Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ 2022年グリッタ後期 第14節 UNAM 2-0 Monterrey

 

10人のPUMASがワシントン・コロソの2得点で、CFモンテレイを制す
 

 
PUMASイレブンがホームアドバンテージを活かし。10人になりながらも第14節で勝ち点3を挙げる
 


オリンピック・スタジアムで行われたこの一戦で、PUMASがCFモンテレイを破るには後半最後の2分だけで十分だった。そしてこの勝利で、新たにレペチャへ(敗者復活戦)圏内に突入した。ワシントン・コロソの2得点(後半45分、46分)のおかげでPUMASは勝ち点19で総合順位表の第7位となり、CFモンテレイは勝ち点22のまま。来週の半ば(水曜日)にPUMASはアウェーでアトレティコ・サン・ルイスを訪れ、CFモンテレイはホームでCFアトラスを迎え撃つ。
 

 
CFモンテレイはメキシコシティ正午の猛暑を気にせず、フルスロットルで試合をスタートした。 前半3分、フィンセント・ヤンセンが最初で最もクリアな試合をしました。ステファン・メディナによるロングフィードの後、ヴィンセントは完全にフリーで敵陣エリアに入りフィニッシュをする準備が出来たが、アルフレード・タラベラの飛び出しが見事だったので、両足の間を丸く保ち相手の先制点を防いだ。このプレーの後、CFモンテレイはドローによる勝ち点1を挙げるために意図的に下げた。
 

 
それは少しずつフィジカル面で消耗し、オリンピック・スタジアムにおける気温がその日の最高気温に達し、PUMASが意図するホームゲーム。いわゆる日頃からこの環境でトレーニングをしていてこの環境に慣れており、逆に慣れていない相手チームが消耗し最後は力尽きるのを嫌ったためである。PUMASはジョゼ・ロジェーリオとジオゴ・デ・オリヴェイラによるサイドからのセンタリングに賭けていた。しかしCFモンテレイはこの狙いを熟知して研究をしていたので、その通りには行かなかった。
 

 
PUMASによる前半唯一の得点チャンスは、終了間際であった。アディショナルタイムにファビオ・アルバレスが左サイドにポジショニングしていたファン・ディネンノへ叩き、これをカーブをかけたシュートでピンポイントに狙ったが、惜しくも相手ゴールキーパー:エステバン・アンドラダにセーブされ、コーナーキックへと逃れた。フアン・ディネンノは、このプレーの後セバスティアン・ベガスの足を踏んづけてしまい、イエローカードの制裁を受けた。しかしさらにその後、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)でレビューしたところ、試合の主審:エリク・ジャイール・ミランダはその制裁を取り消し、一発退場のレッドカードを掲示した。
 

 
後半に入って、CFモンテレイは数的優位を利用して先制点を狙ってピッチの上でボール支配権を握った。しかしながらアルフレード・タラベラが孤軍奮闘して、ゴールを守った。ルイス・ロモはバイシクルシュートでゴールの枠を捉えたかと思われたが、これもまたタラベラにセーブされコーナーキックへと逃れた。PUMASの反撃が少ないと見たCFモンテレイは再びアクセルを吹かせたが、勝利の女神はPUMASに味方した。ルーズボールを拾ったマクシミリアーノ・メサが放ったシュートは、惜しくもゴール左ポストを直撃。跳ね返ったボールは、ゴールの枠を外れて右サイドのゴールラインを超えて、コーナーキックとなった。
 

 
CFモンテレイによるPUMASへのプレッシャーは次第に強くなり、最後の数分で多くのサポーターがスタジアムから家路に着き始めたが、最後の数分にドラマティックな結末が待っていた。この試合ベンチスタートであったワシントン・コロソは、後半24分にジョゼ・ロジェーリオと代わって途中出場。後半45分、一度ビルドアップしたボールをセンターバック:アルトゥーロ・オルティスへ叩き、そこからロングフィードされたボールをドリブルで抜け出したコロソは、ヘディングでボールコントロールしながらゴール左隅へゴール。
 

 

さらにその数分後には自陣ペナルティーエリア内の競り合いから、もう一人のセンターバック:ニコラス・フレイレによるスルーパスを受けたコロソは再びゴールキーパーと1対1から、冷静にボールを押し込み追加点。PUMASは今シーズンの5勝目をホームスタジアムで挙げたのであった。