Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2019年前期 第1節 裏話

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アグアスカリエンテスの東隣の州・サンルイスポトシにあるアルフォンソ・ラストラス・スタジアムを訪れたのは、初めてでした。車で約2時間、日帰りするのにちょうどいい距離でした。

 

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スタジアムは収容人数が約28,000人で、ちょうどクラブ・ティファナの本拠地であるカリエンテ・スタジアムに似た構造と大きさでした。アトレティコ・サンルイスは昨年2度にわたるシーズンで共に2部リーグ優勝を決め、本来であれば前後期の勝者による1部リーグ昇格決定戦で総合王者を決めるところ自動的に昇格したチームで、それだけ実力が安定した基盤を持っています。

 

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よって地元のファンは待ち焦がれた1部リーグ昇格のホームゲーム初戦ということもあって、インターネットによるチケット発売は早くも売り切れ。スタジアム入り口にあるチケット発売所も当週水曜日に売り切れと、まずはチケットを確保することが必須となりました。午後3時くらいに現地到着。スタジアム周辺でダフ屋を探して、定価の倍くらいで購入。日陰と日向を事前に確認しておいたのですが、座席番号通りに座らない形であったのに加えて運悪く相手サポーターが陣取る場所に当たってしまい、日向側の相手チームベンチに向かって左サイドにやむを得ず座ることに。

 

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まず注目すべきスタメン選手ですが、今シーズンから新たに補強選手として加入したセンターバックのニコラス・フレイレが就労ビザを取得出来ていなかったため、ベンチ外。さらにフォワード陣のマルティン・バララガンはベンチスタート、フェリペ・モラは個人的な事情で、マルティン・ロドリゲスは自身の負傷を癒すために、それぞれ母国チリへ帰国と、ミッチェル新監督がベストメンバーを組めないという頭を悩ませる状況となりました。いずれにしても彼ら3人は各々の問題を解決して、今週末に行われる第2節のホームゲームには出場可能ということです。

 

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よって当日のフォーメーションは、4-3-3というよりもカルロス・ゴンザレスが1トップの4-5-1に近い形。右サイドにブライアン・フィゲロアと左サイドにヴィクトル・マルコラがそれぞれ位置して、センターハーフにダヴィッド・カブレラ。両ボランチに新加入のファン・パブロ・ヴィゴンとアンドレス・イニエスタラ。両センターバックにルイス・キンターナとパブロ・ハケス、左サイドバックにジェイソン・アングロと右サイドバックにアラン・モソ。

 

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1部リーグ昇格のホームゲーム初戦ということで、アトレティコ・サンルイスのイレブンは張り切って序盤から攻め立てる展開に。対するPUMASは終始受け身で、両サイドから攻めあがる場面も少なく、ゲームメーカーとして期待されているファン・パブロ・ヴィゴンは、その存在感を全くと言っていいほど消されました。加えて弱冠20歳のブライアン・フィゲロアも本来であればトップ下でその実力を発揮するタイプなのに対して、不慣れな右サイド。加えて以前にメキシコサッカー1部リーグのCDグアダラハラやスペイン2部リーグでプレーをしていたベテランのディオニシオ・エスクランテに1対1でマンマークされる厳しい展開に。

 

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よく言えばうまく無失点で、前半を何とか切り抜けた形。後半に入って前半から飛ばし気味でプレーをしていたアトレティコ・サンルイスが息切れをはじめ、加えてミッチェル新監督は後半16分にブライアン・フィゲロアとダヴィッド・カブレラを下げ、ファン・イトゥルベとパブロ・バレーラを投入し、中央から縦へ鋭くボールをキープしながらチャンスを作ったり、持て余し気味であった右サイドからも攻撃を加えられるようになり、漸くPUMASが攻勢に回る場面が増えました。先制点は左サイドのコーナーキックからのセットプレー。ボールを受けたヴィクトル・マルコラが、落ち着いてペナルティーエリア内のカルロス・ゴンザレスへ巧みなセンタリングを供給。

 

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追加点も同じような形でヴィクトル・マルコラのコーナーキックから、ペナルティーエリア内のルイス・キンターナがコースを狙ったヘディング。結果的にこれまで1度も2部リーグ降格を経験したことのないメキシコサッカー1部リーグの強豪:PUMASが、1部リーグ昇格したばかりのアトレティコ・サンルイスに対して貫録を誇示した形ではありますが、前半で何度も危ない場面からチームを救ったゴールキーパー:アルフレッド・サルディヴァルの目立たない活躍は、大きかったなと思います。

 

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アトレティコ・サンルイスとはメキシコ杯グループリーグでもグループ8で同組なので、今後もしのぎを削るライバルチームとなります。

メキシコリーグ2019年前期 第1節 At. San Luis 0-2 UNAM

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ミッチェル新監督のデビュー戦、PUMASが2019年前期ステージ第1節にアトレティコ・サンルイスを破る

 

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PUMASは、メキシコサッカー1部リーグに昇格したばかりのアトレティコ・サンルイスを2-0で破る

 

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ミッチェル新監督政権となったPUMASは、2019年前期ステージ第1節の試合で苦しみながらもアトレティコ・サンルイスを2-0で破った。

 

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両チームはアルフォンソ・ラストラス・スタジアムで対戦し、様々なゴールチャンスを作ったものの、カルロス・ゴンザレスとルイス・キンターナのヘディングシュートで試合終盤で均衡は破れた。

 

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PUMASはボール支配率で52%対48%で上回ったものの、アトレティコ・サンルイスが試合序盤からよりアグレッシブに攻め、得点チャンスを多く作った。前半2分、ニコラス・イバニェスに最初のチャンスを作ったが、アルフレッド・サルディヴァルがそれを未然に防いだ。昨シーズンの2部リーグ終盤に活躍したアルゼンチン人フォワードは、カミロ・マヤダへスルーパスを供給するも、パブロ・ハケスがスライディングで防ぎコーナーキックへ逃れた。前半16分、ウナイ・ビルバオはヘディングシュートでゴールバーを直撃。PUMASは冷や汗をかかされた。

 

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その1分後PUMASは攻撃に転じ、相手ゴールキーパー:カルロス・フェリペ・ロドリゲスの頭上を掠めるパワフルなシュートで脅かした。昨シーズンのリギージャ(プレーオフ)におけるプレーで批判を浴びたアルフレッド・サルディヴァルは、前半一躍脚光を浴びる活躍で前半34分イヴァン・ゴンザレスのシュートを防いだ。ハーフタイム直前にはスペイン人フォワードはまたもやチャンスを作るも、サルディヴァルの両手にボールは収まった。

 

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後半に入って開始早々、カルロス・ゴンザレスが相手ディフェンダー2人からボールを奪い、ゴール右隅へシュートを放ったものの、カルロス・フェリペ・ロドリゲスにパンチングで防がれ、コーナーキックへと逃れた。マティアス・カタランがその直後に反撃へ転じ、PUMASゴールの左隅へ惜しくも外れるシュートで応酬した。アンドレス・イニエスタラはパワフルなロングシュート放つも、ゴールバーの上を掠めた。

 

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後半9分、PUMASがアドバンテージを取るかと思われたペナルティーエリア内でウナイ・ビルバオがハンドを犯したように見えたプレーで、VARでレフェリーが確認したものの、コーナーキックの判定に覆った。後半15分、ミッチェル監督はブライアン・フィゲロアとダヴィッド・カブレラに休憩を与えるために、ファン・マヌエル・イトゥルベとパブロ・バレーラを投入。中盤により動きを求めた。

 

 

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その交代は早くも功を奏し、パブロ・バレーラのシュートは惜しくもカルロス・フェリペ・ロドリゲスに防がれた。対するアトレティコ・サンルイスもリカルド・セントゥリィオンとマリオ・アブランテを下げ、ファン・ダヴィッド・カストロとマリオ・デ・ルナを投入した。

 

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PUMAS攻撃陣は引き続き攻め続け、漸くその結果が出た後半33分にヴィクトル・マルコラのセンタリングにカルロス・ゴンザレスが胸トラップで落とし、右足のシュートで先制。さらに後半42分、ルイス・フェルナンド・キンターナがコーナーキックからのセンタリングをヘディングで合わせ、追加点。2019年前期ステージ初の勝ち点3を挙げた。

 

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PUMASは翌週の日曜日、次節ホームゲームにおいてクルブ・ネカクサを迎え撃つ。

 

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2019年9月7日開催 FIFA国際マッチデー親善試合 Philadelphia Union vs UNAM

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PUMASは、9月のFIFA国際マッチデーにフィラデルフィア・ユニオンと親善試合を予定

 

9月7日(土)メキシコシティ時間の午後8時半にペンシルベニア州の都市フィラデルフィアのタレン・エナジー・スタジアムにおいて、フィラデルフィア・ユニオンとフレンドリーマッチが予定されている。

2年ぶりにユニフォーム購入

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この7月からアグアスカリエンテスに移住した関係で、以前ならばメキシコシティに住んでいたので、オリンピック・スタジアム近くのオフィシャルショップ

 で購入していたのですが、今回はオフィシャル・オンラインショップで2017年モデルぶりに購入。

https://www.tiendapumas.com/

PUMASオフィシャル・オンラインショップ

2018/10/31 01:21

 12日(金)の午後に発注して、17日(水)午後に納品されました。稼働日2~3日以内と明記されてあったので、その納期通りでした。

 

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こういう袋に入っています。

 

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ホームゲーム用はこれ。白地の部分に透かし模様がある部分が、ウェブで見た印象よりも格好良いです。

 

アウェイゲーム用は、一番上の画像。開幕戦はサンルイスポトシで行われるため、こちらを着用して参戦します。なおメキシコシティから、サポーター仲間も駆け付けるらしいので、うまくいけば合流して一緒に観戦しようか思案中。

 

アグアスカリエンテスから約200km離れているので、車で3時間くらい掛かると予想。加えてチケットがウェブサイトでは売り切れと表示されるため、早めに到着して窓口もしくはダフ屋から購入するため、正午頃出発しようと考えています。

メキシコリーグ2019年前期 第1節 プレビュー

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開幕戦のキックオフの瞬間から、我々は戦う:ミッチェル監督

 

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PUMASの監督は、チームは2019年前期ステージ開幕戦である土曜日のサンルイスにおけるアウェイゲームへ準備は整ったと述べた

 

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PUMASの監督:ホセ・ミゲル・ゴンザレス“ミッチェル”は、今週の土曜日にメキシコサッカー1部リーグ2019年前期ステージ開幕戦が行われる、アルフォンソ・ラストラス・ラミレス・スタジアムにおける対CAサンルイス戦が待ち遠しいと述べた。

「自分にとってスペインのアトレティコ・マドリードがフランチャイズを持っているクラブと開幕戦で対戦することは、満足であり喜びだ。しかし、それはクルブ・ネカクサやUANLティグレス、クラブ・アメリカと対戦するのと同じことでもある。開幕戦のキックオフから、ライバルたちと争うことを始めたい。」

 

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PUMASのクラブ・アカデミー施設におけるトレーニングを終えた後に、PUMASの監督は、記者会見でプレッシャーを感じていると語った。

「時間との戦いは、自分にとってエネルギーを与える。それは自分が前進することを可能にするものだ。順位表で勝ち点や順位を獲得しなければならないことに興奮している。なぜならば、そのために我々はプレシーズンを送ってきたからだ。選手たちがどのようにプレーをしていているかを見ることは、我々コーチ陣に勝つための良いベースを与えてくれる。ベストなことは義務、緊張そして責任があるということ、PUMASのジャージを身に付けた時にそれが何を意味しているか?を知ることなんだ。」

 

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「我々は争うために、また全ての選手たちがコーチ陣の注意を引くために、プレシーズンマッチをプレーしてきた。開幕戦における特別な意味は、我々が直ちに取り戻さなければならないPUMASが持っているキャラクターとハートを守ることだ。」と、強調した。

 

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同じように彼は新しいチームメンバーとすでにそこにいるメンバーの両方の意欲を称えた。

「すべての新補強選手たちは、ここ数週間に多大な努力を行った。我々はある意味全員新人同様なので、我々の管理はより簡単になった。トレーニング方法を知ることから始めなければならず、その反応は素晴らしかった。チームの誰もが、態度とプレーの面で非常に優れている。これ以上、さらに高い注意を払うのは難しい。」

 

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そして、こう表現した。

「欠場する予定の選手がいようがいまいが、我々は準備万端だ。ライバルチームと争いたいし、7、8人のスタメン選手たちと3,4人の可変する選手たちという非常に明確なスキームを持っている。なぜならば、全員に対してチャンスがあるからだ。選手たち全員に何を意図しているか?を理解させるために混ぜ合わせて、戦術面のプレーを行った。スタメンとサブメンバーはあえて決めていない。それは我々の考えに反することであり、誰もがその地位を得ることができるということた。」

 

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開幕戦のスタメンについて、聞かれるとこう答えた。

「今のところプレシーズンマッチ同様に固定のスタメンとして考えているのは4人、さらにその他3,4人の下部組織出身選手たちだ。クラブとしての義務そして哲学として、そのようにする。クオリティを持っている若手選手たちにも、目を向けなければならない。しかしそれに加えて、我々の目を引くようなハングリーさが必要だ。」

 

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最後に、メキシコサッカー1部リーグに対する彼自身の意見を述べた。

「メキシコサッカー1部リーグは、欧州の幾つかのリーグよりも多くの情報はないものの、非常に良いリーグであるといつも考えている。非常に素晴らしい選手たちと監督らがいて、それがどのようにデザインされ構造化されているか?が分かるレベルと偉大な競争があるリーグだ。最初から全力で戦わなければならないし、一瞬たりとも油断が出来ない。大変気に入っているよ。」と、締め括った。

 

メキシコリーグ2019年前期ステージ プレシーズンマッチ Zacatepec 3-3 UNAM

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闘志を見せた!10人のPUMASがイサカテペック相手にドローを拾う

 

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イサカテペックがファン・パブロ・ヴィゴンの退場処分を生かして3-1と先行したが、PUMASがロスタイムに3-3に追い付く

 

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ミッチェル新監督のPUMASは、闘志を見せるようになり始めた。最初の兆しは対クラブ・アメリカ戦で、今度はプレシーズンマッチを締めくくる対イサカテペック戦で苦しみながらも前へ進むことを覚えた。試合中ほぼフルタイムの時間で1人少ない状況から、3-3のドローを勝ち取った。

 

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アウグスティン“コルコ”ディアス・スタジアムにおいて、PUMASは非常に若いチームと対戦。彼らはピッチで持てるベストを尽くして、非常に早い時間帯からエミリオ・サンチェスのゴールで先制した。

 

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PUMASはミッチェル監督がベンチで穏やかでいたにも関わらず、相手に先行される苦しい展開。しかしながらファン・パブロ・ヴィゴンが、ペナルティキックを冷静に決め追い付いた。ただ彼はその得点の数分後にイサカテペックの選手に対する激しいタックルから両チームの選手たちによる乱闘によって退場処分となり、試合のヒーローから悪役になってしまった。

 

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1人少ない状態のピッチでPUMASは大苦戦し、守備陣の怠慢からペナルティーエリアの外から放ったエルヴィン・トレホのシュートで勝ち越しゴールを決められた。

 

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後半に入ってイサカテペックの暑さと湿度は、PUMASに容赦なく襲い掛かった。ミッチェル監督は複数の選手交代を行ない、その中でもカルロス・ゴンザレスは相手チームの脅威となった。

 

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PUMASが追い付くかと思われた時、ジョバンニ・エルナンデスによるカウンターアタックからイサカテペックが3点目を決め、PUMASにとって更なる試練となった。

 

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しかしPUMASは、このプレシーズン何か違う。試合終盤にカルロス・ゴンザレスが、さらにヴィクトル・マルコラがそれぞれ得点を決め、シーズン開幕へ向けて準備万全であることを披露した。

 

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PUMASは悪い結果だった昨シーズンを乗り越え、前に進むために2019年前期ステージを対サンルイスのアウェイゲームで開幕する。

メキシコリーグ2019年前期ステージ 選手紹介(FW編)

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9.フェリペ・アンドレス・モラ(センターフォワード)

身長:176cm 体重:75kg

1993年8月2日生まれ(24歳)

デビュー:2011年1月29日

国籍:チリ

タイトル:2017年後期ステージ(CFウニベルシダ・デ・チレ)
※13ゴールで得点王

2011~2016年アウダックス・イタリアーノ(チリ)、2016~2017年CFウニベルシダ・デ・チレ、2017~2018年クルス・アスル(33試合出場、12得点)、2018年~PUMAS

2013年のアンダー20のトルコW杯において準々決勝進出(2試合出場1得点)、2014年アンダー23のトゥーロン国際大会(4試合出場無得点)を経て、2018年3~5月におけるA代表(対欧州各国との親善2試合)入りを果たした。主にゴール前におけるセットプレーの際の角度のあるヘディングシュートなどが得意。2シーズン前にPUMASへ移籍し、その活躍から完全移籍を勝ち取った。しかしながら昨シーズンはそれまでの得点を挙げるに至らず、今シーズンは改めてそれまでのプレーを見せて欲しいところ。

 

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21.マルティン・バラガン・ネグレテ(FW)

身長:177cm  体重:75kg

1991年7月14日生まれ(27歳)

2013年CFアトラス(109試合出場、24得点)、2017年クルブ・ネカクサ(49試合出場、15得点)

タイトル:2018年メキシコ杯、メキシコ・スーパーカップ(クルブ・ネカクサ)

メキシコA代表歴:2017年北中米カリブ海ゴールドカップ(2試合)、その他2試合

CFアトラスの下部組織出身。昨年までPUMASに在籍していた、マティアス・アルスティサとCFアトラスでレギュラーを競っていた。左サイドから切れ込んで自らシュートを放ったり、センタリングパスを供給するなど多彩なプレーが特徴。これまでのPUMASにはなかったタイプのフォワードで、カルロス・ゴンザレスやフェリペ・モラらとゴールを量産してもらいたい。

 

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27.アドルフォ・エンリケ・エルナンデス(センターフォワード)

身長:183cm 体重:81.1kg

1997年9月28日生まれ(20歳)

※メキシコ杯・公式ホームページに選手登録有り

 

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32.カルロス・ガブリエル・ゴンサレス(センターフォワード)

身長:183cm 体重:76kg

1993年2月4日生まれ(25歳)

デビュー:2011年1月29日

国籍:パラグアイ

タイトル:2018年メキシコ杯(クルブ・ネカクサ)

個人タイトル︰2014年後期ステージ得点王(チリ2部リーグ)、2014~2015年チリ杯得点王

2013~2015年CDマガジャーネス(チリ2部リーグ、49試合32得点)、2015年CDサンティアゴ・ワンダラーズ(チリ1部リーグ、25試合3得点)、2016年サンマルコス(チリ1部リーグ)、2016~2017年CDウアチパト(チリ1部リーグ、29試合12得点)、2017~2018年クルブ・ネカクサ(36試合13得点)、2018年~PUMAS

パラグアイ代表。2シーズン前にPUMASへ移籍してチーム得点王となる活躍を見せたが、昨シーズンはプレシーズンからチームへの合流が遅れ、加えてケガでフル出場する機会が極端に減ってしまった。高い打点からのヘディングシュートが得意で、大一番での勝負強さは折り紙付き。今シーズンは、攻撃陣を引っ張るようなプレーを再び見せて欲しい。

メキシコリーグ2019年前期ステージ 選手紹介(MF編)

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6.ケヴィン・エスカミージャ(ボランチ)

身長:180cm 体重:72kg

1994年2月21日生まれ(24歳)

デビュー:2012年7月25日

タイトル:なし

下部組織出身。2011年に17歳以下メキシコW杯やアンダー23のトゥーロン国際大会に出場、2015年にはトロントで行なわれたパンアメリカン競技大会で銀メダルを獲得している。3シーズン前からスタメンで起用される試合も増え、ファン・フランシスコ・パレンシア監督が賭ける期待も高かった。この世代ではTOPの実力者であると個人的にも思うし飛躍して欲しい選手であったが、期待通りの活躍が出来ないままベンチを暖めている。しかしながらミッチェル監督の賭ける期待は大きく、今シーズン辺りが真の正念場になるであろう。

 

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7.ダヴィッド・カブレラ(インサイドハーフ)

身長:179cm 体重:76kg

1989年9月7日生まれ(27歳)

デビュー:2008年8月24日

2008~2016年PUMAS、2016~2017年モナルカス・モレリア(レンタル移籍・14試合出場1得点)

タイトル:2009年後期・2011年後期

下部組織出身。左サイドからのコーナーキッカーで、ミドルシュートも得意。2013年シーズンに1年間を棒に振る大怪我をしてしまい、翌年半ばから漸くチームへ復帰。3シーズン前のメキシコ杯対タパチュラ戦で肋骨を骨折し休養を余儀なくされたが、シーズン後半には無事復帰。一昨シーズンはレンタル移籍でモナルカス・モレリアでプレーをし、昨シーズンに再び復帰し、そのキャリアの集大成をそろそろ見せてほしいところだが、不要なファールで簡単にイエローカードをもらったりする面は要改善すべき。

 

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8.パブロ・バレーラ(右サイドハーフ)

身長:178cm 体重:73.7kg

1987年6月21日生まれ(30歳)

デビュー:2005年

タイトル:2009年後期ステージ(PUMAS)2013年後期メキシコ杯(クルス・アスル)2013-14年CONCACAFチャンピオンズリーグ(クルス・アスル)

ニックネーム:ダイナマイト

下部組織出身で、2005年にTOPチームデビュー。足の速さを活かした突破や質の高いクロスが持ち味で、2008年7月に左ひざを負傷して半年間を棒に振ったものの、2009年1月初めに復帰し、クルブ・ネカクサ戦では早くもゴールを決め、決勝のCFパチューカ戦では後半ロスタイムに決勝ゴールを決め、後期ステージ優勝の立役者の一人となった。2010年7月にプレミアリーグのウェストハム・ユナイテッドFCに移籍した後、メキシコへ帰国。クルス・アスル(49試合で4ゴール)、CFモンテレイへ移籍(38試合で4ゴール)した後にスタメンでのプレー機会を求めて再びPUMASへ。一昨シーズンに再び足の手術を行い一シーズン棒に振り、昨シーズンから復帰。往年のレベルにはまだまだ程遠いものの、時折見せるプレーにはやはり流石と思わせるし、要所での得点も多い。

 

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10.アンドレス・イニエストラ(インサイドハーフ)

身長:175cm 体重:80kg

1996年3月11日生まれ(22歳)

デビュー:2015年8月5日

タイトル:なし

2017~2018年ヴェナードスFC(ユカタン州メリダ市・2部リーグ)、2018年~PUMAS

メキシコ2部リーグにて、1昨年デビュー。33試合で2得点を挙げた。ローン契約でヴェナードスFCでプレーをしていたが、1昨シーズンからPUMASで選手登録されている。ボランチからアンカーまでそつなくこなすばかりか、ここ一番の勝負どころで球際に強いプレーを見せる。各選手別評価で何度も最優秀のポイントを得ており、レギュラー陣で欠かさない存在になりつつある。

 

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11.ファン・マヌエル・イトゥルベ(インサイドハーフ)

身長169cm・体重62kg

1999年5月28日生まれ(25歳)

デビュー:2009年6月28日

2009~2011年セロ・ポルテーニョ、2011~2012年FCポルト、2013年CAリーベル・プレート、FCポルト、2013~2014年エラス・ヴェローナFC、2014~2015年ASローマ、2016年AFCボーンマス、ASローマ、2017年トリノFC、2017~2018年クラブ・ティファナ、2018年~PUMAS

タイトル:2009年前期ステージ(セロ・ポルテーニョ・パラグアイ)2012、2013年(FCポルト・ポルトガル)

国籍:パラグアイ&アルゼンチン

ニックネーム:ターボ

2016年2月27日に行われた対ブラジル戦(2018年ロシアW杯南米予選)でパラグアイA代表デビュー。クラブ選手としても、2011年2月にアスンシオンで行われたリベルタドーレス杯・グループ予選で2得点、2014年9月にローマのオリンピック・スタジアムで行われたUEFAチャンピオンズリーグ・グループ予選で1得点を挙げている。基本的に右ウィングを主戦場とし、右サイドから中央に入り込んでからの繊細な左足のテクニックを駆使して決定機を演出するチャンスメーカータイプ。主にカップ戦を中心にリーグ戦では途中出場することが多いが、重要な得点源として今シーズンも引き続き活躍が期待される。

 

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12.ビクトル・イグナシオ・マルコーラ(左サイドハーフ)※主将

身長170cm・体重:70kg

1987年7月24日生まれ(30歳)

デビュー:2008年

タイトル:CAウニオン(アルゼンチン2部リーグ)

国籍:アルゼンチン

アルゼンチン2部リーグでデビューした後、2015~2016年にCAウニオンで1部リーグ昇格。その後メキシコリーグ入りし、クラブ・ティファナで背番号10番を背負い2シーズンで88試合9ゴール6アシストをマーク。しかしながら、シーズン終盤の14~17節及びリギージャ(プレーオフ)には怪我のため活躍する場面が少なかったが、PUMASへ移籍してからは各ポジションを器用にこなすため、レギュラーに定着。今シーズンは、ゲームメーカーとしてこれまで以上の活躍が期待される。

 

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14.ブライアン・フィゲロア・フローレス(右サイドハーフ)

身長176cm・体重72kg

1999年5月28日生まれ(19歳)

デビュー:2017年7月23日

リーグ準優勝をしたユースのアンダー17チームで9得点を挙げ、飛び級でTOPチームに昇格・登録されたセンターフォワード。計80試合の様々なカテゴリーで30得点以上を挙げた彼に目を付けた首脳陣は、以前にチームのエースだったニコラス・カスティージョに行ったような個別授業を受けさせたあと、正式にTOPチームへ編入した。1昨シーズンからのプレーであったが、さすがにいきなり通用とはいかなかった。昨シーズンも主にカップ戦での起用が多かったが、今シーズンこそはリーグ戦でもスタメン起用が予想されるため、改めてその持っているポテンシャルを発揮して欲しいところ。攻撃センスは抜群なものがあるが、ディフェンスに回った時のスピード不足を露呈する部分は要改善。

 

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17.マルティン・ロドリゲス(右サイドハーフ)

身長:172cm 体重:78kg

1994年8月5日生まれ(23歳)

デビュー:2015年8月5日

タイトル:2012年チリ1部リーグ(CDウアチパト)、2015年チリ1部リーグ&チリ杯(CSDコロコロ)

国籍:チリ

2011~2015年CDウアチパト(61試合5得点)、2015~2016年CSDコロコロ(57試合13得点)、2017~2018年クルス・アスル(51試合6得点)、2018年~PUMAS

故郷のサッカースクールに入った10歳の時にサッカーのキャリアを始め、CDウアチパトのオーナーによって発掘されクラブ入り。16歳でプロデビューを飾り、クラブにとって39年ぶりの優勝に貢献。その後、名門CSDコロコロへ移籍。ここでもリーグ優勝とカップ戦優勝をし、2016年前期ステージでクルス・アスルへ。3シーズン前にPUMASへ移籍し、素晴らしい活躍を見せ昨シーズンに完全移籍。しかし昨シーズンにはそれまでの輝きを全く失ってしまい、主にカップ戦で起用されることが多かった。今シーズンは、もう一度移籍当初に見せたプレーを取り戻して欲しいところ。

 

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22.ファン・パブロ・ビゴン(MF)

身長:168cm 体重:66kg

1991年7月20日生まれ(27歳)

デビュー:2012年・CFアトラス

2012年CFアトラス(49試合出場、無得点)、2014年CAサンルイス(31試合出場、6得点)、2016年ハグアレス・デ・チアパスFC(13試合出場、1得点)、2016年CFカフェタレロス・デ・チアパス(26試合出場、4得点)、2017~2019年CFアトラス(74試合出場、8得点)

攻撃的ミッドフィルダーで、ポジションもボランチからサイドハーフ、TOP下までくまなくこなすゲームメーカー。得意なプレーは、サイドでボールを受けてそのまま自身でゴール前まで持ち込んだり、そこで起点となってラストパスを供給したりして得点に絡むもの。年齢的にも、まだまだメキシコ代表を目指せる能力を持っている。現在のPUMASにおいて、最も欠けている重要なポジションであるゲームメーカーとして、ここ近年のPUMASが出来なかったリーグ優勝争いを演じて欲しいところ。

メキシコリーグ2019年前期ステージ 選手紹介(DF編)

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1.アレフレッド・サルディバル(キーパー)

身長:183cm 体重:76.2kg

1990年2月9日生まれ(28歳)

デビュー:2010年8月14日

タイトル:2011年後期ステージ

下部組織出身。近年のPUMAS黄金期を支えたピコリン(アレハンドロ・パラシオス)がチームから去った後、正GKの座をしっかりと確保。特にホームゲームのペナルティキック阻止率には定評がある。しかしメキシコ代表へ招集されないのは、安定したレベルでパフォーマンスが出来ないから。2シーズン前のリギージャ(プレーオフ)準決勝アウェイゲームの2ndレグでは試合をぶっ壊してしまい、全くと言っていいほどらしさを見せられなかった。そういった背景からも、昨シーズン終了後に首脳陣から移籍者リストへ載せられたほど。今シーズンは心機一転して、これまでのトラウマを払しょくして欲しいところ。

 

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2.アラン・モソ(右サイドバック)

身長:175cm 体重:71kg

1997年4月5日生まれ(22歳)

デビュー:2015年2月4日

下部組織出身。2シーズン前の第2節ホームゲームで、近年の黄金期を支えた先輩:ハヴィエル・コルテスが2011年後期ステージ・リギージャ(プレーオフ)決勝戦の対モナルカス・モレリア戦で見せたのと同じようなゴラッソを決め、自身が持っているポテンシャルを改めて誇示してみせた。主にカップ戦を中心に出場していたが、昨シーズンはリーグ戦でも右サイドバックとして、スタメンにすっかり定着。特にチームが劣勢に立たされているときに、イレブンを鼓舞するようなガッツ溢れるプレーをするようになった。アンダー22メキシコ代表へも招集されており、近い将来メキシコA代表にもその名前を加える日は近い。

 

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4.ルイス・キンターナ(センターバック)

身長:180m 体重:73kg

1992年2月3日生まれ(27歳)

デビュー:2013年5月5日

タイトル:なし

下部組織出身。メキシコ1部リーグデビューして4年以上が経過。元主将ダリオ・ヴェロンの背番号を引き継ぎ、その熱烈な指導の甲斐あってか、漸く守備陣を支える活躍をするようになりつつある。今シーズンも引き続き、ニコラス・フレイレとともに牽引して行って欲しいものだが、今シーズンよりパブロ・ハケスらとのポジション争いが熾烈になると同時に、下部組織出身選手としてPUMASのスタメンに残るには限界となる年齢を迎えつつある。

 

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5.アラン・メンドーサ(左サイドバック)

身長:174cm 体重:77kg

1993年9月28日生まれ(25歳)

デビュー:2012年7月25日

2013~2015年PUMAS(1試合1ゴール)、2015~2016年ヴェナードスFC(ユカタン州メリダ市・2部リーグ、26試合0ゴール)、2016年クルブ・ネカクサ(2部リーグ、16試合0ゴール)、ドラドス・シナロア(5試合2ゴール)

タイトル:2016年メキシコ2部リーグ優勝(クルブ・ネカクサ、ドラドス・シナロア)

下部組織出身。メキシコサッカー2部リーグのチームを転々とした後古巣に戻り、特にカップ戦などでそれまで揉まれてきた経験を発揮していた。サイドを駆け上がって攻撃参加する際のロング・ミドルシュートは貴重な得点源となるだろうと思われたが、昨シーズンはスタメンはおろかポジション争いより完全に脱落。シーズン終盤は3部リーグのリギージャ(プレーオフ)に出場していたぐらいで、今シーズンは1部リーグのプロサッカー選手としての正念場を迎えている。

 

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18.ニコラス・オマル・フレイレ(センターバック)

身長:186cm 体重:80kg

1994年2月18日生まれ(25歳)

経歴:2012年AAアルヘンティノス・ジュニアーズ(アルゼンチン1部リーグ、93試合出場4得点)、2017年CAトルケ(ウルグアイ1部リーグ)、PECズヴォレ(オランダ1部リーグ、21試合出場1得点)、2018年SEパルメイラス(ブラジル1部リーグ)、2019年LUDキト(エクアドル1部リーグ、13試合出場4得点)

国籍:アルゼンチン

現在のPUMASにおいて、最も欠けている重要なポジションであるセンターバックを埋めるために移籍したキャリアのある若手センターバック。ルイス・キンターナ、パブロ・ハケスらとのポジション争いになるが、そのポテンシャルによってレギュラー定着ならびに守備陣の中心としてのキャプテンシーを期待されると同時に、1部リーグのTOPレベルにあるライバルチームとの対戦でその実力を見てみたい。

 

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19.パブロ・ハケス(センターバック)

身長:180cm 体重:73kg

1995年9月29日生まれ(23歳)

デビュー:2017年1月15日

タイトル:なし

下部組織出身。1部リーグにおいて出場機会を得るにつれて以前までの不安定な守備やすぐに警告などでカードを貰ってしまうプレーは見せなくなったものの、まだここ大一番の特に首都ダービーなどの重要な試合における経験が浅いが故に、まだ全幅の信頼は置けるまでには至らない。上背が高い相手FWをマークするのは比較的上手いが、逆にすばしっこい相手FWをマークするのが苦手。レギュラー定着を目指すためには、今シーズンがこれまでで最も重要なシーズンになるだろう。

 

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20.イデケル・アルベルト・ドミンゲス(右サイドバック)

身長:171cm 体重:64.5kg

2000年6月2日生まれ(18歳)

デビュー︰2018年2月21日(メキシコ杯)

下部組織出身。昨シーズンからメキシコサッカー1部リーグ戦に正式にデビュー。首都ダービーなどの重要な試合でもプレーをしたが、まだまだトップレベルの選手たち相手に経験不足やスピードに慣れないなどを露呈する場面が多い。昨シーズンの経験を糧に、今シーズン更なる出場機会を得て大いなる飛躍が期待される。

 

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21.ロドリゴ・アルマンド・ゴンザレス(センターバック)

身長:183cm 体重:75.3kg

1995年4月12日生まれ(22歳)

デビュー:2015年2月20日

2013~2015年クラブ・アメリカ・ユース、2015~2016年ロボス(プエブラ自治大学=プエブラ州・2部リーグ)、2016年クルブ・アメリカ、2016~2017年ヴェナードスFC(ユカタン州メリダ市・2部リーグ)、2017年~PUMAS

クラブ・アメリカ下部組織出身。2012年国際ユースサッカーin新潟(アンダー17)優勝、2013年国際ユースサッカー・ミルクカップ(北アイルランド、アンダー19)、北京現代国際ユーストーナメント優勝、2015年北中米カリブ海サッカー連盟のアンダー20大会で優勝(6試合出場)などの経歴あり。

 

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23.ヘイソン・アンドレス・アングロ(左サイドバック)

身長:184cm 体重:74kg

1996年6月27日生まれ(22歳)

デビュー:2014年・デポルティーボ・カリ(~2019年)

タイトル:コロンビアサッカー1部リーグ2014年・年間王者決定戦、2015年前期ステージ

国籍:コロンビア

2014-15年シーズンにプロデビュー。ポジションは、左サイドバック。クラブは彼のミスによって重要な試合を幾つか落としたので、2度と同じことが起きないように願っている。アンダー17、20のコロンビア代表に選出。2019年1月31日に1年間のレンタル契約で、現在のPUMASにおいて、最も欠けている重要なポジションである左サイドバックを埋めるためにPUMASと契約。昨シーズンはクラブの期待通りの活躍は出来なかったが、ミッチェル新監督による信頼は厚い。

 

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29.ミゲル・アンヘル・フラガ(キーパー)

身長:184cm 体重:83kg

1987年9月3日生まれ(30歳)

デビュー:2005年

2005~2009年CAモナルカス・モレリア、2009~2010年ヴェナードスFC(ユカタン州メリダ市・2部リーグ)、2010年~2011年クラブ・ティフアナ、2011~2013年トロスネサ(ネツァワルコヨトル市・3部リーグ)、2013年デルフィネス(カンペチェ州カルメン市・2部リーグ)、2014年ケレタロFC、2014~2018年CAアトラス、2018年~PUMAS

2017年北中米カリブ海選手権ではメキシコA代表に選出されたこともある、ベテランゴールキーパー。昨シーズンは主にカップ戦でレギュラーとして起用されたものの、決勝トーナメントに入ってからは正GKアレハンドロ・サルディヴァルにその座を奪われ、やはり1部リーグのライバルチーム相手ではまだコーチ陣からの信頼は薄い。年齢的にも、今シーズンが正念場か。

メキシコリーグ2019年前期ステージ プレシーズンマッチ UNAM 3-0 América

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PUMASはプレシーズンマッチで、クラブ・アメリカを3-0で制す

 

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得点は、前半41分オスカル・ヒメネス(オウンゴール)、後半16分ヴィクトル・マルコラ(ペナルティキック)、後半ロスタイム5分ファン・イトゥルベ(ペナルティキック)

 

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クラブ・アメリカは前半41分、フリーキックからのセットプレーでアレハンドロ・ディアスのヘディングシュートが惜しくもゴールバーを掠めた。その数秒後、PUMASは右サイドを抜け出したフェリペ・モラがセンタリングを低いボールで挙げたものを相手ゴールキーパー:オスカル・ヒメネスが目測を誤って、自身の足に引っ掛けてしまいオウンゴールとなった。

 

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後半15分、パウル・アギラルがヴィクトル・マルコラをペナルティーエリア内で倒してしまい、ペナルティキックを献上。これをヴィクトル・マルコラが自身のキックにより、得点差を広げた。

 

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ロスタイムに入って、PUMASは更に途中出場したマルティン・バララガンペナルティキックを獲得。同じく途中出場したファン・イトゥルベがキッカーとして、3点目をマークした。

 

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PUMASは、13日の土曜日にアトレティコ・イサカテペックのホームスタジアムで最後のプレシーズンマッチを行なう。