Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2021年グリッタ前期ステージ 第8節 UNAM 0-0 Guadalajara

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魂のこもっていない引き分け

 

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PUMASとCDグアダラハラは、パフォーマンスに乏しい試合:両チームともにそれぞれが抱える危機を和らげる勝利を目指したが、決定力不足に終わる

 

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どちらも深刻な危機に直面しているPUMASとCDグアダラハラによる対戦はスコアレスドローに終わり、勇敢さや力強さを示せず、出口を見つけることができないようである。

両チームともに先制点を決めるチャンスを得たが、フォワード陣はそれを決めることが出来ず、すべてがため息、怒り、そして欲求不満に終わった。試合終盤にCDグアダラハラが絶好の機会を潰し、オリンピック・スタジアムで得た勝ち点1は累計10となり、総合順位表の第10位へ。PUMASは勝ち点6で第16位となった。

アンドレス・リリーニ監督の得点を待望する気持ちとは裏腹に、彼らの選手たちはクラブ創立67周年のお祝い気分に浸っていたのか?その期待に応えることはできずに終わった。

 

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キックオフ直後、PUMASはCDグアダラハラを驚かせる。レオネル・ロペスによるヘロニモ・ロドリゲスへのスルーパスから一気にゴールライン手前からエマヌエル・モンテハーノへセンタリング。あと数センチでボールの芯を捉えらるというところから、ボールはセバスティアン・サウセドの前に転がり反転してシュートを放ったものの、大きくゴールを外れた。

このプレーを見た相手チーム監督のマヌエル・ブセティッチは、額から汗を拭き、PUMASのミスに感謝して天を仰ぎ、その後、選手たちの注意を呼び掛けた。次の数分で彼らはPUMASにボールを支配されていたからである。

 

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その数分後、イゴール・メリタオからファビオ・アルバレスへのスルーパスから左足のシュートを放ったボールをCDグアダラハラのゴールキーパー:ラウル・グディーニョが弾いて、チームの窮地を救った。

議論を醸し出すプレーは、ウリエル・アントゥナがアレハンドロ・マヨルガへパスしたボールをそのままスライディングで阻もうとしたセバスティアン・サウセドを交わして、進もうとした際にボールが手に当たった時に生まれた。CDグアダラハラはハンドを主張してペナルティーキックを求めたが、主審:フェルナンド・ゲレロは体に当たったとして、これを退けた。

CDグアダラハラはその後も、イサーク・ブリスエラが左サイドを突破してホセ・ゴディネスへセンタリングしたが、ダイレクトシュートしたボールは吹かしてしまった。前半終了間際には再びラウール・グディーニョが、ファビオ・アルバレスによるシュートを手で弾いてコーナーキックへ逃れた。

 

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後半に入って、戦いはピッチの中盤で繰り広げられた。両チームともにファールでプレーを止めて、少々汚い内容となっていった。CDグアダラハラのブセティッチ監督はさらに奥深い攻撃を仕掛けるため選手交代を行ったが、PUMASがことごとくそのボールをクリアしたためその効果は現れなかった。

 PUMASのゴールキーパー:フリオ・ゴンザレスが犯したミスはカルロス・シスネロスへのプレゼントにも見えたが、ウリエル・アントゥナは一人でペナルティーエリアに侵入し、シュートを放ったもののゴンザレスは彼のミスを埋め合わせ、窮地を逃れた。

 

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試合の終盤にロングフィードからイサーク・ブリスエラがスルーパスでカルロス・シスネロスへ繋ぎ得点を挙げるチャンスを得たが、ボールは足元にうまく収まらず放ったシュートはゴール脇の電光掲示板の広告に直撃した。

試合はそのま終了し、結果的に失望に終わった。追加された勝ち点にもかかわらず両チームともに未だ危機が続くため、その助けにはならない結果になった。