アントニオ・モハメド監督は、対クラブ・アメリカ戦における退場処分について説明した
彼は線審にクレームを付け、それが主審:セサール・アルトゥーロ・ラモスへ退場処分するように伝えられた
隠すことは何もない。PUMASのアントニオ・モハメド監督は、前節の対クラブ・アメリカ戦で退場処分を受けた動機を説明した。制裁は、PUMASがレペチャヘ(敗者復活戦)進出を賭けてプレーする対CFモンテレイ戦にベンチで指揮を執ることが出来なくなるというものだ。アントニオ・モハメド監督は、主審であるセサール・アルトゥーロ・ラモスがファールに対する基準を持っていないことを指摘したうえで、PUMASとクラブ・アメリカへのファール宣告が異なっていたので、少しずつ不快感を表し始めた。主審は彼に対して身振り手振りではなく、彼の面前で話すように依頼して、実際彼はその通りにした。しかしながら、最終的に退場処分を受け入れたということ以上に、少々不公平な方法であった。
「主審は自分に対して『みんなに見られるからジェスチャーをするな』と言った。8つのファールのうち、5つが不公平だと叫んだことは問題ではなかった。それが実際に起きた事実で、決して侮辱ではなかった。主審は自分が彼に対してリスペクトを欠いたと取り、自分はその過ちを認める。つい夢中になってしまい、これは今後の良い経験となるだろう。今後は試合をベンチ外から指揮を執らなければならず、それは正しいことではないので選手たちに対して謝罪をした。」と、強調した。
メンタル面が重要なファクターになる可能性があるため、PUMASのアントニオ・モハメド監督はすでに警告している。 彼のチームがリギージャに到達すれば、リーグ優勝候補になり得る。 しかしリギージャ進出までは、あと2試合必要だ。当面の試合に勝ってレペチャヘ(敗者復活戦)進出し、さらにそこでも勝たなければならない。たとえ今節、他会場の結果次第でレペチャヘ進出することや、実際にBBVAスタジアムにおける対CFモンテレイ戦に敗れても、PUMASはその使命を果たさなければならない。
「いや、それは(リーグ優勝候補という話は)時期尚早だ。 あくまでも優勝候補は、総合順位表の第4位以内のチームだ。我々が置かれている立場では、土曜日の試合以外に他に何も無い。 その後にリギージャ進出することが出来れば、初めてそこでイエスと言える(我々は、リーグ優勝候補である)。リギージャへ進出できれば、心理的に非常に優位に立てるだろう。今日ではなく、リーグ優勝候補になることができると言える。 ただ今我々は、レペチャヘ進出を目指しているチームだ。」
レペチャヘ進出という最初の目標に向けて、アントニオ・モハメド監督は、選手たちが良い仕事をすることの重要性を強調した。
「先週の土曜日(対クラブ・アメリカ戦)同様、素晴らしいチームワーク。 彼らが素晴らしい試合をすることを宣言していること、チームは競争力のあるメンタリティを持っていること、無敵であるライバルなんて存在しないこと、我々は非常にモチベーションが上がっている。」
アントニオ・モハメド監督がPUMASへ就任して以来、チームは無敗を維持している。3戦2勝1分けで、レペチャヘ進出へ向けて大きな可能性を秘めている。ただ一方でアントニオ・モハメド監督はレペチャヘ進出が出来なければ、これまでの苦労がすべて水の泡になることを認識している。
「 唯一の目的は、多くのチームが我々より上位にポジションする居心地が悪い立場にあることを知って、レペチャヘ進出することだ。 多くの勝ち点を獲得したが、レペチャヘ進出しなければ全てが水の泡だ。 目標は土曜日が終わった時点で、リーグ優勝争いに加わるために、総合順位表の第12位以内に入ることだ。それはチームにとって、大きなご褒美となるだろう。」
アントニオ・モハメド監督は、以前にCFモンテレイを指揮していた際の成功を思い出したが、今はPUMASのことを考えなければならない。2度の期間で3つのタイトルを獲得した彼は、CFモンテレイに対して特別な愛情を抱くようになった。現在は恩義を感じ、根を下ろすことを望んでいるクラブであるPUMASの監督である彼にとって、今節の対戦は特別なものになるだろう。彼はレペチャヘ(敗者復活戦)進出を賭けて、CFモンテレイと対戦する。吉報としては相手チームが2023年後期ステージ・レギュラーシーズンにおいて総合順位表の首位が確定しており、全力を挙げて戦う必要がないということだ。
「(BBVAスタジアムにいることは)不思議な気持ちになるだろうし、また複雑な気持ちになるだろう。モンテレイは自分が最も幸せだった場所であり、我が家でもあるが、奇妙なものになるだろう。吉報であるのは、CFモンテレイはもう全力を挙げてプレーをしないことだ。逆に、我々はそうする。あのチームには多くのヒエラルキーがあり、それら優秀な選手たちを指揮する監督がいるということだ。自分が指揮を執った後を受け継いだマヌエル・ブセティッチはあのクラブで最も多くの勝利を収めた監督であり、自分は彼を非常に尊敬している。」
しかしながら全てのプロフェッショナルと同様にして、アントニオ・モハメドは数週間前に就任したばかりのチームであるPUMASに対して責任を持っており、既に愛されている感情を持っているため、そこで根を下ろしたいという願いを躊躇なく表明した。
「彼らはまるで私がここで生まれたかのように私を扱ってくれた。 次に、結果を出さなければならない。毎日植物が成長し続けるように、水を与え続けなければならない。 自分は、明日のことか土曜日の試合より先のことは考えない。 運命は、ここが本当にたくさんの根を下ろすことができる場所だったのか、それとも 1 年だけの場所だったのかを教えてくれることになるだろう。 長く居続けることが出来れば良いのだが、それは結果が全てを与えてくれるだろう。」