Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

2022年グリッタ前期ステージ 補強選手:ダニエウ・アウヴェス

 

33:ダニエウ・アウヴェス・ダ・シウヴァ(ディフェンダー)

生年月日:1983年5月6日(39歳)

国籍:ブラジル

身長:171cm 

体重:81kg 

経歴: 2001~2002年ECバイーア(ブラジル1部リーグ、37試合5得点)、2002~2008年セビージャFC(スペイン1部リーグ、251試合16得点)、2008~2016、2021~2022年FCバルセロナ(スペイン1部リーグ、408試合22得点)、2016~2017年ユヴェントスFC(イタリア1部リーグ、33試合6得点)、2017~2019年パリ・サンジェルマンFC(フランス1部リーグ、73試合8得点)2019~2021年サンパウロFC(ブラジル1部リーグ、95試合9得点)

タイトル:UEFAカップ(2005~06,2006~07年)、UEFAスーパーカップ(2006年)、国王杯(2006~07年)、スペインスーパーカップ(2007年、全てセビージャFC)、FIFAクラブワールドカップ(2009,2011,2015年)、UEFAチャンピオンズリーグ(2008~09,2010~11,2014~15年)、UEFAスーパーカップ(2009,2011,2015年)、スペイン1部リーグ優勝(2008~09,2009~10,2010~11,2012~13,2014~15,2015~16年)、国王杯(2008~09,2011~12,2014~15,2015~16年)、スペインスーパーカップ(2009,2010,2011,2013年、全てFCバルセロナ)、イタリア1部リーグ優勝(2016~17年)、イタリア杯(2016~17年、全てユヴェントスFC)、フランス1部リーグ優勝(2017~18,2018~19年)、フランス杯(2017~18年)、フランスリーグ杯(2017~18年)、フランススーパーカップ(2017~18年、全てパリ・サンジェルマンFC)

 

最高の攻撃力を有すとも讃えられる右サイドバック。小柄だが当たりには強くフィジカルで存在感を示す。無尽蔵のスタミナで爆発的なスピードのオーバーラップだが決して荒削りではなく、精度の高いクロスやパスでアシスト数も多いのが特徴。多彩な軌道を描くFKを持っている。過去に8度、世界年間ベストイレブンに選出された。バルセロナ時代ではジョゼップ・グアルディオラが築いた黄金チームの1人となり、UEFAチャンピオンズリーグやラ・リーガを制覇。ユヴェントス、パリ・サンジェルマン、ブラジル代表などで40回のタイトルを獲得した。

世界最高の右サイドバックとも言えるダニエウ・アウヴェスの右足は警戒され、どんな相手も蹴らせまいと必死にディフェンスをするが、アウトサイドでも精度の高いキックができるアウヴェスを封じることは困難を極める。独特のステップ、独自の感覚で相手との駆け引きで勝つために追求するべきは独自性だ。自分にしか刻めないリズムで勝負すること。これがダニエウ・アウヴェスの真骨頂だ。また守備力も世界最高レベルにある。攻撃的で野生的な守備で数々の一流選手からボールを奪取してきた。球際の守備、相手の懐の奥深くまで体をねじ込んで奪う能力は世界屈指だ。

ブラジル代表としては、2006年10月7日に代表デビューすると、コパアメリカ・ベネズエラ大会4試合に出場、決勝のアルゼンチン戦では代表初得点となるゴールとアシストを記録する活躍を見せ、ブラジルの連覇に貢献。2010年FIFAワールドカップ・南アフリカ大会後、アメリカ戦後半の45分間はキャプテンマークを巻いた。2014年FIFAワールドカップ・ブラジル大会に出場、序盤こそレギュラーであったが、スタメンの座を失った。2018年FIFAワールドカップ・ロシア大会は、怪我により不出場。2019年、36歳でチーム最年長として2019年コパ・アメリカ・ブラジル大会に出場、プレスを物ともしない足元の技術と攻守にわたるハードワークを見せベテランとしてチームを牽引し、自国開催のプレッシャーを跳ね除け優勝に貢献、大会MVPにも選出された。2021年、東京2020オリンピック競技大会に出場するU-24ブラジル代表にオーバーエイジ枠で選出され、決勝の相手であるスペインとの対戦を含む全試合にフル出場、優勝を果たした。