PUMASがアトレティコ・サンルイスに対して、ルーキーの初得点でドローを拾う
アマウリ・ガルシアのゴールで、メキシコ杯初戦をPUMASがアトレティコ・サンルイスに引き分ける
PUMASはミッチェル監督政権となって初の敗戦を喫する間際に、待望の『PUMASの大型新人』つまりメキシコサッカー1部リーグにデビューしたばかりのアマウリ・ガルシアによるゴールによって、メキシコ杯においてアトレティコ・サンルイスに1-1の引き分けを勝ち取った。PUMASのリーグ戦における期待は、カップ戦でも見られるようだ。
ミッチェル監督は試合前の会見で語った通り、多くの下部組織出身選手たちを起用し、非常に少ないTOPチームのサブメンバーと“ベテラン組”と“若手組”の混合チームで、試合をスタートさせた。対するアトレティコ・サンルイスは、前半20分にヘディングシュートで先制点を決めたリカルド・セントリィオンをはじめとする、バリバリの一線級クラスの選手たちを先発に起用した。
ミッチェル監督は後半開始早々からマルティン・バララガンに代えてファン・イトゥルベを、その数分後には負傷が未だに癒えない様子のマルティン・ロドリゲスに代わって、パブロ・バレーラをそれぞれ出場させ試合の流れを変えようと試みた。
さらに弱冠17歳でPUMASのアンダー17でリーグ優勝を果たしたチームで主将だったアマウリ・ガルシアをメキシコサッカー1部リーグデビューさせた。その期待に見事応えたのは、後半33分ペナルティーエリア内左サイドをワンツーで抜け出したファン・イトゥルベからの折り返しを走りこんで、相手ゴールキーパーの股下を抜くシュートで同点に追い付いた。
このドローによってミッチェル監督政権となって初の敗戦を免れたと同時に、長年に渡ってサポーターの待望であった下部組織出身の『大型新人』がプロデビューし、これからのメキシコサッカー1部リーグを席巻させる予感をさせる値千金のゴールで飾ったのであった。