改善した。それまで1試合の全走破距離が7~8kmであったのが、今では10kmだ。ある日の午後彼に注文した通り、ジムでフィジカル面でトレーニングをしに来たことがある。これはすでに個別メニューでなくなっており、我々にとって非常に重要なことだ。彼はスタメンのポジションを獲得し、同じポジションのチームメイトに差をつけている。目標を達成出来て、なおかつ改善をし続けることが出来る。」
別のテーマとして次節の対戦相手:モナルカス・モレリアについて、こう語った。
「PUMASのコーチ陣として、全ての対戦相手チームは同じだ。モナルカス・モレリアは良いチームで、4日前のアウェイゲームの対クラブ・アメリカ戦で相手を苦しめた。非常にタフなライバルになると見ている。メンタル面でも戦術面でも、そういう理解で準備している。モナルカス・モレリアは、決して楽な試合をさせてくれないと思う。」
更迭されたハヴィエル・トレンテに代わって、新監督として就任したパブロ・ゲデについて、こう語った。
「新監督が就任したチームと対戦するのは、選手たちのモチベーションが上がるので不利な要素だ。それ以上にモナルカス・モレリアは悪いサッカーをしていないし、試合を負けるような悪い感じはしない。非常にアグレッシブな、またダイナミックなチームで良いサッカーをする選手たちがいるが、メキシコサッカー1部リーグのような2部制で首脳陣の忍耐が乏しい。」
最後にPUMASの監督として、現在の経験を大切にしていると表現した。
「このクラブでこれまで起きていることは、全てポジティブなことばかりだ。メキシコサッカー1部リーグについて、チーム同士の競争について、良いサッカー選手については知っていたが、全く驚かないし常日頃チェックしている。このような短い期間の競争でどれほど複雑かを知っているリーグで、5節経過した時点でグローバルな結果が得られることを非常に嬉しく思う。」