Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ 2023年前期ステージ 第14節 Necaxa 1-0 UNAM

 

PUMASはメキシコサッカー1部リーグにおいて、総合順位表の最下位:クルブ・ネカクサに対して手痛い敗戦を喫する

 

 

PUMASはビクトリア・スタジアムにおいて、1点差で敗れる

 

 

PUMASは、アグアスカリエンテスで悲惨な夜を過ごした。 チームは試合に勝つ本命としてアウェーゲームで訪れ、クルブ・ネカクサが現在最悪の状況であることを利用することつもりであるように見えたが、最終的にはPUMASにとって大きな負担となるビクトリア・スタジアムで敗戦を喫した。セサール・ウェルタの退場は、この試合結果を決定的にした。数的劣勢が目立たないこともあったが、PUMASには彼に代表される攻撃陣のゴールもなかったからだ。クルブ・ネカクサにとってこの1ー0の勝利はホームゲームにおける今シーズン初白星であり、総合順位表の最下位から脱出出来るかのように見えたが、この後の試合でクルス・アスルもまた勝利を挙げたため、結果的に再び最下位のままとなった。

 

 

試合は内容的に汚く、とてもフットボールとは言い難いものとして始まった。両チームによる数々のファール、そして前半30分までゴールの枠へ飛んだシュートは0本といった有様であった。PUMASにとって最初の悪いニュースは前半12分、セサール・ウェルタがエミリオ・マルティネスに対してぶつかったことによるファールで、一発退場となったことであった。試合の主審はVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)でレビューを行ない、セサール・ウェルタがレッドカードに値すると判断した。試合はそのままエキサイトしたまま続き、アントニオ・モハメド監督の助監督:グスタボ・レルマもまた審判団に対するクレームによって退場処分となった。PUMASは少しずつピッチにおいては馴染み始めたが、ホームチームは攻撃の明確さを欠きつつも試合の主導権を握ったままであった。

 

 

その流れを断つべくガブリエル・フェルナンデスが、ゴール前左サイドで受けたボールをコントロールし、反転しながら放ったシュートは残念ながら中央から走り込んだグスタボ・デル・プレテが押し込む寸前で、逸れていった。その後もPUMASは前線でプレッシャーを掛けようとした。グスタボ・デル・プレテがペナルティエリアの外から放ったシュートはポストのギリギリのところで惜しくも外れ、これに対してクルブ・ネカクサはサプライズによるゴールを避けるために守備エリアを調整したものの、中盤を支配するまでには至らなかった。

 

 

PUMASにとって2番目の悪いニュースは、後半にやって来た。クルブ・ネカクサによるプレーでゴールキーパー:フリオ・ゴンザレスがクリアするために飛び出したがボールをコントロール出来ず、ヘスス・モリーナがこれを助けるために近づいたが逆にキーパーと衝突。チームドクターが負傷の具合を確認するためにピッチへ入り、その数分後には試合再開した。クルブ・ネカクサによる数的優位は試合中ほとんど目立たず、試合中のほぼずっとボールを持っていたのはPUMASであった。数少ないチャンスで、エドガー・メンデスへクルブ・ネカクサの攻撃陣がスルーパスを送った場面では、得点チャンスであるかのように見えたが、フリオ・ゴンサレスが何とか抜け出してゴールを防いだかに見えた。

 

 

PUMASにとって全ては最高の結果が得られたかのように見えたとき、後半37分についにクルブ・ネカクサが決勝点を揚げた。 ブライアン・サムディオは自信を持って、PUMAS守備陣からのプレッシャーを受けずに低いシュートを放ち、ゴールキーパーが守っていたポストに当たった。最悪の事態は、それだけではなかった。 PUMASにとって3番目の悪いニュースは、センターバック:アルトゥーロ・オルティスに対してレッドカードを与えたときにもたらされた。 しかし主審がVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)をレビューした後、一発レッドカードの判定を変更し、その制裁をイエローカードへ変更することを決定した。エドゥワルド・サルビオはアディショナルタイムに同点ゴールを狙ったが失敗し、チームはここ直近6試合で3敗目を喫することとなった。