フリオ・セサル・フルチによる得点で、CFアトラスがリギージャ準決勝 1stレグを制する
CFアトラスがビジターで、今度は2点差以上で2ndレグを勝たなければならないPUMASを制す
22年ぶりにCFアトラスが決勝戦を目指す。その夜CFアトラスは、なぜそれがトーナメントの最優秀ディフェンス陣を擁するチームであるかを示し、ここまで波に乗るPUMASを完封した。フリオ・フルチの素晴らしいゴールでCFアトラスに0ー1で敗れた。 次の日曜日PUMASは2点差で勝たなければならず、そうしないとCFアトラスが決勝戦へ進出することになる。
オリンピック・スタジアムの沈黙は、まるで通夜のようだった。 フリオ・フルチのゴールによって、PUMASサポーターによる各チャントの合唱が途絶えた。フリアン・キニョネスからのパスを受けたフリオ・フルチは、ペナルティーエリアの外から強烈なシュートをアルフレード・タラベラが守るゴール右隅へ突き刺した。CFアトラスによる先制点は、チームの守護神:カミロ・バルガスがPUMASのエネルギー、情熱、そしてモチベーションを何度かのピンチを封じ込め、チーム全体の忍耐、ハードワーク、そして粘り強さに対するご褒美となった。
前半終了から数秒後、カウンターアタックからセバスチャン・サウセドがペナルティーエリア左サイドへドリブル突破したが、ボールを赤と黒のエリアに導き、アンヘル・へレミ・マルケスの壮大なスイープによりシュートを放つ前に芝生に倒れたため、審判はためらうことなくペナルティーキックを宣告した。ただその後VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)でレビューをした結果、倒す前にボールへタックルしに行っていたため、無効となった。
後半もまた試合の流れは、前半と酷似したものとなった。CFアトラスがトーナメントの最優秀守備陣を擁したチームである理由を示し、PUMASによる執拗な反撃をことごとく跳ね返した。何本ものセンタリングやシュートを放ったものの、カミーロ・バルガスが守るゴールを脅かすことは出来なかった。
追い掛ける展開になったPUMASにとって徐々に絶望が生じ始め、CFアトラスのディフェンダーが固く守り抜き、通常のパスやセンタリング精度の正確さを下げる結果を招いた。その結果自陣の守備スペースに隙間を生じさせ、CFアトラスによる反撃を招いたが、アルフレード・タラベラを中心とした守備陣がなんとかこれを抑えた。
PUMASがバルガスの守るゴールに向かって全力で攻撃を仕掛けたため、後半終了間際の数分間のプレー速度は上がったが、最終的に決定的なチャンスを決め切れることが出来ず、試合は終了。PUMASは日曜日にハリスコ・スタジアムで行われる2ndで、最低でも2点差以上で勝たなければならなくなり、これは事実上不可能に思える結果となった。