ホアン・バスケスは週定例記者会見で、今シーズン終盤において注意散漫になることは許されないと語った
「もうこれ以上、勝ち点を逃すことは出来ない。今節はアグアスカリエンテス(クラブ・ネカクサのホームグラウンド)でのアウェーゲームだが、ホームゲームであるかのように感じなければならない。神経質なプレーはもちろん、相手チームにボールを与えてはならない。ビジターゲームでもたくさんの個性が必要だし、勝つ事のみを考えなければいけない。」と、コメントした。
「今は、今節の対クラブ・ネカクサ戦に集中すべきだ。この試合は、最後の決勝戦の1つだ。残り試合全てをそう見ているし、4試合がどういう結果になるか?ではない。そんな悠長なことは、言っていられない。」
同じように、選手たち全員がクラブの代表なんだと強調した。
「出場する選手たちは、チームに自信を与える。それがプレーヤーだ。PUMASに所属する以上、諦めたままで終わってはならない。昨シーズンは誰もがリギージャ(プレーオフ)の決勝へ進出するとは思っていなかったので、そういう意味で最悪だった。自分にとっては、残り4試合が全てが決勝戦だ。それは1歩1歩考えるべきで、自分は今週の金曜日に行われる対クラブ・ネカクサ戦のみに集中している。」
そして、こう付け加えた。
「アンドレス・リリーニ監督は今週の3日間、チームを集中させた。彼は全員にチャンスを与え、我々はその期待に応えなければならない。まるで、実の父親みたいだ。今シーズンの終盤で、彼に喜んでもらえるような結果を出したい。過去のことをいつまでも思い出してはいられないが、昨シーズンは今のチーム陣容とほぼ同じだったので良く覚えている。いつも応援してくれる我々の家族やサポーター、そして自分たち自身に対して同じような結果(リーグ準優勝)を出したい。」と、強調した。
自身がこのクラブを代表する選手だと思うか?という質問に対して、こう答えた。
「自分が好きな言葉で、サッカーは嘘を付かないというものがある。自分はただチャンスを与えてくれるクラブや監督と助監督、チームメイトに感謝している。彼ら無しにはメキシコ代表に招集もされなかっただろうし、チームを代表する選手にもなれなかった。ピッチにおいて、喜んでそのことを示したい。いつも伝えて来たように、自信を伝えたい。最終ラインにおける守備や若手選手たちへのアドバイスとして、後ろ向きではなく前向きに。全てはハードワークと謙虚さ、そしてプレーをする際の態度だ。」
一方で東京オリンピック・サッカー競技のメキシコ代表へ招集されたことは、PUMASに加入しプレーをしていることが不可欠だったと述べた。
「前に所属していたCFモンテレイでは、招集された選手たちとの会話の中で『招集されることではなく、招集されてもプレーをさせてくれる時間が短いことが問題なんだ』というものがあった。移籍はリスクがあったかも知れないが、ハードワークと謙虚さが今の自分を生んだ。PUMASは、そういうチームなんだ。」
そういう意味でオーバエージを追加招集するかどうかは、オリンピック代表監督だけの決定であるとコメントした。
「その決定は、ハイメ・ロサーノ監督がすることだ。もし追加招集すれば、チームは良くなるだろう。1選手として、全ての決定を尊重する。自分は心中穏やかで、オリンピック代表で良い試合が出来れば、PUMASでも良いシーズンを送れる。もし誰かが追加招集されれば、歓迎するだろう。」
同じように1つの目標として、ヨーロッパでプレーをすることだと述べた。
「毎日、その事を考えている訳では無い。PUMASで注意散漫になってはならないし、そのことを忘れる訳にもいかない。今自分にとって唯一の目標は、残り4試合の決勝戦であってPUMASでのプレーに集中している。今のところ何も交渉で決まったことはないし、心配もしていない。今シーズン以降のことは、何も考えていない。自分はPUMASに自身の魂を燃やしていてリギージャへ進出したいし、PUMASはビッグクラブの1つであってリーグ優勝をするのに相応しいチームだから、そうあるよう願っている。」