PUMASがPK戦でニューヨークシティFCを制し、リーグスカップの準決勝進出
PUMASがVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)に救われた試合で、PK戦を3-2で勝利する
メキシコリーグ戦で連敗中だったPUMASは、ニューヨークシティFCをPK戦(3-2)で制し、相手チームの2得点が無効となったVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)に救われた試合を勝利し、リーグスカップ準決勝へ駒を進めた。ホームチームはバレンティン・カステジャーノスによる再三の得点チャンスを創出、対するPUMASはジョゼ・ホジェリオが同点弾をマークした。チームはメキシコシティへ戻り、土曜日にオリンピック・スタジアムでケレタロFCを迎え撃つ。
ニューヨークシティFCが終始押し気味だった前半は、幸運の女神がPUMASに微笑みスコアレスのままハーフタイムへ。主審はバレンティン・カステジャーノスのロングパスからの明らかなオフサイドと、キートン・パークスへのディレイパスからダイレクトシュートを放ったプレーをVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)でそれぞれ無効となり、PUMASベンチも胸をなでおろした。
ニューヨークシティFCの優位さはアンドレス・リリーニ監督が起用した5バックのディフェンダーはまるで無関心で相手の攻撃を防ぐ術を知らないため、相手チームの攻撃を容易に許し、却って無得点に抑えたPUMASのゴールキーパー:フリオ・ゴンザレスによる度重なるセーブを際立たせた。加えて攻撃陣のゴールへ向けたシュートは、コーナーキックからファン・ディネンノがフリーで放ったヘディングシュートのたった1本で終わった。前半終了間際にはホームチームのインテンシティが下がり、観客に退屈さを感じさせた。
後半開始後直ぐにホームチームは再び攻撃を再開したが、再びスルーパスを許したPUMAS守備陣がサンティアゴ・ロドリゲスをキーパーと1対1にしたものの、ディフェンダーのスライディングにより相手のハンドを誘発し、またもやVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)で無効となった。PUMASのエラーは続き、マキシミリアーノによるファーサイドへのセンタリングをカステジャーノスがヘディングで合わせたが、これはフリオ・ゴンザレスが反応。同点に追いつきたいPUMASは、ベンチが動く。ファン・ディネンノに代わって途中出場したジョゼ・ホジェリオはペナルティーエリアでボールコントロールし、放った強烈なシュートは見事ゴールネットを揺らし同点に。
その後試合は両チームによる激しい攻撃の応酬となったが、お互いのゴールキーパーがこれを上手く攻撃の芽を摘み、90分間で決着が付かないままPK戦へ。PK戦はエリク・リラ、ホセ・ガリンド、セバスティアン・サウセドがそれぞれ成功、一方でゴールキーパー:フリオ・ゴンザレスが2本を止め勝利の立役者となった。