Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2020年ガーディアンズ リギージャ準決勝 1stレグ Cruz Azul 4-0 UNAM

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クルス・アスルが、ホームのアステカ・スタジアムでPUMASを粉砕。決勝進出へ向けて、大きく前進
 

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クルス・アスルがほぼ決勝進出を決める、4−0でPUMASに大量得点勝ち。前半12分だけで3得点
 

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最後のリーグ優勝(8度目)から、23年。クルス・アスルが自身の歴史を証明する、前半のたった12分で非常に強力な攻撃を仕掛け、かつて黄金時代だった頃を彷彿とさせた。それはとてつもなく長い期間無冠に終わり、ようやくその出口とも言える新たな時代の到来を感じさせた。前半早々からパニックに陥ったPUMASに対して3−0というリードを奪うのに、12分だけで十分だった。そしてこのゴールラッシュで、決着を付けた。その報酬として、最終スコア4−0という結果を得たのである。
 

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試合開始の笛が鳴るやいなや、クルス・アスルはまるで獲物を狙う狼のように襲いかかった。コーナーキックとそのリバウンドボールを、オルベリン・ピネダがゴールエリア真ん中目掛けて蹴り込んだ。そして、ちょうどそのポジションにいたロベルト・アルバラドが胸トラップでボールを落とし、冷酷なフィニッシュで先制。
 

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しかし、それは序章に過ぎなかった。クルス・アスルはフィールド全体を支配し、おっかなびっくりなPUMASの攻撃からボールを奪ったパブロ・アギラルは、ペナルティーエリアの端まで到達。そこからボールを受けたルイス・ロモが放ったシュートはディフェンス陣に弾かれたが、さらに後ろから走り込んだラファエル・バカは躊躇わずにゴラッソを決め2−0。
 

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攻撃するたびに相手に激しいダメージを与え、PUMASはそれに対して守備の綻びを露呈。さらなるカウンタアタックから右サイドに開いたロベルト・アルバラドがヘディングでボールを落とし、そこへ走り込んだルイス・ロモが相手ゴールキーパー:フリオ・ゴンザレスの左サイドへ押し込み3点目。
 

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たった12分で3点。こうなると、もう手が付けられない。それでもPUMASはようやく緊張から解き放たれ、少しでもゲームメイクしようとした。しかしクルス・アスルもインテンシティを下げ、集中力を保ちながら規律正しい試合運びに終始した。PUMASは2本のシュートで応酬したが、抵抗はそこまでで終わった。
 

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そこからクルス・アスルは、カウンターアタックを狙うことに賭けた。ロベルト・アルバラドを上手く使うことでダメ押しを決めようとしたが、オフサイドトラップの罠に掛かりビデオ・アシスタント・レフェリーでゴールかと思われたプレーの判定を覆された。しかしそのミッションは、試合終了間際のアディショナルテイムにルイス・ロモが再びゴール。
 

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クルス・アスルはかつての栄光を取り戻したかのように、攻守に渡って圧倒的な試合運びで大量得点で、ほぼリギージャの決勝進出を手にした。あとはセカンドレグの行われるオリンピック・スタジアムにおける90分間で、仕上げをするだけとなった。
 

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