Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ 2023年後期ステージ 総括-2

 

全17節5勝9敗3分(勝ち点18、24得点・32失点=リーグワースト3)

 

 

まず目につくのは、失点の多さで、なおかつその時間帯が早いことです。もちろん試合の序盤で集中力不足とも言えますが、その最たるケースは両センターバックの体制が整っていない場面です。ニコラス・フレイレとアルトゥーロ・オルティスはこれまで良く守っていましたが、特に前者がメキシコサッカー1部リーグの一線級相手にスピードについていけない部分は顕著です。よって、アントニオ・モハメド監督は両選手のバックアップを翌シーズンの補強における、細大のポイントとして挙げています。その候補は、チリ代表でメキシコ1部リーグのクラブ・ティファナに所属するニコラス・アンドレス・ディアスです。

 

 

また正ゴールキーパーによる守備面の脆さは明確であり、シーズン途中からセバスティアン・ソーサが加入しましたが、アントニオ・モハメド監督はゴールキーパーのレギュラーポジションには、メキシコ人ゴールキーパーが相応しいとしており、サブゴールキーパーのフリオ・ゴンザレスでは実力がまだまだ足りないということで、以前にモンテレイやクラブ・アメリカでキャリアを積んだメキシコ代表のウーゴ・ゴンサレス(現在はクルブ・ネカクサ所属)に白羽の矢を立てています。

 

 

さらに目につくのは、得点力不足でしょう。フォワード陣にはファン・ディネンノやエドゥワルド・サルビオ、グスタボ・デル・プレテら3人のアルゼンチン人選手たちがおりますが、彼らが得点を挙げられない最大の理由は、彼らにセンタリングを供給するサイドバックにあります。この部分については、2020年にアラン・モソがCDグアダラハラへ移籍してからクラブにとって大きな課題として残っておりま、その候補はアルゼンチン代表でイングランド1部リーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCに所属するアレクシス・マック・アリスターです。

 

まだまだ新補強選手たちの移籍情報については憶測のものしかあらず、今後更なる情報や候補選手たちの名が上がってくるであろうと思われます。