PUMASとクラブ・アメリカは、首都ダービーで引き分け、クラブ・アメリカ監督:サンティアゴ・ソラーリは解任を逃れる
負けてはいけないという任務を達成し、クラブ・アメリカが試合の最も明確な得点チャンスを無駄にしたという事実にもかかわらず、引き続き指揮を取り続けるという機会を与えられた
PUMASは、サンティアゴ・ソラーリの解任危機を救った。ピッチでよりハングリーさと個性を示したという事実にもかかわらず、負けないという使命を持ってオリンピック・スタジアム乗り込んだクラブ・アメリカに対して、無得点で相手監督に止めを刺すことが出来なかった。試合の終盤には、1人多い状況追加(ジオゴ・デ・オリヴェイラの2枚目のイエローカードで退場)で、クラブ・アメリカは勝ち点3を取る明確なチャンスがあったが、サルバドール・レジェスが放ったシュートは吹かし気味でゴールの上を超えて行った。この結果PUMASは勝ち点11で総合順位表の第6位となり、クラブ・アメリカは勝ち点5で第17位、来週の水曜日にアステカ・スタジアムでケレタロFCと対戦する。 一方のPUMASは、コロナ・スタジアムへアウェーでサントス・ラグーナを訪れる。
試合は前半2分、ファン・ディネンノがバイタルエリアでボールを受け、目の前にいたブルーノ・バルデスをフェイントで右に行くと見せかけて交わし、相手ゴールキーパー:ギジェルモ・オチョアに向かってシュート。これはオチョアが懸命にセーブ、コーナーキックへと逃れた。前半24分にはハーフライン付近からファン・ディネンノがパスを受けて、ポストプレーから抜け出したジョゼ・ロジェーリオがあわやゴール前でキーパーと1対1という場面を作ったが、これはオフサイドの判定であった。
前半39分には、左サイドからファビオ・アルバレスとセバスチャン・サウセドによる華麗なワンツーパスから抜け出し、最後はファビオ・アルバレスがシュート。これは相手ディフェンダー:ホルダン・シルバが懸命に差し出した足に当たり、惜しくもゴールへ向かわなかった。前半の最後には、アラン・モソが右サイドから挙げたセンタリングの処理をクラブ・アメリカの守備陣が誤り、レオネル・ロペスが拾ったボールを今度は左サイドからファビオ・アルバレスがこれをペナルティーエリア手前にいたファン・ディネンノへパス。1人交わして放ったシュートは、カーブを掛けてゴールキーパーの左端を掠めていった。
後半開始の笛が鳴ってからもPUMASはギジェルモ・オチョアが・ゴールを目掛けて襲い掛かったが、クラブ・アメリカ守備陣が堅固なブロックを作り、そこからのカウンターアタックを仕掛ける作戦に出た。後半30分にはアルバロ・フィダルゴからのパスを受けたサルバドール・レジェスが最初はディフェンダーに囲まれて左サイドへの突破を阻まれたように見えたが、リバウンドしたボールをドリブルで最後はシュート。これはゴールキーパー:アルフレード・タラベラが冷静にブロックした。
これを機にクラブ・アメリカのベンチは重い腰を上げた。後半34分にフアン・オテロを下げて、ロヘル・マルティネスを、アディショナルタイムにはサンティアゴ・ナベダを下げて、アレハンドロ・センデハスをそれぞれ投入。しかしPUMASもまた後半41分、ファン・ディネンノを下げてオマール・イスラスを、ファビオ・アルバレスを下げてニコラス・フレイレを投入して、守備固めを図った。最後の数分でクラブ・アメリカは勝ち点3を狙って攻勢に出たが、後半46分に右サイドからホルヘ・サンチェスがセンタリングを挙げたボールを左サイドでフリーになっていたサルバドール・レジェスが走り込んでシュート。これはボレー気味であったため、ボールは吹かし気味にゴールバーの上を超えて行った。