Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2021年ガーディアンズステージ 第15節 UNAM 0 - 0 Tigres UANL

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PUMASとUANLティグレスの一戦は見る者を楽しませたが、結果的にスコアレスドローに
 

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オリンピック・スタジアムにおける対戦は両チーム得点無し。アラン・モソはゴラッソを、カルロス・ゴンザレスもまた無効とされる
 
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PUMASとUANLティグレスの一戦は激しい試合となったが、オリンピック・スタジアムにおいてスコアレスドローに終わった。両チームともゴールを無効とされ、お互いに勝ち点1を分け合ったものの、リギージャ(プレーオフ)に向けての見通しは厳しくなった。一方でUANLティグレスはレペチャへ(敗者復活戦)進出争いの順位を上げる勝ち点3を逃し、PUMASは今シーズンを通して非常に厳しい争いをしておりギリギリ第12位以内を死守しつつも、今やその進出争いは他チームの結果次第となった。とても激しい試合は決定的な得点(PUMASは10度のチャンスに対してゴールの枠に飛んだボールは3つ、UANLティグレスは6度のチャンスに対して枠に飛んだボールは2つ)が欠け、残念ながら両チームのゴールキーパー:アルフレード・タラベラとナウエル・グスマンを脅かすことは無かった。
 

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前半9分、アラン・モソが左足で放ったシュートは見事に枠を捉え、PUMASの先制点かと思われたプレーはVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)でレビューされた結果、その前のプレーでカルロス・グティエレスが右サイドからドリブル突破を図った際に、サイドラインをボールが割っており主審:アドナイ・エスコベドによって無効とされた。ホームチームにとって、最初のチャンスを疑わしいプレーが災いした。そのような場面があったとは言え、UANLティグレスはより試合に集中していた。前半15分過ぎにファクンド・ワジェルがミスを犯しプレゼントしたボールは、右サイドを駆け上がったハビエル・アキーノによって対角線のセンタリングを供給することになったが、大きなチャンスになったかと思われたもののそのエリアは無人であった。
 
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前半36分、フリアン・キニョネスのセンタリングは、ファーポストにいたカルロス・ゴンザレスに繋がり得意のヘディングシュートを放ったが、リバウンドを計算したアルフレード・タラベラによってセーブされコーナーキックへと逃れた。ハーフタイム前にはアンドレ・ピエール・ジニャクがタラベラを交わしてゴールかと思われたがそのシュートは惜しくも外れ、左サイドを突破したカルロス・グティエレスのシュートはナウエル・グスマンが交わし、さらにそのリバウンドを再びカルロスがセンタリングしたボールはファン・イグナシオ・ディネンノがコントロール出来ずにゴールバーを越えて行った。
 

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後半に入って、今度はUANLティグレスがその先制点を無効とされた。左サイドからゴールラインまで鋭く抉ったキニョネスが送ったセンタリングをカルロス・ゴンザレスが押し込んだものの、再びVARでレビューした結果センタリングをする前にボールがゴールラインを割っており、決定的なチャンスを潰した。PUMASは反撃をするのに手間取り、右サイドを突破したセバスチャン・サウセドがホアン・バスケスへ送ったセンタリングは、ボールをトラップして窮屈な体勢から十分なアングルへ向かってシュートをすることが出来ず、ポストの脇を擦り抜けていった。数分後には右サイドを割ったジニャックが送ったセンタリングをカルロス・ゴンザレスが中央でスルーし、レオナルド・フェルナンデスがやや遅れてシュートしたもののボールは枠を捉えることなく終わった。
 

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試合の終わりも迫り、両チームがアクセルを吹かし、相手のミスを探して勝ち点3を挙げるためにプレッシャーを掛ける必要があることを認識していた。後半30分過ぎ、ディエゴ・レジェスが放ったパワフルなシュートは枠を捉えたかに見えたが惜しくもゴールバーを直撃し、PUMASは溜息をついた。プレッシャーがピークに達したUANLティグレスは相手を倒しに行ったが、止めを刺すまでには至らなかった。タラベラはジニャックのシュートとアルド・クルスによるシュートを見事に防ぎ、試合の立役者となった。PUMASもまた後方に留まらず、ワジェルが放ったミドルシュートは辛うじてナウエルに阻まれた。結局試合はそのまま終わり大変動きのある内容であったが得点の報酬は無く、両チーム共にレペチャへ進出圏内へその順位を上げることなく勝ち点1を分け合った。
 

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