PUMASの勝利にも関わらず、アントニオ・モハメド監督はチームの力強さ不足に懸念
監督は2枚の“9番“でプレーしたにもかかわらず、チームの精度が正確ではなかったことを認めた
PUMASはUANLティグレスを2-1で破り、9試合連続未勝利という記録を止めたが、もっと得点を決められた可能性があるとアントニオ・モハメド監督は認め、チームは依然として相手ゴールに対して深刻な問題を抱えていると指摘した。
「今日はまたしても力が入りすぎたと思う試合だった。先制するために多大な努力をしなければならなかったが、よくやった。チームは非常にインテンシティの高いプレーをして相手チームの攻撃を最小限に抑えた。」と、フアン・ディネンノとガブリエル・フェルナンデスを前線で起用した理由を説明した監督は語った。
「以前から2人には、一緒にプレーして欲しかった。全ての試合が同じというわけではない。チームは中盤においては相手チームより劣っていたが、今日はよくやった。彼らが力を貸してくれれば、今後も一緒にプレーすることになるだろう。そうでなければ、中盤にもう一人選手を置く必要がある。」
アントニオ・モハメド監督は、今日までに彼が率いるチームが展開した最高の試合は対デポルティーボ・トルーカ戦であったと指摘した。
「いや今日よりもチームの出来が良い試合はあったと思うが、今日はほぼそのレベルだった。アディショナルタイムに失点したので完璧ではなかったが、UANLティグレスの攻撃を最小限に抑えた。週半ばの打撃(アウェーゲームの対ファレスFC戦における大敗)から立ち直ったし、 次節にはこの勝利を改めて検証しなければならない。ホームゲームでもアウェーゲームでもこれを達成しなければならない。それが、我々の目標だ」
PUMASサポーターから称賛されているセサール・ウェルタの最新情報について、監督は彼に地に足を付けておくよう求めている。
「彼は非常に状態が良い時期にあり、大きな自信を持っているので、我々は彼の成長に付き添わなければならない。彼はチームの重要な一部であり、我々は彼のパフォーマンスに満足している。今日の試合では彼は得点する必要は無かったが、それでも相手チームの守備陣のバランスを崩していた。我々はそれが彼に良いことをもたらすだろうから、彼には謙虚さを維持するように主張しなければならない。」
監督はPUMASが対UANLティグレス戦に勝利した際に重要な要素となったにもかかわらず、主審:フェルナンド・エルナンデスのレフェリングをあまり重要視したがらなかったその一方で、チームの勝利は「適切なタイミングで」もたらされたと強調した。
「いや我々にとって有利な場合でも不利な場合でも、自分はレフェリングについて決して触れることはしない。抗議すべきことはピッチ上で抗議するが、主審はVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)というツールを持っていて、つまり彼ら(審判団)はそのプレーを見ていたはずだ。願わくば、良いレフェリングをして欲しいものだ。一方でチームの勝利は適切なタイミングで、もたらされたということについて自分はそうであると思う。何故ならもし今節勝てていなかったら、ホームで勝てないというプレッシャーを少し感じ始めていたからだ。前節のホームゲームも非常によくやったと思うが、つまり勝利は素晴らしい瞬間に訪れるということだ。」
一方監督は、グスタボ・デル・プレテやアドリアン・アルドレッテら選手が途中出場時に受けたブーイングについて語り、そういった行為は出来れば試合後にしてもらいたいと主張した。 これはチームの雰囲気を壊さないようにという意図によるものだ。
「観衆が選手たちを応援することは、良いことだ。ブーイングしたいならすれば試合が終わってからすればいいが、試合中にそれをやったら、出場する選手や退場する選手にブーイングをするのはチームの信頼に影響するので、それがチームのスピリッツに影響を及ぼさないように、ブーイングは試合の終わりにすべきだと思う。」
PUMASは今シーズン2勝目を挙げたが、ホームゲームではようやく初勝利を収めた。アントニオ・モハメド監督は、対UANLティグレス戦の2-1の勝利はチームにとって非常に適切なタイミングで訪れ、プレッシャーを軽減することが出来たと認めた。 しかし次節では、この勝利がフロックでは無かったことを示さなければならないと警告した。