PUMASがリードを生かせず、デポルティーボ・サプリサとCONCACAFチャンピオンズリーグ・ラウンド16でドロー
PUMASはもう少しで1stレグの勝利を挙げるところだったが、アルフレード・タラベラのミスをクリスティアン・ボラーニョスが見逃さず得点を挙げる
CONCACAFチャンピオンズリーグに再び参加したPUMASは、1-2とリードしていたにもかかわらず、コスタリカで勝利を挙げるチャンスを逃し、デポルティーボ・サプリサに2-2のドローとした。2ndレグは来週23日水曜日にオリンピック・スタジアムにおいて行われる。アウェーゴール2点の恩恵を受けるためにも、勝利が義務付けられる。この試合の得点は、前半23分ワシントン・コロソと後半27分ファン・ディネンノ。対するデポルティーボ・サプリサは、2005年にCONCACAFチャンピオンズリーグ決勝で勝利した、クリスティアン・ボラーニョスが前半45分と後半30分にそれぞれ得点した。PUMASはトーナメントにおける良いリズムを維持するためにも、今週末の日曜日に昨シーズンリーグ王者:CFアトラスと対戦する。
PUMASの先制点は、スローインからクリスティアン・バトッキオがアラン・モソへ一度ボールを戻し、ダイレクトにペナルティーエリア内へセンタリングを送ったものを、最後はワシントン・コロソがヘディングで押し込んだ。これによってデポルティーボ・サプリサは混乱し不安定な試合になったにもかかわらず、PUMASの犯したミスを利用して同点に追い付くチャンスがあった。ゴールポストはPUMASにとって、その得点から救う救世主であった。ダビド・グスマンが素晴らしいセンタリングをファーサイドへ送り、ちょうどジミー・マリンがこのボールを酷いヘディングで合わせたものの、これはアルフレード・タラベラが守るゴールポスト左に直撃した。ベテランのクリスティアン・ボラーニョスが素晴らしいゴールを決めようとしていた。 マルビン・アングロのクイックパスからPUMASのゴールキーパー:アルフレード・タラベラを目掛けてシュートを放ったが、これも惜しくもクロスバーに直撃した。
PUMASはリードしたままハーフタイムを迎えようとしたが、アディショナルタイムに入ってファン・ディネンノが敵陣ペナルティーエリアでボールロストし、そこからデポルティーボ・サプリサのカウンターを受けた。マリアーノ・トーレスは相手陣内にいたクリスティアン・ボラーニョスへロングフィード。マークに付いたニコラス・フレイレがエリア内でこれを倒してしまい、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)でレビューしたところ、ペナルティーキックの判定。これを冷静に蹴りこみ、アルフレード・タラベラはコースを読んでいたが、不運にも手をすり抜けて同点。
後半に入って、デポルティーボ・サプリサは逆転を狙ってアルフレド・タラヴェラのゴールへ何度か殺到したが、PUMASの守備陣は非常に注意深く、エラーを犯すまでゴールの危険の可能性を遮断した。 アラン・モソがボールをアルフレード・タラベラにボールを戻そうとしたが、ダリクソン・ブエルトがボールをスティールし、これをシュート。すでにゴール前がガラ空きであったため、ボールはゴールに埋め込まれたかのように見えたが、懸命に戻ったニコラス・フレイレが逆転を防ぐために奇跡的なスイープをした。
このファインプレーの後、PUMASは目を覚ましてすぐに反応し、ファーサイドポストへのコーナーキックの後、フアン・ディネンノがクロスバーに直撃のヘディングシュート。このリバウンドを拾ったニコラス・フレイレが強烈なシュートを放ったが、惜しくも相手ゴールキーパー:アーロン・クルスにクリアされた。中盤でボールを奪った後、ジョゼ・ロジェーリオがファン・ディネンノへスルーパス。これを豪快にゴール右上隅へ蹴り込み、再びPUMASがリードを奪い返した。
しかし喜びと幸福感はPUMASにとって長くは続かなかった。数分後、 簡単そうに見えたシュートの後、アルフレード・タラベラがそれを止めたが、こぼれ球をクリスティアン・ボラーニョスが見逃さなかった。冷静にこれを押し込み、同点。両チームの勝敗は来週水曜日にオリンピック・スタジアムで行われる2ndレグに持ち越された。