さて前節より召集されたメキシコ代表による国際親善マッチが本日まで行なわれた関係で中断されたメキシコサッカー1部リーグですが、今週からトレーニングが再開され前節の試合に出場出来なかった選手たちも練習に参加しているようです。
今シーズンも残り4節を残すのみとなりましたが、今回行なわれる予定のリギージャ(プレーオフ)はそれまでと多少様相が異なります。これまでは順位表の第8位までがたすき掛けでホームアンドアウェーで対戦しておりましたが、今シーズンのみ第5位から第12位の計8チームがまずレペチャヘ(敗者復活戦)を行ない、その後に残った上位4チームが勝ち残った4チームと本リギージャを行なうシステムとなりました。
よって、これまで以上に順位表の第4位までに入ることが非常に重要となります。残り試合を見てみると、まず今週末日曜日にホームゲームで対デポルティーボ・トルーカ戦。続いてアウェイゲームの対パチューカ戦、ホームゲームで対チバス戦、そして最終節にアウェイゲームで対クルス・アスル戦となっております。どれも容易な試合にはならないでしょうが、未だに順位表の第4位以内が確定している訳ではないので、特にホームゲームの2試合は必勝を期するべきであります。
幸いにも前述の通り、前節をコロナウイルス感染による影響で欠場したレギュラーメンバーらが揃って練習に参加しているようなのは何よりです。また正ゴールキーパー:アルフレード・タラベラも代表戦から戻ってくるのも、非常に心強い限りです。かつて往年の名選手であり先輩のホルヘ・カンポスが首都ダービーウィークにテレビ出演していた際に、タラベラが新加入してベテランとして精神的な支柱として、今シーズンのチームは大きく変わったとコメントしていたのが印象的でした。
ここまでいろいろあったシーズンではありますが、まずは全選手が大きな怪我などをせずに残り4節を戦って、無事にリギージャへ出場できるように臨んでほしいものです。あとは欲を言えば、ファン・ディネンノによるリーグ得点王争い(現在8得点で第3位、首位ジニャックとロドリゲスに2点差)の逆転に引き続き注目しております。