ＰＵＭＡＳにはかつて優秀な下部組織出身選手たちがチームの基盤となり、１部リーグデビューした後にＴＯＰでリーグ優勝を飾り、その即戦力を欲しがるリーグのライバルチームやヨーロッパの５大リーグで活躍する言わばメキシコＡ代表へと成長していくのが常のクラブでした。先日のＥＳＰＮによるアンドレス・リリーニ監督のインタビューで、偉大なるクラブのＯＢ：ウーゴ・サンチェスに対して監督がコメントしていた「あなたが活躍された時代のような下部組織に戻すために、育成部長という仕事をしている」がそれを象徴しています。
リリーニ監督は、２０１７年１１月２４日にクラブ・アカデミーの育成部長に就任。しかし今年９月１５日に兼務は不可能と判断した首脳陣が、２００４年後期・前期ステージのリーグ連覇を果たした下部組織出身選手で、元メキシコＡ代表のミッドフィルダー：ヘラルド・ガリンドー元アンダー１５監督をその後任として就任させました。
そして２０１９年５月２６日にリーグ優勝したアンダー１７を率いるのが、１９９５年に下部組織からＴＯＰリーグデビューし５年間在籍した後、サントス・ラグーナやティブロネス・ロホス・デ・ベラクルスなどで活躍したカルロス・カリーニョ監督。
さらに２０１６年５月８日にリーグ優勝した２部プロプレミアリーグ（実質３部）を率いていた１９９４年にＣＦアトラスでプロデビューし、２００７〜２０１年までＰＵＭＡＳに在籍し２００９年後期ステージでリーグ優勝したカルロス・ウンベルト監督が、現在２部リーグのＰＵＭＡＳタバスコを指揮しています。
アカデミー施設は、２０１７年７月２０日にリニューアルされたことが公式に発表（正式には２０１８年８月１６日）されました。私もメキシコシティに住んでいた際に女子リーグの試合を何度か見に行きましたが、とても素晴らしい施設です。
