ファン・ディネンノとセサル・ウエルタが、PUMAS対クラブ・アメリカ戦の親善試合における大量得点で輝かしい活躍
PUMASが米国で行われたプレシーズンマッチで、難なくクラブ・アメリカを倒す
アメリカ合衆国イリノイ州のシートギーク・スタジアムにおいて行われたプレシーズンマッチ第2戦で、PUMASが3-1でクラブ・アメリカを破り2022年前期ステージで主役を張ることを見せつけた。PUMASはピッチの全てのラインにおいて偉大な力強さを見せ、さらにはそのプレースタイルをも明確にした。ファン・ディネンノは前半10分と29分に2得点を決め、先日クラブとの選手契約更新を祝い、セサル・ウエルタは後半41分の得点で、このチームに新加入したお披露目を行なった。クラブ・アメリカの得点は、後半45分にディエゴ・バルデスによるものだった。ボール支配率が低かったクラブ・アメリカは本来のプレースタイルを見つけられず、今後加入する新補強選手待ちであるかのようだった。PUMASは22日水曜日に対CFモンテレイ戦に備えて、片方でクラブ・アメリカは同じ日に行われる対クラブ・レオン戦に備えて、それぞれ移動する。
ビザ取得や負傷の問題で欠場したグスタボ・デル・プレテやアルトゥーロ・オルティス、マルコ・ガルシア、カルロス・グティエレスらの不在にも関わらず、PUMASはシートギーク・スタジアムで全てのラインにおいて力強い布陣を敷き、プレシーズンマッチの第2試合目をクラブ・アメリカ相手に前半の45分の主導権を握った。そしてクラブにとってキーポジションを埋めるべく、新たに加入したセサル・ウエルタが先制点のお膳立てをした。その相手を崩す動きとスピードを利用して敵陣深く切り込み、相手ディフェンダー:セバスティアン・カセレスを翻弄、ペナルティーエリア内で倒されペナルティキックを誘発させた。これをファン・ディネンノが、相手ゴールキーパー:オスカル・ヒメネスの腕の下を抜き、冷静に決めた。
この得点後PUMASは得点チャンスを作ろうとするクラブ・アメリカにボール支配を譲ったが、アルバロ・フィダルゴがゴールキーパー:フリオ・ゴンザレスの守るゴールポストに直撃するシュートを放つまで、中盤と守備陣がピッチにおいて守り抜いた。同点に追い付きたいクラブ・アメリカは背後のスペースを徐々に開け始め、カウンターアタックでこれを利用して追加点を狙うPUMASにそこを突かれた。ファビオ・アルバレスがクラブ・アメリカの守備陣の間を突いたスルーパスをファン・ディネンノへ供給。完全にフリーとなったディネンノはゴールを守るヒメネスに対して、インサイドキックで放ったシュートで前半で2点目を挙げ、自身の契約更新を祝った。
後半に入ってクラブ・アメリカのオルティス監督は、大半の選手たちを交代出場させ試合を振り出しに戻そうとしたが、PUMASは3点目を狙おうとしていた。フリオ・ゴンザレスのゴールキックからジオゴ・デ・オリヴェイラがそのボールをトラップ、ファン・ディネンノに合わせてパスを供給するまで我慢したが、そのリターンパスを強烈なシュート。ボールは枠を捉えるかに見えたが、ブルーノ・バルデスがこれを何とかクリアして失点を防いだ。
前半同様にPUMASがクラブ・アメリカ相手にカウンターアタックで攻撃したが、実を結ばないまでもオスカル・ヒメネスが守るゴールに脅威を与えた。逆にクラブ・アメリカもまたブルーノ・バルデスが一瞬の隙を突いてゴールを狙ったが、惜しくもオフサイドの判定で無効となった。
最後の数分でPUMASはクラブ・アメリカにとどめを刺すタイミングを狙っていた。フリオ・ゴンザレスによるゴールキックからファン・ディネンノそしてホルヘ・ルバルカバへとボールが繋がり、左サイドを駆け上がりフリーでペナルティーエリアに侵入。オスカル・ヒメネスを振り切って、最後はフリーになっていたセサル・ウエルタへ移籍祝いの1点を譲った。クラブ・アメリカは、アディショナルタイムにフリオ・ゴンザレスによるビッグセーブのこぼれ球を最後はディエゴ・バルデスが押し込んで、何とか一矢を報いた。