Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2020年後期 第4節 裏話

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コロナ・スタジアムのあるコアウイラ州のトレオン市は、アグアスカリエンテスから北へ約500km(車で約5時間)のところにあります。昨年末から日曜日出勤の仕事が一段落していたので憲法記念日の3連休ということもあり、土曜日に遠征しようかと思っておりましたが、あいにく日曜日と月曜日が出勤となってしまい断念。テレビ中継で観戦することにしました。

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PUMAS先発スタメンの両センターバックは、ルイス・キンターナとホアン・バスケス。本来のスタメンであるニコラス・フレイレは、昨年11月に行われた前期ステージ第17節の対プエブラFC戦で負った右膝の捻挫によるリハビリを続けており、全治2~3週間。今シーズンずっとその代役で出場しているルイス・キンターナは、昨シーズンこそ肝心な場面でミスを犯していましたが、今シーズンは全々節の対ファレス戦でのドローとなった相手ゴールを献上した以外は、ほぼノーミスで献身的な守備及び攻撃にも参加するプレーを見せています。

 

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試合のポイントは、やはり両サイドにおける攻防がメインでした。右サイドのエリック・カスティージョ対アラン・モソ。左サイドのブリアン・ロサノ対アレハンドロ・マヨルガ。前者は壮絶な1対1を展開、時に相手に削られる場面もあり、アラン・モソは、2020年東京オリンピックのサッカー競技・北中米カリブ海最終予選への合宿へメキシコ代表として召集されたものの、全治未定の負傷(左内転筋に筋緊張があり、全治にはは不快感の進化に依存)のため辞退することになってしまいました。アレハンドロ・マヨルガは若干足が遅いこともあり、相手のスピードに手を焼いていました。

 

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中盤における攻防は、毎試合今シーズンの新補強選手たち(セバスチャン・サウセド、ファビオ・アルバレスら)が存在感を示し、以前からのウィークポイントであった左サイドは前者が1対1で相手ディフェンダーをスピードで圧倒。右サイドもパブロ・バレーラとアラン・モソが再三脅かしていました。そして今試合でドローを勝ち取ったヘディングシュートを決めたホアン・バスケスは、メキシコサッカー1部リーグ・2020年後期ステージ第4節のベストイレブンに選出。

 

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次節はホームゲームの対アトレティコ・サンルイス戦ですが、アラン・モソが欠場予定。代わりに下部組織出身選手であるヘスス・リバスのスタメン出場が予想されます。今シーズンにやっとメキシコサッカー1部リーグデビューを果たしたばかりなので、なかなかスピードについていけない苦戦は免れないでしょう。そしてフォワード陣期待の新補強選手:ファン・イグナシオ・ディネンノはこの試合リーグ戦デビューを果たしたものの、同じくメキシコサッカー1部リーグに順応するには1ヶ月ぐらいかかるであろうと思われます。