PUMASがデポルティーボ・サプリサ相手に大量得点、CONCACAFチャンピオンズリーグの準々決勝へ進出
ファン・ディネンノの2得点で、今週土曜日に行われる対クラブ・アメリカ戦の首都ダービーに向けてPUMASは準備万端
PUMASがオリンピック・スタジアムにおいてデポルティーボ・サプリサを4-1(スコア合計6ー3)で破り、CONCACAFチャンピオンズリーグ準々決勝へ進出した。得点者はPUMASがアルトゥーロ・オルティス(前半11分)、ファン・ディネンノ(後半30分、35分)そしてジョゼ・ロジェーリオ(後半45分)。デポルティーボ・サプリサがライアン・デービス(後半6分)。準々決勝では、PUMASはベスト16でASカバリー(ハイチ)が1stレグにおいてアウェーでマサチューセッツ州を訪れる際に、ビザ発給申請が間に合わなかったため不戦勝で進出したニューイングランド・レボリューションと対戦する。
この大量得点による勝利は、PUMASとそのサポーターが、今週末にオリンピック・スタジアムにおいて行われる首都ダービーで、ライバルのクラブ・アメリカと対戦する準備ができていることを明らかにした。試合前に発表された正ゴールキーパー:アルフレード・タラベラが負傷のため欠場したというニュースは鉄壁のゴールマウスを失い、チームの士気が下がるものであったが、代わって出場したフリオ・ゴンザレスは信頼できるゴールキーパーであり、プレーの質が非常に質の高いものであることが証明された。
デポルティーボ・サプリサは彼が守るゴールにシュートの嵐を浴びせたが、3回連続で窮地から救った。マルビン・アングロが敵陣ペナルティーエリアに入り、パワフルなクロスショットを放ち、素晴らしいなセーブで止めたが、リバウンドはクリスティアン・ボラーニョスの前へ。再び放ったシュートは、辛くもコーナーキックへと逃れた。
このヒヤリハットの後、PUMASはその闘志とスピリッツを発揮し、試合の前半から後半まで終始相手ゴールへ殺到した。先制点は、コーナーキックによるセットプレーから生まれた。レオネル・ロペスがエリアの真ん中へセンタリング、ちょうどその落下地点にいたアルトゥーロ・オルティスが相手ディフェンダーとの競り合いに勝ち、見事なヘディングシュートで先制。
この先制点はPUMASの士気を上げすぐ追加点を狙ったが、相手ゴールキーパー:アーロン・クルスは素晴らしい反射神経を示し、フアン・ディネンノとジオゴ・デ・オリヴェイラのヘディングシュートをセーブした。前半はPUMASにとって穏やかに終わったように見えたが、最後の局面では、クリスティアン・ボラーニョスがロングシュートを試み、再びフリオ・ゴンザレスがその危険な場面をクリアで防いだ。PUMASは準々決勝進出へ向けて後半も得点チャンスを得たが、デポルティーボ・サプリサ守備陣はこれをコーナーキックへと逃れた。コーナーキックの後、フリオ・ゴンザレスはなんとかボールを逸らすことができたが、そのリバウンドはペナルティーエリア内で跳ね返り、PUMAS守備陣が反応するその前に、ライアン・デービスが反転シュートを放ち、同点。
2005年FIFAクラブ世界選手権に北中米カリブ海地域代表王者として第3位となった予選で、PUMASが奇しくも同じ舞台であったオリンピック・スタジアムで敗北した悪夢が一瞬脳裏をよぎったが、ファン・ディネンノによるペナルティーエリア内で受けたボールを右足一閃。本大会2点目をマークした。
ファビオ・アルバレスとワシントン・コロソの間の大きなトライアングルパスの後、ワシントン・コロソはファン・ディネンノへ低い弾道のセンタリングを供給。さらには準々決勝進出を確実にするための3点目を狙ったPUMASは、その5分後にアラン・モソによる完璧なセンタリングを、今年初となる1試合2得点を達成するヘディングシュート。
アディショナルタイムには、土曜日に行われる対クラブ・アメリカ戦で合唱するカンティコ(サッカー・ソング)がスタジアムで流れ、さらには終始サイドアタックを試み縦横無尽に走りまくったアラン・モソへ対する拍手が止まなかった。試合終了の笛が鳴る前には、ジョゼ・ロジェーリオがペナルティーエリア内のこぼれ球を押し込み、ダメ押し弾となった。