PUMASは、サントス・ラグーナとドローで無敗を維持する
トレオンのコロナ・スタジアムにおいて、1-1に終わる
サントス・ラグーナはPUMASに対して試合を通して押し気味に進めたが、勝利を得ることが出来ず。フリオ・セサル・フルチのペナルティーキックで先制したが、ホアン・バスケスによる同点ゴールによってそのリードを守れず、コロナ・スタジアムで勝ち点1を分け合った。ホームチームはチームプレーのパフォーマンスを改善したが、力強さに欠けセットプレーからの守備に苦労し続けている。
試合開始直後サントス・ラグーナは最初の不注意でボールを失い、ファビオ・アルバレスがドリブルで持ち込んだが、相手ゴールキーパー:ホナタン・エマヌエル・オロスコが飛び出しそのボールを抑えた。サントス・ラグーナにとって、エリック・カスティージョとエドゥアルド・アギーレがコンビネーションを組んだ右サイドからの攻撃を中心に組み立てた。加えてフェリックス・トーレスに代わってウーゴ・ロドリゲスが復帰し、センターバックのポジションに入った。
サントス・ラグーナはボールを保持し始め、PUMAS陣内へと押し入った。エリック・カスティージョはゴールライン近くまで持ち込み、フェルナンド・ゴリアランへセンタリング送ったが、ボールはアルフレッド・サルディバルの前で止まった。その数分後、フリオ・セサル・フルチが送ったパスを再びフェルナンド・ゴリアランに繋がったが、シュートはゴール脇をすり抜けていった。サントスのダイナミックなサッカーによるプレッシャーは続き、試合の主導権を握っていた。エリック・カスティージョとブリアン・ロサノは互いにサイドを受け渡し、PUMAS守備陣の弱いところを見つけようとした。そして相手のミスによって、得点チャンスを窺った。
前半37分、主審:オスカル・メヒアはパブロ・バレーラのフリーキックからルイス・キンターナがヘディングで押し込んだプレーをオフサイドの判定(実際にオフサイドポジションにいたのはカルロス・ゴンザレス)をしたが、改めてVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)でチェックし直し判定はそのままであった。前半終了間際に、アルフレッド・サルディバルはブリアン・ロサノによる右サイドのフリーキックからのセンタリングに合わせたマテウス・ドリアのシュートを間一髪で防いだ。
後半に入っても試合の流れはそのまま続いた。サントスは後半10分、右サイドカウンターアタックからスルーパスを受けたブリアン・ロサノが、ペナルティエリア内でファビオ・アルバレスに倒されてペナルティーキックを得る。これをフリオ・セサル・フルチが力強いシュートで決め、サントス・ラグーナが先制した。
PUMASは追い付きにいかなければならない展開となり、ミッチェル・ゴンザレス監督は中盤を修正し得点チャンスを創った。後半25分、右サイドからのコーナーキックに合わせたホアン・バスケスのヘディングシュートは、ゴールファーサイドのネットに突き刺さった。サントス・ラグーナも負けずに、すかさず反撃を開始、ディエゴ・バルデスとオクタビオ・リベロを同時に投入した。ブリアン・ロサノはペナルティエリア内でオクタビオ・リベロに対してチャンスを作ったが、これを決めきれずボールはゴールから離れていった。
PUMASの相手チームへのプレッシャーは少し落ちたが、攻撃を止めたわけではなかった。カルロス・ゴンザレスによるヘディングシュートは、はホナタン・エマヌエル・オロスコが守るゴールバー上を掠めていった。サントス・ラグーナは最後まで攻撃の手を緩めなかったが、フィニッシュの制度を欠きそのまま試合終了。サポーターの満足を得ることは叶わなかった。