Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

魔法のコトバ

 

500キロメートルも離れていると、会うことも一苦労であることは言うまでもありません。

 

知り合った当時直後はコロナ禍であったため距離云々以前の問題でしたが、その後それまで1年半アグアスカリエンテスに住んだ後、念願だったメキシコシティの仕事に就職したにもかかわらず、数か月で本契約に至らず。逆にその際には、それまで取れていた連絡が音信不通となり、会うことすら叶いませんでした。

 

その後イラプアトで1年半を過ごし再びアグアスカリエンテスへ戻った訳ですが、もう二度と連絡があることはないだろうなと思っていた矢先の3月末に、再び音信が復活。今度こそはこれまでの二の舞だけはご免ということで、4月半ばに約4年ぶりに再会を果たしたのでした。さすがに4年もブランクがあると、メキシコ人特有のその場の勢いでという訳にもいかず。とりあえずは子供の幼稚園入園のタイミングである8月にアグアスカリエンテスへ移住するということでしたが、こちらもこれまで4年間待っただけに1日も早く一緒に住みたいと少しばかり焦ってしまい、再びワッツアップによる連絡の際に喧嘩をしてしまいました。

 

 

誰も身内や知り合いのいないアグアスカリエンテスへ引っ越すということは、3歳の子供の幼稚園への行き帰りに同行し、それ以外の時間は付きっきりで世話をしなければならない訳で、会社で働いたりするのは論外であり、自分一人の収入のみで養っていくことを意味します。さらには個人的に戸籍上未だ既婚者ということで、彼女自身はもちろんのことご家族にとってもそんな輩と遠く離れた場所で一緒に住むというのは、あり得ないという訳です。

 

 

かと言って、両親のもとで子供の世話をする傍らインターネットで洋服を売るだけで生計を立てるのは、非常に厳しい状況です。先週以前に比べて働いていた会社からPTU(労働者利益分配金)の支給があったので、それまで子供が夜分暑さで汗をかいて寝れず、汗疹がすごいとか、日中の暑さで食欲がまるでないという話を聞き、日帰りでメキシコシティへ行き小型クーラーと子供用タブレットPC、それから日本食材店で彼女が大好きなカレーライスや子供のためにポッキーなどを買い出しに行き、前回会った喫茶店でそれを渡してあげました。

 

 

全てに掛かった金額の大きさのせいであるのか?または最愛の子供が喜ぶようなことをしてあげたからなのか?はたまた自分の大好物であるカレーライスを約2年以上ぶりに食べられたからなのか?理由はよく分かりません。

しかしながら、あなたのことが大好きです。共に人生を歩み、一緒にいたい。と初めて告白されました。

往復12時間掛けて、わざわざ行った甲斐があったという訳です。そして改めて、直接顔を合わせて会話をする重要性を強く感じました。とにかく今後は、例え費用や時間が掛かったとしても、出来れば毎月会いに行くようにしようと心に決めた週末となりました。