Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

5年ぶりの日本


先日の記事に書いた通り、役所で所定の手続きをしたうえで自分自身の離婚という問題を解決するために、サポーター仲間で親友のパコのおかげ(社員割引で約5万円以下というチケットを予約してくれた)で、約5年(2018年7月26日以来)ぶりに日本へ戻りました。何せ社員割引=ウェイティングリスト*1であったため、まずは24時間前のウェブチェックインを行なったうえで、それ以外の自分と同じような乗客らとの競争でした。加えて最近発生したイスラエル・ガザ戦争のおかげで飛行機ルートが変わる可能性もあり、その場合には本来カリフォルニア州から太平洋へ抜けるところを、スラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ治区ガザに対するイスラエル軍の攻撃に支持を表明した米国軍による軍用機使用ルートの影響で、カナダ・バンクーバー方面を経由すると飛行機の燃料がそれだけ増えるため、空席が減るといった予想外の事態となり、出発日が1日遅れてしまう始末。

 

 

格安で日本へ行けるだけでもありがたいので文句は言えませんが、こんなにハラハラドキドキした経験はここ数年ありませんでした。ともあれ翌日には無事にメキシコシティを飛び立つことになり、約10日間滞在のほとんどが区役所へ行ったり、義弟(妹の旦那)が弁護士をしており、いろいろと相談に乗ってもらったりするうちに、あっという間に過ぎてしまいました。結論からすると、まずは元嫁が住んでいるパラグアイへ今回記入した離婚届を郵送して、それを記入して返送してもらえれば、それを区役所へ提出。万が一、それが出来なかった場合は、その事実やすでに10年以上別離状態であること。また向こうには、自分のものではない娘さんがいることなどを理由に、調停裁判を行なったうえで離婚するというものです。

 

 

いずれにしても自分が今回日本へ行く前に描いていたすぐに離婚が出来て、その後現在の彼女(プロフィール画像)と再婚するというストーリーはお預けとなりましたが、然るべくプロセスを経て本来あるべき姿に戻るという、これまで避けて通ってきた部分をようやく行うことができただけでも、行った価値はあったというものです。加えてもう高齢になってきた両親にも再会出来て、いろいろと世話になったことも今後再びいつ可能かどうか分からない部分もあります。ただ個人的な結論からすると、自分はもう二度と日本へ戻って仕事をしたり生活を送ることはないだろうと思います。次回日本へ行くとすれば、今の彼女を連れて家族に会わせることぐらいでしょうか。なぜならば自分にとってメキシコが一番住んでいて居心地の良く、世界で一番愛する女性がそばにいて、彼女も応援しているPUMASがリーグ優勝をする瞬間をスタジアムで見ることが目的だからです。

*1:Waiting List=飛行機の予約のキャンセル待ちリスト。満席で予約がとれないがキャンセル待ちしてでも乗りたい場合は、ウェイティングリストに載せてもらうことが出来る