ケレタロＦＣが、ホームグラウンドでＰＵＭＡＳを止める
エース：ファン・イグナシオ・ディネンノの欠場に苦しんだ攻撃陣を擁するＰＵＭＡＳがボール支配率を有していたが、ケレタロＦＣがホームアドバンテージを利して２−０で倒す
ファン・イグナシオ・ディネンノの欠場第１試合目は、ＰＵＭＡＳにとって難しいものとなった。対ケレタロＦＣ戦を０−２と敗戦し、総合順位表の上位へ上がる可能性を断たれた。得点者は、ホセ・グロラとアンヘル・セプルベダであった。ＰＵＭＡＳはボール支配率で上回りパスの精度もそこそこであったにも関わらず、肝心なフィニッシュをミスした。ファン・ディネンノの代わりにマヌエル・モンテハーノをスタメン出場させたが、コレヒドーラ・スタジアムで大した活躍をすることが出来なかった。
驚くべきことに試合序盤の主導権は昨シーズン・ブービー賞だったケレタロＦＣが握り、それに対して準優勝チームだったＰＵＭＡＳがプレッシャーを掛けるという構図となった。ホームチームはフェルナンド・マドリガルが左サイドからシュートで脅かしたり、前半１２分にケビン・ラミレスがゴールポスト左直撃のシュートを放ったりして、得点チャンスを創出した。そのお返しとばかりにＰＵＭＡＳもまた、カルロス・グティエレスがファクンド・ワジェルへパスしワンタッチで左足のシュートを放ったものの、ゴール脇を逸れていった。
しかしケレタロＦＣが徐々に攻勢を強め、前半２２分ゴンサロ・モンテスからの正確なスルーパスを受けたホセ・グロラが相手ディフェンダー２人を交わし去り、ゴールを守るアルフレード・タラベラをも最後交わし切って、ボールをネットに突き刺して今シーズン初ゴールとなる先制点を挙げた。
ＰＵＭＡＳは引き続きプレッシャーを掛けボールを支配したが、得点には至らなかった。ケレタロＦＣはリードを保ったまま、容赦しなかった。ハーフタイム前にアントニオ・バレンシアが左サイドから抜け出し、素晴らしいセンタリングを供給。これをペナルティーエリア中央で待っていたアンヘル・セプルベダが正確に合わせて、ヘディングシュートを決め追加点。
前半３０分過ぎにはゴンサロ・モンテスがファン・パブロ・ビゴンへスライディングタックルをした際に主審が一発レッドカードを掲げた時にはケレタロＦＣにとって複雑な試合になりそうであったが、その後ＶＡＲ（ビデオ・アシスタント・レフェリー）でレビューした後にイエローカードへ訂正され事なきを得た。試合はそれ以上スコアへの反映は変わらないまま、ケレタロＦＣはホームゲームで勝利を維持し、総合順位表の第５位に上昇したが、ＰＵＭＡＳはトーナメントにおける初黒星を喫し、順位を第７位へと降下した。
