サントス・ラグーナが逆転勝利、対PUMAS戦を3-2でホームゲーム初勝利を飾る
逆転勝ちでこれまでのイメージを払拭、ようやくサントス・サポーターは溜飲が下がる
サントス・ラグーナは水曜日の夜にコロナ・スタジアムで行われたエキサイティングな試合の後、それまでの試合とは別の顔を見せ連勝した。チームはこれまでとは全く別のチームのようにプレー、ホームゲーム初勝利を獲得。クラブ・アメリカを再下位へ押しやり、逆転して相手チームより優れた結果を出したので、サントス・サポーターはようやく興奮して祝うことができた。両チームのサポーターによる観戦によって、試合の序盤は一進一退。
PUMASは前半9分、相手ゴールキーパー:カルロス・アセベドの守るゴール右サイドをすり抜ける、ジョゼ・ロジェーリオによるシュートで脅かした。対するサントス・ラグーナもまた、幾つかのシュートで応戦。PUMASはアラン・モソによるセンタリングでファン・ディネンノを狙った。より攻撃的な存在感を持つPUMASは、前半18分、ペナルティーエリアの外から再びジョゼ・ロジェーリオが放ったシュートは、左のポストに直撃。
サントス・ラグーナは前半20分、右サイドからのドリブル突破で反撃、フェルナンド・ゴリアランにスルーパスを送り、アルトゥーロ・オルティスがシュートをブロックした。サントス・ラグーナは相手にスペースを残さないようにコンパクトに守り、攻守のバランスを取りながら相手ゴールキーパー:アルフレード・タラベラが守るゴールまで忍び寄った。しかしPUMASはプレッシャーを掛けることを止めずに、攻撃の手を緩めなかった。PUMASはボールを回すことでサントス・ラグーナの反撃からすぐに回復し、両サイドへ対角線に入れるロングパスを目指した。
そしてこれまでのように、サントス・ラグーナはエラーで先制点を奪われる。前半37分、マテウス・ドリア・マセドが高いボールをヘディングでクリア。もう一度それを接触を試みたところ、ゴールキーパー:カルロス・アセベドは前に出ることを躊躇し、アルトゥーロ・オルティスはそこを逃さずに、相手ディフェンダーとの競り合いに勝ってゴールマウスの右隅上へヘディングシュートで先制。
前半38分、サントス・ラグーナはブリアン・ロサノがコーナーキックを蹴り、フェリックス・トーレスがヘディングシュート。このリバウンドにレオネル・ロペスが反応出来ず、体に当たったボールがそのままオウンゴールで同点。試合は振り出しに戻った。
後半に入って、サントス・ラグーナはエドゥアルド・アギーレを下げてウリセス・リバスを投入。PUMASもまたエフライン・ベラルデとレオネル・ロペスを下げて、ファン・アグアジョとファビオ・アルバレスをそれぞれ投入し、調整を図った。
試合のインテンシティは徐々に下がり、PUMASは選手を交代させたことによって前半に見せた試合運びをするのに苦労した。サントス・ラグーナの方がやや優勢となり、後半24分オリベル・ペレスがペナルティーエリア内でハンドを犯してしまい、ペナルティーキックを献上。これをフェルナンド・ゴリアランが冷静に決め、逆転に成功した。
しかし後半25分、アラン・モソが蹴ったコーナーキックをサントス・ラグーナ守備陣が相手のマークを完全に怠り、完全にフリーとなったファン・ディネンノが豪快にヘディングで押し込み、再び同点に。
サントス・ラグーナもまた、すぐさま反撃。後半34分、ファン・アグアジョがペナルティーエリア内で相手攻撃陣を見失い、レオ・スアレスがこれに乗じてエドゥアル・プレシアードへスルーパス。最後はアルフレード・タラベラが守るゴールへ押し込み、再度逆転に成功した。
この結果、サントス・ラグーナは勝ち点8で総合順位表の第14位へ浮上。対するPUMASは、勝ち点11のまま第7位となった。