Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ 2023年前期ステージ 第13節 UNAM 0-1 Monterrey

 

PUMASが今シーズンホームゲーム無敗が絶え、対CFモンテレイ戦に敗れる

 

 

PUMASは開始直後から負傷に見舞われたCFモンテレイを倒すことができず、後半アディショナルタイムにアルフォンソ・ゴンサレスによる得点によって0-1で敗れる

 

 

アディショナルタイムに敗北! PUMASは対CFモンテレイ戦に勝つことができず、オリンピック・スタジアムにおける試合は僅差(0-1)の敗戦で終わった。PUMASは総合順位表のさらに上位へ浮上する試みに失敗したが、CFモンテレイは怪我から回復したアルフォンソ・ゴンサレスのおかげで、貴重な勝ち点3を加えて直接リギージャ(プレーオフ)進出圏内へ突入した。セサール・ウェルタへのマクシミリアーノ・メサによる厳しいマンマークがあった試合で、一方でファン・ディネンノによる指摘でペナルティーキックの判定にならなかったハンドについても議論が巻き起こった。

 

 

前半最初の 4 分間で、セサール・ウェルタには 2 度の得点チャンスがあったが、いずれも力強さの欠如で決定的な場面を生かしきれずに終わった。最初のシュートは威力を欠いており、2つ目はCFモンテレイによるクリアミスを無駄にし、チームメイトへパスをすることでシュートを試みたが、得点に結びつかなかった。前半15分はCFモンテレイにとってまるで拷問のような時間で、2つの選手交代を行った。エリック・アギーレは筋肉痛のためプレー続行が出来ず、代わりにセバスティアン・ベガスが投入された。 さらに、ジョルディ・コルティソはリサンドロ・マガジャンによって倒され、肩をつかまれたまま数分間立ち上がれなかったため、ロドリゴ・アギーレとの交代を余儀なくされた。

 

 

試合は膠着状態となり、CFモンテレイへ5枚​​、PUMASへ1枚のイエローカードが出て、決定的なチャンスはなかったものの、セサール・ウェルタがフリーキックをガブリエル・フェルナンデスへボールをパスしたが、相手ゴールキーパー:エステバン・アンドラダが立ち塞がってゴールを守り、あと一歩のところまで迫った。クリスティアン・タボに代わって途中出場したフアン・ディネンノは後半にPUMASに欠けていたダイナミックさを与えようとした。 彼の存在感はすぐにそのヘディングシュートによって反映され、エステバン・アンドラダがすでに態勢不利であったにもかかわらず、最後の瞬間にディフェンダーによってクリアされた。 おまけにレフェリーへの度重なるクレームによりイエローカードの警告を受けた。

 

 

後半15分、PUMASは調子を取り戻し、ガブリエル・フェルナンデスに代わってロドリゴ・ロペスが前線に立つと、すぐにミドルシュートを放ち、エステバン・アンドラダがコーナーキックへ逃れた。また空中戦でボール争いをした際に、ネイサン・シルバとロドリゴ・アギーレが頭を打ち、数分間ピッチに横たわったままとなった。 ネイサン・シルバがプレー続行できず、代わりにグスタボ・デル・プレーテがピッチに入った。 ロドリゴ・アギーレの代わりにアンヘル・ジョルダンが途中交代で出場した。これらのミスの後、後半33分にビクトル・グスマンがペナルティーエリア内でハンドを犯したため、PUMASはペナルティーキックの判定で平穏さを取り戻せるかのように見えた。試合の主審は、ファン・ディネンノが彼を倒した後にフィニッシュしたディネンノもボールをコントロールする前にハンドを犯したと判断し、ペナルティキックを科さなかったが、これに対してホームゲームのクラブを応援するサポーターらは大いに不満を抱いた。

 

 

そして10分追加された後半アディショナルタイムにおいて、アルフォンソ・ゴンザレスがリバウンドを押し込み、相手ゴールキーパー:フリオ・ゴンザレスが懸命のセーブを試みたものの、これが試合の決勝点となったのであった。